全体

新アカウントキャッシュ機能(Alice)が有効な環境で上長取得ロジックを改善

Ver.4.5.0 SDB-2799

概要

新アカウントキャッシュ機能(Alice)が有効な環境において、業務プロセスでの上長取得を行う場合に、一部の機能でキャッシュを利用せず、SOAP API経由でINSUITEへアクセスしている箇所がありました。 Aliceが有効な環境では、キャッシュを使うよう、改善しました。 従来はSm@rtDB APサーバ起動時にもSOAPの接続確認処理を行っていましたが、これもなくしました。 これに伴い、INSUITEへSOAPアクセスをするのは、イベントハンドラのタグを使用した場合のみとなります。

これに伴い、PeToolCustom.pmに設定してある「上長または上長代行をセットする詳細項目の場所」と「上長の算出に失敗した場合に代用するMID/GID」について、default.xmlへ設定が必要となります。

前提条件

  • 新アカウントキャッシュ機能(Alice)が有効である。

システム設定

表 「上長または上長代行をセットする詳細項目の場所」と「上長の算出に失敗した場合に代用するMID/GID」

親要素 default-values.system.account
要素 名称 初期値 説明
superior-column-name TEXTAREA09 INSUITE上長・上長代行情報を保存するグループ詳細情報の項目名を指定します。
※Alice機能がONである場合のみ有効
superior-exception-mid なし 上長の取得に失敗した場合の代用上長を設定します。代用上長ユーザのMIDを指定します。
※Alice機能がONである場合のみ有効
記述例 <system.account>
<superior-column-name>TEXTAREA08</superior-column-name>
<superior-exception-mid>1000032</superior-exception-mid>
</system.account>

RPA 専用アカウントでユーザ権限を代行できるように改善

Ver.4.5.0 SDB-2502

概要

Sm@rtDB Ver.4.1.0 にて、RPA(Robotic Process Automation) 専用アカウントの追加を行いました。 RPA 専用アカウントを利用することで、RPA 製品から Sm@rtDB 上のデータを操作を可能としていました。 しかしながら、RPA 専用アカウントでは権限が強く、ユーザの権限では閲覧できない文書が閲覧できてしまったり、編集ができてしまうなどの問題がありました。

そこで、ロボットでも、一般ユーザの権限でログインできるように改善しました。 ロボット専用のログインURL を用意して、一般ユーザのアカウントでログインできるようにしました。 ここでのログインは、通常の Sm@rtDB へのログインと重複してログインが可能です。

詳細は、『運用ガイド』を参照してください。

画面例:

ログイン画面