出力ログとその説明

FATALとERRORレベルでお問い合わせの多いログについて以下に説明します。

FATALレベルのログ

表 FATALレベルのログ

出力内容 説明
2010-02-16 19:31:30,523 FATAL system.LoggingExceptionHandler
(LoggingExceptionHandler.java:130) : …ClientAbortException:
java.net.SocketException: Broken pipe
クライアントとサーバの通信が失敗した場合に出力されます。
クライアントで操作中にサーバ側の応答を待たずに、ブラウザを閉じた場合、他の画面に遷移した等によって出力されます。
2011-11-04 17:41:02,293 FATAL action.HibikiDispatchAction
(HibikiDispatchAction.java:63) : error trying to verify session
jp.co.dreamarts.insuite.common.session.SessionException: an Exception occured during verifying session
セッション情報を確認する際に発生しているエラーです。以下の原因が予想されます。
・ユーザセッションをチェックする際、データベースに接続できなかった。
・セッションチェックのタイミングでユーザがログアウトした。
・サーバの負荷が高く、セッションチェックがタイムアウトした。

ERRORレベルのログ

表 ERRORレベルのログ

出力内容 説明
2011-11-04 17:37:02,244 ERROR system.LoggingExceptionHandler
(LoggingExceptionHandler.java:90) :
org.apache.commons.dbcp.SQLNestedException: Cannot get a connection, pool exhausted
コネクションプールが枯渇しており、データベースのコネクションが取得できないエラーです。DBサーバの負荷が高い場合等に発生します。サーバの負荷状況を確認してください。また必要に応じてhibiki.xmlにてコネクション数を増やしてください。
2010-09-17 17:55:36 CoyoteAdapter リクエストの処理中にコネクタで例外又はエラーが発生しました java.lang.OutOfMemoryError: Heap space メモリが枯渇しているエラーです。Javaのヒープ領域(HeapSpace)が不足してエラーが発生しています。
2010-09-17 17:55:36 CoyoteAdapter リクエストの処理中にコネクタで例外又はエラーが発生しました
java.lang.OutOfMemoryError: PermGen space
メモリが枯渇しているエラーです。Javaのオブジェクトのための領域(PermGen)が不足しています。バージョンアップやアドオンの有無によって見直しが必要な場合があります。Tomcat起動時のパラメータであるPermSizeのチューニングを検討してください。
2010-02-17 03:01:30,884 ERROR util.JDBCExceptionReporter
(JDBCExceptionReporter.java:78) : I/O例外です。: The Network Adapter could not establish the connection
ネットワークの接続が確立できずデータベースに接続できないエラーです。hibiki.xmlのDB接続設定、DBサーバの状態、listenerの状態を確認してください。
2011-01-11 11:17:00,486 ERRORlog.SimpleLog4JLogSystem
(SimpleLog4JLogSystem.java:143) : VelocityViewServlet: Exception processing the template: ClientAbortException: java.net.SocketException: Connection reset
処理中にブラウザを閉じて強制終了した場合に出力されます。
2010-12-28 13:20:01,261 ERROR server.AbstractServerAPIItemDataMap
(AbstractServerAPIItemDataMap.java:546) : no such value 11 in Choice item 10103
アドオンで文書コピーのAPIを実行した場合に発生します。
文書コピー時にコピー元とコピー先の選択系の部品の定義が異なり、選択肢の存在チェックでエラーになっています。
アドオン側での例外処理を追加してください。