アカウントキャッシュ
アカウント一次キャッシュに関する設定
アカウントキャッシュの性能改善のためにアカウントキャッシュとアカウントリストキャッシュとは別に一次キャッシュを作成する設定です。
※アカウントキャッシュの設定の詳細については、【アカウントキャッシュの仕組み】を参照してください。
表 アカウント一次キャッシュに関する設定
親要素 | default-values.system.account | ||
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要素 | 名称 | 初期値 | 説明 |
fast-cache-enabled | true | 一次キャッシュの有効/無効を設定。 | |
expiration-check-interval | 5 | キャッシュの更新情報ファイルをチェックする時間。単位は「秒」。 | |
fast-cache-recycle-time | 0 | 一次キャッシュを作り直す時間。単位は「秒」。0は再作成しない。 | |
記述例 | <account> <fast-cache-enabled>true</fast-cache-enabled> <expiration-check-interval>5</expiration-check-interval> <fast-cache-recycle-time>0</fast-cache-recycle-time> </account> |
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アカウントキャッシュ(二次キャッシュ)に関する設定
アカウントキャッシュの有効時間やキャッシュ内に登録するアカウント数、およびアカウントキャッシュの更新に利用されるトリガーファイルに関する設定を行います。
※アカウント一次キャッシュを有効にしている場合は、本設定は無効になります。アカウントキャッシュの設定の詳細については、【アカウントキャッシュの仕組み】を参照してください。
表 アカウントキャッシュに関する設定
親要素 | default-values.system.account | ||
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要素 | 名称 | 初期値 | 説明 |
account-cache-age | 600000 | アカウントキャッシュの有効時間。 単位は「ミリ秒」。 |
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account-cache-size | 70000 | アカウントキャッシュ内に情報を保持するアカウントの数。 | |
cache-expiration-check-interval | 1000 | トリガーファイルの更新チェック間隔。 単位は「ミリ秒」。 |
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cache-expiration-check-max-trigger-size | 1000 | アカウントキャッシュの更新契機とするトリガーファイル内のアカウント更新数。 | |
記述例 | <account> <account-cache-age>600000</account-cache-age> <account-cache-size>70000</account-cache-size> <cache-expiration-check-interval>1000</cache-expiration-check-interval> <cache-expiration-check-max-trigger-size>1000</cache-expiration-check-max-trigger-size> <enable-account-preloader>false</enable-account-preloader> </account> |
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アカウントリストキャッシュ(二次キャッシュ)に関する設定
アカウントリストキャッシュの有効時間や初回読み込み対象のユーザ・グループ、および先読みに関する設定等を行います。
※アカウント一次キャッシュを有効にしている場合は、本設定は無効になります。アカウントキャッシュの設定の詳細については、【アカウントキャッシュの仕組み】を参照してください。
表 アカウントリストキャッシュに関する設定
親要素 | default-values.system.account | ||
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要素 | 名称 | 初期値 | 説明 |
list-cache-age | 3600000 | アカウントリストキャッシュの有効時間。単位は「ミリ秒」 | |
list-cache-preload | (設定なし) | 初回起動時の読み込み対象とするユーザ・グループのMIDもしくはGID。 ※複数指定する場合はカンマ区切りで列挙してください。 |
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list-cache-preload-wait | 10 | アカウントリストキャッシュ先読み処理実施時のスリープ時間。単位は「ミリ秒」。 | |
記述例 | <account> <list-cache-age>3600000</list-cache-age> <list-cache-preload>1000001</list-cache-preload> <list-cache-preload-wait>10</list-cache-preload-wait> <enable-shared-list-cache>false</enable-shared-list-cache> </account> |
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Alice機能(新アカウントキャッシュ機能)利用設定
Alice機能を利用する設定です。デフォルトでは有効になっています。※Ver.4.1よりデフォルト値が"false"から"true"に見直されました。
※Alice機能の詳細については、【Alice機能(新アカウントキャッシュ機能)によるTomcat起動の高速化】を参照してください。
表 Alice機能利用設定
ファイル | default.xml | ||
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親要素 | default-values.system.account | ||
要素 | 名称 | 既定値 | 説明 |
enable-alice | true | [ false | true ] false: Alice機能を無効にする true : Alice機能を有効にする |
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要素 | 名称 | 既定値 | 説明 |
alice.quartz-sync.enable | false | [ false | true ] trueに設定するとアカウントキャッシュデータの定期更新が有効になります。(毎日決まった時間に自動的に同期処理を実行) |
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要素 | 名称 | 既定値 | 説明 |
alice.quartz-sync.cron-expression | 0 55 5 * * ? | [ cronに類似の形式(既定値は"毎日AM5:55") ] 自動更新を実行する時間を設定します。 “秒 分 時 日 月 曜日” ※cronと類似の設定方式です。詳細は以下のURLを参照してください。 http://www.quartz-scheduler.org/documentation/quartz-2.2.2/tutorials/crontrigger.html |
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要素 | 名称 | 既定値 | 説明 |
alice.list-cache-size | 1000000 | [ 1 ~ 2147483647 の整数値 ] リストキャッシュの最大サイズです。最大値を超えると古いキャッシュから無効化されますが、性能劣化を防止するため原則として最大値を超えないように設定してください。 |
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要素 | 名称 | 既定値 | 説明 |
alice.account-cache-size | 100000 | [ 1 ~ 2147483647 の整数値 ] アカウントキャッシュの最大サイズです。最大値を超えると古いキャッシュから無効化されますが、性能劣化を防止するため原則として最大値を超えないように設定してください。 |
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要素 | 名称 | 既定値 | 説明 |
superior-column-name | TEXTAREA09 | [ INSUITE上長・上長代行情報を保存するグループ詳細情報の項目名 ] INSUITE上長・上長代行情報が保存されるテーブル(IS_GROUP_EXT)上の項目名です。 |
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要素 | 名称 | 初期値 | 説明 |
superior-exception-mid | なし | [上長取得に失敗した場合の代用上長のMID] 上長の取得に失敗した場合の代用上長を設定します。代用上長ユーザのMIDを指定します。 ※Alice機能がONである場合のみ有効 |
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要素 | 名称 | 初期値 | 説明 |
alice.sync.timeout | 180 | Alice機能による同期処理のタイムアウト時間(単位:秒)を設定 |
ユーザ・組織の拡張項目を連携する設定
INSUITE管理画面で設定したユーザ・組織の拡張項目を連携するための設定です。 Alice機能(新アカウントキャッシュ機能)を利用している環境でのみ有効です。
表 ユーザ・組織の拡張項目を連携する設定
親要素 | default-values.system.account.alice.extInfo | ||
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要素 | 名称 | 初期値 | 説明 |
enable | false | アカウントキャッシュデータの更新時にINSUITEのユーザ・組織の拡張項目を連携するかを設定する。 true:連携する false:連携しない |
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記述例 | <system.account.alice.extInfo> <enable>true</enable> </system.account.alice.extInfo> |
ユーザ情報の写真を同期するかどうかの設定
INSUITEのユーザ情報の写真を同期するための設定です。 Alice機能(新アカウントキャッシュ機能)を利用している、かつユーザ・組織の拡張項目を連携している環境でのみ有効です。 写真の同期を行うには、INSUITEのバージョンとして、Ver.4.2.1、あるいは Ver.4.3.0 以降である必要があります。 また、差分同期を行う場合には、INSUITE Ver.4.6.0 以降が必要となります。
表 ユーザ情報の写真を同期するかどうかの設定
親要素 | default-values.system.account.alice.extInfo.image | ||
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要素 | 名称 | 初期値 | 説明 |
enable | false | INSUITEのユーザ情報の写真を同期するかどうかを設定します。 false:同期しない true:同期する |
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記述例 | <system.account.alice.extInfo.image> <enable>false</enable> </system.account.alice.extInfo.image> |