TomcatとJREのアップグレード

Tomcatのアップグレード手順

※ Tomcat 9はLuxor Ver.2.4.0からサポート開始されます。
Luxorモジュールを変更せず、Luxorで使用するTomcatを単独でアップグレードする場合の手順を記載します。
Apache Tomcatのサイトから、Tomcatの最新版をダウンロードします。
ここでは以下のモジュールを使用する前提で説明します。
Tomcat : apache-tomcat-8.5.40.tar.gz

【1】 サービスを停止

Luxorで使用するTomcatをアップグレードする前に、Tomcatサービスを停止してください。

# service solrTomcat stop

【2】 Tomcatモジュールをダウンロード

① Apache Tomcatのオフィシャルサイト(http://tomcat.apache.org/) にアクセスし、Tomcat8のダウンロードページを開きます。

② "Binary Distributions"のCOREのtar.gzを選択し、apache-tomcat-8.5.40.tar.gz(2019/04時点)のモジュールをダウンロードします。

【3】 ダウンロードファイルを展開

ダウンロードしたファイルを、Luxorサーバの/usr/local/luxor配下へコピーして、そのルート配下に解凍します。

# cd /usr/local/luxor/
# tar xvzf apache-tomcat-8.5.40.tar.gz
# chown -R webadmin:webadmin apache-tomcat-8.5.40

【4】 設定の変更

① Luxor Ver.2.6.0のsetup.confを開きます。

# cd /root/luxor.2.6.0/
# vi setup.conf

② tomcatInstallDir設定を変更します。フルパスを設定してください。

tomcatInstallDir=/usr/local/luxor/apache-tomcat-8.5.40

③ tomcatInstallDir設定変更を反映して、solr.warを転送します。

# sh setup.sh -update

【5】Tomcatを起動

① Tomcatサービスを起動します。

# service solrTomcat start

② /usr/local/luxor/tomcat/logs/catalina.outを確認し、起動バージョンがTomcat8.5であることを確認します。

例)下記が出力されていることを確認

Starting Servlet Engine: Apache Tomcat/8.5.40

以上でアップグレードは完了となります。

【6】動作コマンドによる確認方法

次のコマンドを実行してください。

※LuxorのAbout画面にて、全てのCoreが問題なくReloadされた(各Coreのサイズが平常通り表示される)ことを確認したうえ、installCheckを実行してください。

# cd /root/luxor.2.6.0
# sh setup.sh -installCheck

実行の結果

(a) 実行に問題がなければ、以下のメッセージが出力されます。

installCheck SUCCESS!

(b) 問題がある場合、以下のメッセージが出力されます。installCheck.logの内容を確認してください。

installCheck failed. See ./installCheck.log

(c) Luxorが正しくインストールされ、添付ファイルダウンロードやINSUITEあるいはSmartDBへ接続失敗した場合、以下のメッセージが出力されます。

installCheck SUCCESS! But can't connect to INSUITE or SmartDB server, please see ./installCheck.log

※ installCheck.logの内容を確認してください。

JREのアップグレード手順

※ Java11はLuxor Ver.2.2.0からサポート開始されます。

Luxor Ver.2.2.0からJava8はサポートされなくなり、Ver.2.2インストーラーで構築する場合、通常のインストール作業を実施する前にかならずJava11をインストールしてください。

Luxorで使用するJREのアップグレード手順を記載します。例として、jre1.8.0_Xのアップデート手順を記載します。以降の説明については、Xを適用するバージョンに適宜読み替えてください。

【1】 サービスを停止

JREをアップグレードする前に、Tomcatを停止してください。

# service solrTomcat stop

【2】 JREモジュールのインストール

今後のバージョンでは、Oracle JDK に加え、オープンソース版の JDK(Open JDK) もサポートします。
それぞれのオフィシャルサイトでJREのモジュールをダウンロードしてください。

※以降は64bitのopenjdk-11.X.X_linux-x64_bin.tar.gzをダウンロードしたものとします。

Xはバージョン番号、適当に書き換えてください。

ダウンロードしたファイルを、適当なフォルダーに展開及びインストールをしてください。
以下はインストールの例です。
Luxorサーバの/usr/local/luxor配下へコピーして、そのルート配下に解凍します。

# cd /usr/local/luxor
# tar zxvf openjdk-11.X.X_linux-x64_bin.tar.gz
# chown -R root:root jdk-11.X.X

【3】 設定の変更

① Luxor Ver.2.6.0のsetup.confを開きます。

# vi setup.conf

② javaInstallDir設定を変更します。フルパスを設定してください。

javaInstallDir=/usr/local/luxor/jdk-11.X.X

③ javaInstallDir設定変更を反映します。

# sh setup.sh -reflectConf

【4】Tomcatを起動

Tomcatサービスを起動します。

# service solrTomcat start

以上でアップグレードは完了となります。

【5】動作コマンドによる確認方法

次のコマンドを実行してください。

※LuxorのAbout画面にて、全てのCoreが問題なくReloadされた(各Coreのサイズが平常通り表示される)ことを確認した上、installCheckを実行してください。

# cd /root/luxor.2.6.0
# sh setup.sh -installCheck

実行の結果

(a) 実行に問題がなければ、以下のメッセージが出力されます。

installCheck SUCCESS!

(b) 問題がある場合、以下のメッセージが出力されます。installCheck.logの内容を確認してください。

installCheck failed. See ./installCheck.log

(c) Luxorが正しくインストールされ、添付ファイルダウンロードやINSUITEあるいはSmartDBへ接続失敗した場合、以下のメッセージが出力されます。

installCheck SUCCESS! But can't connect to INSUITE or SmartDB server, please see ./installCheck.log

※ installCheck.logの内容を確認してください。