追加・改善機能《その他》

アカウント連携APIのグループ更新には、プロジェクト/役職グループの所属ユーザの置き換えアップデートを対応しました。

Ver.4.10.2 ise-3306

概要

従来アカウント連携APIのグループ更新(updateGroup)では、プロジェクトと役職グループの所属ユーザの追加ができるが、所属ユーザの置き換えアップデート(更新と削除)は対応しませんでした。今回追加されたパラメータ(pjt_user_replace、title_user_replace)の指定により、プロジェクトと役職グループの所属ユーザの更新と削除も可能になります。

更新後のupdateGroupの引数

パラメータ名 説明 必須 MultiLang
on

off
proc createGroup
type グループタイプ
(1:グループ 2:プロジェクト 3:役職グループ)
[LANG]_name 名前
parent_ext_gid 親グループ外部キー
group_join プロジェクトの場合、参加許可フラグ
(1:自由に参加 2:オーナーが登録)(*1)
permit プロジェクトの場合、所属ユーザ・グループの公開
(1:公開する 2:参加者以外には公開しない)(*2)
name 名前
kana ふりがな
alpha アルファベット(*3)
sort_level ソートレベル
primary_ext_mid プライマリ所属ユーザの外部key(","区切り)
※プロジェクト、役職グループの場合は"所属ユーザ
secondary_ext_mid セカンダリ所属ユーザの外部key(","区切り)
gid グループ内部GID
primary_mid プライマリ所属ユーザのMID
secondary_mid セカンダリ所属ユーザのMID
parent_gid 親グループ内部キー
pjt_user_replace プロジェクトの所属ユーザの置き換えアップデート可否を指定します。
(true:可 falseまたは未指定:不可)
title_user_replace 役職グループの所属ユーザの置き換えアップデート可否を指定します。
(true:可 falseまたは未指定:不可)

例、 アカウント連携APIでグループ更新する際、上記追加されたプロジェクトの所属ユーザの置き換えアップデートプラメータをtrueに指定すると、primary_mid(グループのプライマリ所属ユーザのMID)に指定されているユーザでプロジェクトの所属ユーザを置き換えアップデートします。

INSUITEログアウトに関連する動作改善

Ver.4.10.2 ise-3298

概要

INSUITEのユーザログアウトに関連する動作を改善しました。 SAML認証によるSSOを利用する場合、INSUITEのログアウトボタンボタンによるログアウトする際、INSUITEのログアウトだけではなく、Ipdサーバからログアウトすることも可能になります。

SAML認証のログアウト設定

INSUITEからログアウトする際、SAML認証設定するIdpサーバからもログアウトするため、SAML認証環境設定にIdpログアウト用のURLの設定、及びIdp側SAMLログアウトエンドポイントの設定が必要となります。

■SAML認証環境設定:INSUITE管理>メンテナンス>SAML認証環境設定 (ADFS認証する場合の設定例) 2020-06-17_14h00_21

PC版ログアウト用のIdPのURLSP版ログアウト用のIdPのURLにIdpのログアウトURLを指定します。(ログアウト用のIdPのURLはIdp側にご確認ください。)

  • PC版ログアウト用のIdPのURL指定あり、SP版ログアウト用のIdPのURL指定なしの場合、SP版ログアウトする際、PC版ログアウト用のIdPのURLを参照します。
  • PC版とSP版ログアウト用のIdPのURLを両方指定なしの場合、通常のINSUITEのみログアウトすることとなります。

■SAMLログアウトのエンドポイント設定

IdpサーバとしてADFSを利用する場合を例に、SAMLログアウトエンドポイントの設定方法を説明します

1.ADFS管理ツールから「AD FS管理」→「証明書利用者信頼」をクリック、証明書利用者信頼リストから指定する証明書をダブルクリックして証明書のプロパティ設定を表示します。

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2.「エンドポイント」タブを表示し、「SAMLの追加」ボタンをクリックします。

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3.「エンドポイントの追加」画面に、「エンドポイントの種類」と「信頼されたURL」を指定して、OKボタンをクリックします。

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  • エンドポイントの種類: SAMLログアウト
  • 信頼されたURL: https://[INSUITE FQDN]/cgi-bin/logout.cgi

4.適用ボタンをクリックし、設定を完了します。

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INSUITEログアウトによるIdpもログアウトする場合のログアウト完了画面

・SAML認証でAzureAD(Azure Active Directory)を利用する場合のINSUITEログアウト完了画面

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・SAML認証でADFS(Active Directory Federation Services)を利用する場合のINSUITEログアウト完了画面

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制限事項

INSUITE管理画面の強制ログアウトによるユーザを指定して強制ログアウトする場合、INSUITEのみをログアウトします。IDPのログアウトを実施しません。