履歴一括削除

「履歴一括削除」画面は、サイドメニューにある「履歴一括削除」メニューをクリックすると表示されます。
このメニューは「全体プロセス管理者」に指定されたユーザにのみ表示されます。

機能概要

「履歴一括削除」画面では、終了済みのプロセスおよびサブプロセスの履歴を削除することができます。
蓄積された履歴を削除することで、データベースの容量および検索対象のデータを減らすことができるため、プロセスに関わる各種画面でのレスポンス改善に役立ちます。

  • 本機能は「全体プロセス管理者」のみ利用でき、サイドメニューに「履歴一括削除」が表示されます。
  • 本画面での削除は物理削除(※)です。論理削除ではありませんので、ご注意ください。
  • 削除対象を検索条件で絞ることができますが、検索結果にはサブプロセスが表示されません。しかし、付随するプロセスが削除されると、サブプロセスも同時に削除されます。
  • プロセスに付随するサブプロセスが1つでも終了していない場合は、削除することができません。選択したプロセスに関わるすべてのサブプロセスが終了している必要があります。
  • 削除対象のプロセスの条件として、プロセスが終了してからの経過日数を指定することができます。初期値は30日です。変更する場合は、default.xmlでの設定が可能です。
  • 一度に選択可能なプロセス数の初期値は100件です。変更する場合は、default.xmlでの設定が可能です。最大500件まで指定可能です。
  • 履歴一括削除画面に表示する1ページあたりの件数の初期値は20件です。変更する場合は、default.xmlでの設定が可能です。
  • プロセス履歴を削除した文書はプロセスを開始していない文書と見なされ、再度実施可能となります。

(※)プロセス履歴削除は物理削除であるため、設定した日数を経過していないプロセスは削除対象外となります。予め、設定した経過日数の間に削除対象テーブルのバックアップを取得することを推奨します。バックアップの対象は、『運用ガイド』に記載していますのでご参照ください。

画面構成

■ 履歴一括削除画面の構成

■ 検索欄

表 検索欄の表示項目

番号 項目名 説明
表示対象 ログインユーザのもつ権限で一覧の表示対象を絞り込みます。「進行管理権のある業務プロセスのみ」にチェックを入れると、ログインユーザが進行管理権を持つ業務プロセスの履歴のみが表示されます。
サブプロセスは検索結果には表示されませんが、プロセス削除時に付随するサブプロセスも同時に削除されます。
業務名と見出し 業務名、または見出しにあたるキーワードの入力欄です。
業務プロセス定義 「選択」ボタンをクリックして業務プロセス定義を選択、指定します。
ステータス 終了済み、強制終了、異常 のいずれかを指定します。
業務開始者 自分または、任意のアカウントを指定します。
デフォルトでは自分が指定されています。
業務開始日(期間指定) 業務を開始した日、もしくは業務を開始した日を含む期間を指定します。
業務終了日(期間指定) 業務が終了した日、もしくは業務が終了した日を含む期間を指定します。

■ 削除可能な履歴一覧

表 一覧の表示項目

番号 項目名 説明
選択済みのプロセス数 チェックボックスで選択した選択済みのプロセス数が表示されます。
業務名 業務プロセス名です。
一覧中の業務名をクリックすると、実施履歴一覧画面が開きます。
見出し 業務プロセス開始時につけた見出しです。
業務責任者(業務開始者) 業務を開始したユーザ名です。
業務開始日時 業務を開始した日時です。
業務終了日時 業務が終了した日時です。
ステータス 業務プロセス終了時の、業務プロセスの状態です。
ステータスについては「表 5-55ステータスについて」を参照してください。
選択したプロセスを削除 ボタンをクリックすると、チェックボックスで選択されたプロセスを対象に削除します。(削除確認画面に遷移します。)
検索条件ですべて削除 ボタンをクリックすると、指定された検索条件に合致するプロセスすべてを対象に削除します。(削除確認画面を表示します。)

削除対象について

削除処理が実行される「一括削除実行」ボタンクリック時、または「検索条件ですべて削除」ボタンクリック時に、削除対象となるのは以下の条件を全て満たすプロセス履歴です。

  • プロセスおよびそれに付随するサブプロセスが 「終了済」であること。
  • プロセスおよびそれに付随するサブプロセスが それぞれの「業務終了日時」から「削除可能となる日数(※)」を経過していること。
    (※)システム設定(default.xmlのdefault-values.hibiki.workflow.process .deletableAfterEndDays)で指定する日数×24時間

「検索条件ですべて削除」では、実際の削除処理を行う際に、再度、指定された検索条件で再検索した上で、上記削除条件を満たすかどうかをチェックし、削除します。そのため、削除実行前の画面で確認した削除対象と、実際に削除されるデータは異なる場合があります。

設定および利用画面

  1. 「全体プロセス管理者」設定画面
    本機能はこの「管理権限設定」-「全体プロセス管理者」で全体プロセス管理者に設定された対象者のみ利用できます。

  2. サイドメニュー
    全体プロセス管理者にはサイドメニューに「履歴一括削除」メニューが表示されます。

  3. プロセス履歴一括削除 初期画面
    この画面より削除したいプロセス履歴を検索します。

  4. プロセス履歴一括削除 検索結果表示画面
    削除可能なプロセスが表示されます。プロセスに紐付いているサブプロセスはプロセス削除と同時に削除されるため検索結果には表示されません。
    また終了日から指定した経過日数(初期値は30日)を経過していないプロセスは表示されません。
    プロセス履歴削除は物理削除であるため、設定した日数を経過していないプロセスは削除対象外となります。
    予め、設定した経過日数の間に削除対象テーブルのバックアップを取得することを推奨します。バックアップの対象は、『運用ガイド』に記載していますのでご参照ください。

表示された検索結果で問題なければ、プロセスを選択し「選択したプロセスを削除」または「検索条件ですべて削除」ボタンをクリックしてプロセスを削除します。

検索条件を指定または変更したにも関わらず、「検索」ボタンをクリックせずに「検索条件ですべて削除」ボタンをクリックした場合は、再度「検索」を実行するようアラートが表示されます。

  • 「選択したプロセスを削除」ボタンをクリックした場合
    削除確認画面
    「削除可能なプロセス」と「削除できないプロセス」がタブで表示されますので、削除対象を確認します。
    「一括削除実行」ボタンをクリックすると、一括削除が実行されます。
    削除時には付随するサブプロセスも同時に削除されます。

  • 削除可能なプロセスの表示
    削除可能なプロセス、そのプロセスに付随するサブプロセス数を確認します。

  • 削除できないプロセスがある場合の表示

下記いずれかに該当した場合、削除できないプロセスとして表示されます。

  • 削除対象のプロセスに付随するサブプロセスが終了していない。
  • 削除対象のプロセスに付随するサブプロセスの「業務終了日時」が「削除可能となる日数(※)」を経過していない。
    (※)システム設定(default.xmlのdefault-values.hibiki.workflow.process .deletableAfterEndDays)で指定する日数×24時間
    ※選択したプロセスを別の全体プロセス管理者が先に削除した場合、「選択したプロセス」に表示される件数と「削除可能なプロセス」と「削除できないプロセス」の合計件数が異なる場合があります。

削除完了画面
削除が完了すると削除完了画面に遷移します。

  1. 「検索条件ですべて削除」ボタンをクリックした場合
    削除確認画面
    「一括削除確認」ダイアログが表示され、「削除」ボタンをクリックすると、一括削除が実行されます。

削除完了画面
削除が完了すると削除完了画面に遷移します。
削除できないプロセスがあった場合は件数とその原因が表示されます。
複数の原因がある場合も、集約して表示されます。