プロセス/決裁ルート

プロセスの各種一覧をモバイル対応

Ver.4.4.0 SDB-2618

概要

これまで、モバイル対応したSm@rtDB画面は、文書閲覧・文書編集画面、およびプロセス実施画面のみとなっていました。 知話輪に届いた通知から、プロセス実施する場合に、モバイル向け画面が表示され、知話輪と馴染みやすくなっていました。 しかしながら、それ以外の画面については、PC向け画面が表示されてしまうため、モバイルから業務開始するなどが難しい状況になっていました。

そこで、今バージョンより、文書閲覧・文書編集画面、プロセス実施画面以外の画面であるプロセス系の各種一覧画面についても、モバイル対応しました。 これにより、知話輪に通知が届いていなくても、モバイル対応したプロセス系の各種一覧から業務開始やプロセス実施が行えるようになりました。

また、知話輪を利用するのではなく、モバイルのURLを直接呼び出して利用することもできます。

画面例:

アクティビティの実施ボタンに表示条件を追加

Ver.4.4.0 SDB-2584

概要

アクティビティの実施ボタンに表示条件を追加しました。 下記条件を満たした場合に、表示条件が利用可能になります。 実施画面を表示する際に、表示条件により実施ボタンの表示/非表示を制御します。

条件:

  • アクティビティの種類が「汎用アクティビティ」または「承認アクティビティ」である。
  • アクティビティで文書を利用している。

画面例:

制限事項

  • モバイル画面は実施ボタンの表示条件には対応していません。

同一ユーザが連続して承認の担当者の場合に自動実行させる機能を追加

Ver.4.4.0 SDB-2639

概要

これまで、アクティビティを実施する際、直前のアクティビティの実施者と同一ユーザの場合でも、再度、承認を行う必要がありました。 そこで、同じユーザが連続して承認の担当者となった場合に、後続のアクティビティを自動実行させる機能を追加しました。

アクティビティ定義の「実施ボタン」項目欄に「自動実行」対象の設定列を追加しました。 また、アクティビティ定義に「自動実行条件」項目欄を追加しました。 「自動実行条件」項目欄の「担当者に直前アクティビティ実施者が含まれる場合」にチェックが付いていると、直前アクティビティの実施者が担当者と同一ユーザの場合に、「自動実行」対象の実施ボタンが自動的に実施されます。

自動実行を行う実施ボタンは複数選択することができます。 複数選択された場合は、上から順に表示条件を満たすかが判定され、最初に条件を満たしたボタンの処理が実行されます。 これに伴い、実施ボタンの並び順はドラッグ・アンド・ドロップで変更できるようになりました。

画面例:

アクティビティのコメント欄に必須入力オプションを追加

Ver.4.4.0 SDB-2698

概要

これまで、アクティビティを実施する際、実施コメントを必須入力にすることができませんでした。 そのため、必須入力としたい場合には、別途コメント入力するための部品を用意する必要がありました。

今回、アクティビティ定義のコメント欄項目に「入力必須とする」チェックを追加しました。 また、必須入力チェック項目が表示されますが、この項目の対象部品に「コメント」を追加しました。 実施ボタン毎に、コメント欄に対してを必須入力チェックを設定できます。

コメント欄項目の「入力必須とする」チェックを付けた場合、必須入力チェック項目の設定に関係なく、コメント欄が必須入力となります。

画面例

制限事項

  • モバイル画面は実施ボタン単位の入力チェックには対応していません。

「通知ロボット」アクティビティ(Webhook)を追加

Ver.4.4.0 SDB-2554

概要

プロセスのイベントに合わせて他システムとの連携を可能とするため、「通知ロボット」アクティビティ(Webhook)を追加しました。 Webhook機能は、デフォルトでは無効になっています。有効にする場合は、default.xmlの設定が必要です。 呼び出し可能なURLはWebhook機能のホワイトリスト設定でバインダと共通になります。詳細は『運用ガイド』を参照してください。

詳細は、『リファレンスガイド(プロセスエンジン編)』の「通知ロボット」、『運用ガイド』を参照してください。

システム設定

表 Webhook機能の有効/無効に関する設定

親要素 default-values.hibiki.webhook
要素 名称 初期値 説明
enable false Webhook機能の有効/無効を設定します。
false:無効
true:有効
記述例 <hibiki.webhook>
<enable>false</enable>
<permit.binders>10001</permit.binders>
</hibiki.webhook>

表 URLホワイトリストに関する設定

親要素 default-values.hibiki.webhook.url
要素 名称 初期値 説明
whitelist * Webhook機能で送信を許可するURLまたはドメインを指定します。
Webhook定義で指定されたURLは、ここで設定されたURLと前方一致で比較、判定されます。ドメインの場合は後方一致で比較、判定します。
複数指定する場合は、半角スペース、または改行で区切ります。
「*(デフォルト値)」を指定すると、無制限となります。
記述例 <hibiki.webhook.url>
<whitelist>
http://www.test.com/
azure.com
</whitelist>
</hibiki.webhook.url>

画面例:

メールテンプレートで開始文書変数を利用できるように改善

Ver.4.4.0 SDB-2715

概要

これまで、担当者通知のメールテンプレートの中では、開始文書の情報をセットすることができませんでした。 一方、知話輪通知では、開始文書変数($startDoc)が使える状態となっており、メールへの対応が望まれていました。 そこで、メールテンプレートの中でも、開始文書変数($startDoc)を利用できるように改善しました。 詳細は『運用ガイド』を参照してください。

アクティビティの担当者が空となった場合でも担当者変更が行えるように改善

Ver.4.4.0 SDB-2674

概要

これまで、下記条件のいずれかを満たした環境で担当者変更を行うと「指定された担当者は有効なアカウントではありません。」とのメッセージが表示され、変更が行えませんでした。 長期間滞留してたアクティビティなどが、担当者の退職に伴い、ログイン不能ユーザに変更となった場合などで、担当者が変更できなくなる場合がありました。 そこで、アクティビティの担当者が空となった場合でも、担当者変更が行えるように改善しました。

条件

  • すべての担当グループの担当者が空欄となっている。
  • すべての担当グループの担当者から、ファイル共有限定ユーザ、ログイン不能ユーザを除外すると、アカウントが存在しない状態となっている。

また、従来より、担当者は必須項目であり、代行者しかいない場合は、自動的に担当者として表示しています。 しかし、その仕様が画面からわかりにくく、また代行者しか設定しない場合のメッセージにも問題があったため、 担当者が必須であることを明示的に示す動作に改善しました。 担当者欄に値がなく、代行者欄にのみ設定することはできません。

プロセス実施画面表示の性能改善

Ver.4.4.0 SDB-2683

概要

これまで、ワークリストなどからプロセス実施画面を開く際、非常に時間がかかる場合がありました。 プロセス実施画面を開く際の部品ごとにデータを取得する処理を改善することで、プロセス実施画面の表示の性能改善を行いました。 部品数が多いフォームほど効果があります。

知話輪からSm@rtDBを開く際のURLを統一

Ver.4.4.0 SDB-2567

概要

知話輪へ通知された承認依頼からSm@rtDBへアクセスする際のURLを統一しました。 これまで、REST APIを呼び出す時のProxyを設定(default-values.system.message.chiwawa.smartdb-context-url)を行っている環境では、 知話輪上の承認ボタンなどで呼び出されるURLと、Sm@rtDBの画面を直接呼び出すURLに差異がありました。 今回、このProxy設定を、REST APIだけではなく、知話輪からSm@rtDBへアクセスする全てのURLへ適用するようにしました。

設定:

表 知話輪からSm@rtDBを呼出す時のProxy設定

親要素 default-values.system.message.chiwawa
要素 名称 初期値 説明
smartdb-context-url hibiki.xmlの
system.contextUrlと同じ
[proxyサーバURL]
知話輪からSm@rtDBの呼び出し時に適用される。
system.contextUrlが設定がなければ、proxyサーバURLはクライアント依存の相対パスになる。
記述例 <system>
<message>
<chiwawa>
<smartdb-context-url>https://proxy.server.domain/hibiki</smartdb-context-url>
</chiwawa>
</message>
</system>