文書一覧

文書一覧画面は、バインダに登録されている文書を一覧で表示します。この画面から文書の閲覧や編集を行います。文書一覧画面の表示項目はビュー定義で行います。定義については【ビュー定義】を参照してください。

※閲覧権限で制御しているレイアウトブロックの部品については、文書一覧で表示制御されますが、閲覧可能条件で制御しているレイアウトブロックの部品については、文書一覧では表示制御されません。

ビューの切り替え

文書一覧画面ではビュー定義に従ってタブが表示されます。それぞれのタブをクリックすると表示を切り替えることができます。

※ 当該バインダの「文書更新情報」が「非公開」に設定されている場合は、バインダ管理者を除き「登録ユーザ」「登録日時」「最終更新ユーザ」「最終更新日時」が文書一覧画面に表示されません。

グラフ表示機能

グラフは、表示している文書一覧の文書数のうちの、各文書に含まれる選択系部品の値の割合を算出したものを表示します。

対象の部品

グラフの集計対象となる部品は以下です。

  • 単一選択(メニュー)、単一選択(項目)
  • 入力可能な単一選択(メニュー)
  • 複数選択
  • アカウント選択(メニュー)、アカウント選択(ポップアップ)
  • バインダ参照ボタン

グラフの表示条件

グラフは、以下の条件を両方満たしている場合に表示されます。

  • フォーム定義に集計対象となる部品(既述の「対象の部品」を参照)が定義されていること。
  • 閲覧中のビューのビュー定義にて、以下のいずれかに対象部品が設定されていること。
  • 表示項目

  • 検索項目

  • ツリー

起動とグラフ表示の手順

グラフの起動

グラフの表示条件を満たしている場合、文書一覧画面の「○件中○~○件を表示しています。」というメッセージの右に 「グラフ」アイコンが表示されます。「グラフ」アイコンをクリックすると、グラフダイアログが起動します。

グラフの表示

グラフダイアログの初期画面に集計結果を表示させるには、

① 集計対象項目プルダウンから集計対象とする項目を選択します。

② 集計値項目プルダウンから集計値とする項目を選択します。

または いずれかのグラフ描画ボタンを押下します。

④ グラフ描画ボタンを押下すると、選択した集計対象項目の集計が行われ、グラフが表示されます。

※ 集計対象項目を選択せずにグラフ描画ボタンを押下すると、「集計対象項目を選択してください。」というメッセージが表示され、グラフ描画が行われません。

グラフの表示を円グラフ←→棒グラフに切り替える場合は、グラフが表示された状態で、それぞれのグラフ描画ボタンを押下すると、表示が切り替わります。

数値集計

集計値項目として数値部品(数値入力ボックス、自動更新部品(数値型))を選択した場合は、集計方法として部品件数、合計、平均から選択することができます。

① 集計値項目として数値部品を選択し、集計方法プルダウンから集計方法とする項目を選択します。

または いずれかのグラフ描画ボタンを押下します。

③ グラフ描画ボタンを押下すると、選択した集計対象項目に対応する数値部品の集計が行われ、グラフが表示されます。

グラフ画面の詳細

グラフダイアログに表示される各項目について、図と表で以下に示します。

表 グラフダイアログの各部の名称

番号 項目名 説明 備考
ヘッダ グラフダイアログのヘッダです。
この部分にカーソルを置いてドラッグアンドドロップをすると、ダイアログの移動が可能です。
別ウィンドウボタン:グラフを別ウィンドウで開きます。(※表の下参照)
ダイアログボタン:グラフダイアログを閉じます。(※表の下参照)
閉じるボタンを押下してグラフダイアログを閉じると、集計・グラフ表示に使用したデータは次にグラフダイアログを開くときまで保持されます。集計データのリフレッシュについての詳細は【グラフ表示の更新のタイミングについて】を参照してください。
集計対象項目選択プルダウン グラフ集計したい項目を選択するプルダウンです。 集計対象項目選択プルダウンについての詳細は【集計対象項目について】を参照してください。
集計値項目プルダウン 集計値として使用したい項目を選択するプルダウンです。 集計値項目プルダウンについての詳細は【集計値項目について】を参照してください。
集計方法プルダウン 集計方法として使用したい項目を選択するプルダウンです。 集計値項目に数値部品が選択されている場合のみ表示されるプルダウンです。集計方法プルダウンについての詳細は【集計方法について】を参照してください。
グラフ描画ボタン 描画したいグラフのタイプのボタンを押下すると、グラフ描画エリアに集計対象項目プルダウンから選択した項目のグラフが描画されます。(※表の下参照)
グラフ描画エリア グラフが描画されるエリアです。円グラフ描画ボタンを押下すると円グラフが、棒グラフ描画ボタンを押下すると棒グラフが描画されます。
表の表示エリア グラフ描画ボタンを押下したときに、集計結果の詳細が表として表示されます。

補足
:別ウィンドウボタン
:ダイアログボタン
:円グラフ描画ボタン
:棒グラフ描画ボタン

表の「その他」について

「その他…」の値は、集計結果ではグレーの色分けで表示されます。

表では、「その他…」はリンクになっており、リンクをクリックすると「その他…」としてまとめられた集計対象項目内の各選択項目が、一覧として「その他…」の下に表示されます。

  • 表の「その他」について

集計した結果、表示中のビューに集計対象項目が16項目以上あり、かつ総件数に占める割合が5.0%以下の項目については、集計結果中の表示では「その他…」としてまとめられます。「その他…」にまとめられた値があるとき、表の表示エリアの上に「5%以下のデータはその他にまとめています。」というメッセージが表示されます。
各項目の集計結果中の比率は、小数点第2位を四捨五入した小数点第1位までの値が表示に使用されます。16項目以上検索されるとき、「その他…」にまとめられるか個別の値として表示されるかは、小数点第2位までの計算結果が5.05%未満か5.05%以上かで区別されます。

表 比率の集計結果と実際の表示例

各選択項目の比率の計算
結果(小数点第2位まで)
グラフダイアログ中での表示 集計対象項目の検索結果が
16項目以上のときの表示
集計対象項目の検索結果が
15項目以下のときの表示
5.04% 5.0% 「その他…」としてまとめて表示 個別の項目として表示
5.05% 5.1% 個別の項目として表示 個別の項目として表示

集計対象項目について

集計対象項目に表示される項目について説明します。

項目名について

集計対象項目に表示される項目名は、フォーム定義の部品定義または、ビュー定義で設定された名称が表示されます。項目名として使用される優先度は下表になります。

表 項目名として使用される優先度

優先度 ラベル表示の設定箇所※
1 ビュー定義で指定された列名
2 部品定義で指定された項目名
3 列名・項目名ともに設定がない場合は、部品定義の入力タイプ名

また、集計対象項目に表示される文字列は25バイトまでです。25バイト以上の文字列は省略されます。

25バイト以上の文字列を集計項目プルダウンに表示する例

表示順

項目名の表示順は下表のとおりです。

表 項目名の表示順

表示順 条件
1 ビュー定義で指定された表示項目の部品順
2 ビュー定義で指定された検索項目の部品順
3 ビュー定義で指定されたツリーの部品順
4 表示中のビュー以外の、閲覧権限を持つビューで
表示項目設定順→検索項目→ツリー設定に設定されている順

文書一覧で表示されている項目がまず表示され、次に検索項目に指定されている項目が表示され、次にツリーに表示されている項目が表示されるという順になります。その後、閲覧権限をもつ他のビューの項目が表示されます。

集計値項目について

集計値として使用できる部品・項目は以下の通りです。

  • 文書件数
  • 文字列入力ボックス
  • 数値入力ボックス
  • 文章入力エリア
  • リッチテキスト
  • 複数選択
  • 単一選択(メニュー)、単一選択(項目)
  • 入力可能な単一選択(メニュー)
  • 日付選択
  • ファイルフォルダ
  • 画像
  • アカウント選択(メニュー)、アカウント選択(ポップアップ)
  • 文書リンク
  • バインダリンク
  • 自動採番
  • バインダ参照ボタン
  • 自動更新部品
  • カテゴリ

※集計値として選択されている項目が空欄の文書は、集計対象から除外されます。

集計方法について

集計値に数値部品を選択した場合に、集計方法を選択することができます。

集計方法として使用できる項目は下表の通りです。

表 集計方法一覧

表示順 条件
部品件数 集計値として選択した部品に値が入力されている文書の件数
合計 集計対象別の集計値の合計
平均 集計対象別の集計値の平均

権限について

閲覧権限が制限されているレイアウトブロックにある部品は、閲覧権限を持たないユーザにはグラフの集計対象項目として表示されません。

グラフを別ウィンドウで開く

「グラフ」ダイアログは、フレーム内でしか移動できません。グラフ別ウィンドウで開く、または印刷、ポートレットのURLを知りたい場合は、別ウィンドウで開きます。

ヘッダにある アイコンをクリックすると、「グラフ」ダイアログが別のウィンドウとして開きます。

別ウィンドウで開く際のグラフのデータについて

グラフを別ウィンドウで開く際に表示されるグラフのデータは、文書一覧に表示されているデータではなく、別ウィンドウで開く際に再取得した最新のデータです。文書一覧を表示後にしばらく時間が経過し、文書データに変更があったとしても、最新の集計結果が表示されます。

集計結果の見方

集計結果として表示されたグラフの見方を説明します。

■円グラフ

円グラフは、0度から右回りに、占める比率が高い順から項目が表示されます。
円グラフで色分けごとに表示される値は、各項目の件数が検索条件に一致した総件数に占める比率です。比率は、小数点第2位の値は四捨五入され、小数点第1位まで表示されます。
円グラフ上の比率にマウスオーバーすると、該当する項目名がツールチップで表示されます。

■棒グラフ
棒グラフでは、占める比率が高い順に左から各項目の棒グラフが表示されます。棒グラフの縦軸に、項目の件数が表示されます。

表の見方

各グラフの下に表示される表には、グラフの詳細が表示されます。

集計値項目に文書件数を指定した場合:

集計値項目に数値部品以外を指定した場合:

集計値項目に数値部品を指定した場合:

表 表の各部の名称

番号 項目名 説明
集計対象項目 集計対象項目プルダウンで選択したラベルが表示されます。表示中のビューで検索された、集計対象項目である部品で定義されている項目名を表示します。
集計値項目 集計値項目プルダウンで選択したラベルが表示されます。「文書件数」か、表示中のビューで検索された、集計値項目である部品で定義されている項目名を表示します。
集計方法 集計方法プルダウンで選択した集計方法が表示されます
集計項目 表示中のビューで検索・集計された集計値を、項目別に表示します。最下行には合計として、集計値の総件数(合計値)を表示します。
比率 表示中のビューでの総検索件数を100%としたときの、各項目の比率を表示します。

※ 表中の項目の表示順は件数の降順です。

集計した結果、同件数だった項目の表示順は部品ごとに異なります。下表に集計対象項目となる部品別の同件数の項目の表示順を示します。

表 集計結果が同件数だった場合の表示順

対象部品 同件数の項目の表示順
単一選択(メニュー、項目)
複数選択
選択項目定義(部品定義)のID順
入力可能な単一選択 五十音順、アルファベット順
アカウント選択(メニュー、ポップアップ) アカウントID順
バインダ参照ボタン 五十音順、アルファベット順
  • グラフ表示の更新のタイミングについて

グラフを表示後、 ボタンを押下してグラフウィンドウを閉じた後、再度「グラフ」アイコンを押下すると、先に表示していたグラフが表示されます。その後続けて、他のビューに遷移したり、他画面に遷移して文書一覧に戻ったりすると、グラフダイアログは閉じています。再度ダイアログを表示させると、初期状態に戻ります。また、グラフが更新されるタイミングは、文書一覧に表示される文書が変わった時です。グラフダイアログを表示したまま、以下の操作を行うとグラフ表示が更新されます。 - 検索条件を指定して検索ボタンを押下した時 - ツリーの項目を選択した時 - グラフの集計対象項目の値が更新または削除された場合

文書一覧画面の印刷

現在、文書一覧に表示されている文書を対象として印刷を行います。

印刷対象は以下の項目です。印刷の対象となるのは、現在表示している文書の一覧であり、印刷対象のページや文書数の指定はできません。

  • 画面名
  • ユーザ名
  • 表示中のビュー名
  • 表示中の件数
  • 表示中の一覧

手順

「文書一覧」画面に、印刷するページを表示して、表示件数の右に配置されている 「印刷」アイコンをクリックします。

印刷プレビュー画面が開きます。

「印刷プレビュー」画面にて、 「印刷」アイコンをクリックすると、お使いのプリンターの「印刷」ダイアログが表示されます。

文書一覧・ビュー情報画面

「文書一覧・ビュー情報」画面は、文書一覧画面・ビューに関する情報を表示するための画面です。各ビューに表示されている 「インフォ」アイコンをクリックすると、「文書一覧・ビュー情報」画面がポップアップウィンドウにて開きます。

表 文書一覧・ビュー情報画面の項目

項目名 説明
バインダ名 現在表示しているバインダの名前を表示します。
ルートフォルダからの位置も確認できる表示です。
現在参照している一覧ビュー 「インフォ」アイコンをクリックしたビューの名前を表示します。
文書一覧画面のURL 表示中ビューが登録されているバインダのデフォルトビューのURLが表示されます。各URLの説明を以下に示します。
通知用(フレームあり) コピー・貼り付けして使用できるURLです。フレームも表示されます。
フレームなし ヘッダ・サイドメニューを除く一覧の部分のみが表示される、フレーム表示しない画面のURLです。
ポートレット用 ポートレット設定画面のターゲットURLにコピーして使用できるURLです。
一覧ビューのURL 現在、表示中の一覧ビューのURLが表示されます。各URLの説明を以下に示します。
通知用(フレームあり) コピー・貼り付けして使用できるURLです。フレームも表示されます。
フレームなし ヘッダ・サイドメニューを除く一覧の部分のみが表示される、フレーム表示しない画面のURLです。
ポートレット用 ポートレット設定画面のターゲットURLにコピーして使用できるURLです。
初期の並び順 参照しているビューに定義されたデフォルトソートが表示されます。ソートの優先順に、部品IDと部品名(もしくは一覧項目名)、昇順か降順かの並び替え方向が表示されます。

URL共有

「バインダ概要」にて「URL共有」を表示する設定にしている場合は、文書一覧画面に 「URL共有」アイコンが表示されます。 「URL共有」アイコンをクリックすると、画面のURLがクリップボードにコピーされます。

※ 同様に、文書詳細画面などの各画面でも「URL共有」アイコンを表示させることができます。

検索ボックス

「ビュー定義」にて「検索項目」が設定されている場合は、文書一覧画面の一覧の上に「検索メニュー」が表示されます。「検索メニュー」をクリックすると「検索パネル」が表示され文書の検索を行う事ができます。

※ 検索項目の設定方法に関しては、【ビュー定義】をご参照ください。

ツリーの表示

「ビュー定義」にて「ツリー設定」が行われている場合は、文書一覧画面の一覧表の左上にツリーが表示されます。
ツリーの設定方法に関しては、【ビュー定義】をご参照ください。

※「 」ボタンを押下すると、現在閉じている階層を開いて表示できます。「 」ボタンを押下すると、現在表示されている階層表示を閉じる事ができます。

文書一覧からのCSV出力

現在、選択しているビューの表示内容に従って文書情報をCSVファイル形式で出力します。

CSV出力は文書一覧とサイドメニューから出力できますが、動作が異なります。詳細は【CSV出力】を参照してください。

文書一覧のCSV出力権限

CSV出力ボタンが表示されるユーザは、以下の条件のいずれかを満たすユーザです。

  • 文書アクセス権限で一括操作権限がある。

  • バインダ属性のCSV入出力の対象ユーザにログインユーザが指定されている。

手順

CSV出力対象のビューを表示した状態で、「CSV出力」ボタンを押下します。

CSV出力の対象ファイルを選択する画面が表示されますので、リンクをクリックしてファイルをダウンロードしてください。