プロセスエンジンの管理者の指定

プロセスエンジンのシステム管理を行うユーザを指定します。

プロセスエンジンの管理権限は、2種類あります。

全体プロセス管理者は、プロセスエンジン全体の管理者であり、全ての業務プロセス定義の閲覧・定義更新権の取得ができます。

業務プロセス追加可能者は、業務プロセスの追加が可能な権限のみ保有します。

プロセスエンジンの管理者を指定できるのは管理権限ユーザのみです。

※ 全体プロセス管理者を指定するまでは、プロセスエンジンの運用を始める事ができません。

手順

管理権限ユーザのアカウントにてログインし、プロセスエンジンのトップ画面に遷移します。プロセスエンジンのサイドメニューから「管理権限設定」メニューをクリックします。

管理者権限設定画面が開きます。「全体プロセス管理者」と「業務プロセス追加可能者」の設定タブに分かれていますので、設定が必要なタブを選択し、それぞれの画面で管理者を指定します。「選択」ボタンを押下し「ユーザ・グループ選択」を起動し任意のユーザ・グループを選択します。

解除は「ユーザ・グループ選択」画面から、もしくは管理者権限設定画面のアカウント横にある「×」ボタンからも可能です。指定後、「適用」ボタンを押下します。それぞれ「全体プロセス管理者の設定を保存しました。」「業務プロセス定義者の設定を保存しました。」というメッセージが表示され、設定が保存されます。

※ ユーザ・グループ選択画面の操作については【ユーザ・グループの指定と解除】を参照してください。

※ プロセスエンジンの管理者の詳細については「リファレンスガイド~プロセスエンジン編~」を参照してください。

※ SmartDB SLでは「管理権限ユーザ」「SmartDB管理者」「全体プロセス管理者」の3つの権限を合せ持つ「デフォルト管理ユーザ」があらかじめ設定されています。

ユーザ・グループ

SmartDBにて使用するユーザ・グループの仕組みを説明します。グループには「組織」「プロジェクト」「役職グループ」という3つのタイプが存在し、すべてのユーザは必ずひとつ以上のグループに所属しています。

※ 本書において「グループ」という言葉を用いる場合は、「組織」「プロジェクト」「役職グループ」の3つのグループを指します。

組織

SmartDBのユーザを所属している部署ごとにまとめます。「組織」同士には親子関係が存在し、組織全体でひとつの階層構造を持ちます。

表 組織におけるポジション

「組織」におけるポジション 特徴
組織 オーナー プライマリオーナー 「組織」の管理者にあたるユーザです。セカンダリオーナーを指定する権限を持ちます。
セカンダリオーナー 「組織」の各種設定権限を持ちます。プライマリオーナーにより指定されます。
所属ユーザ プライマリ所属ユーザ 「組織」の通常所属ユーザです。プライマリ所属ユーザとして所属できる組織はひとつのみです。
セカンダリ所属ユーザ 「組織」の通常所属ユーザです。セカンダリ所属ユーザとしては、複数の組織に所属可能です。

プロジェクト

SmartDBのユーザをプロジェクトに属するメンバーでまとめます。プロジェクトは必ずいずれかの組織の下に登録されます。プロジェクトに対して直上の組織を「親組織」と呼びます。

役職グループ

SmartDBのユーザを会社での役職ごとにまとめます。「部長グループ」「課長グループ」といったように部署間を越えたユーザの集まりとして使用します。「プロジェクト」との主な違いは、「親組織」を持たないことです。

図 組織構成の例