プロセス/決裁ルート

実施履歴ボタンの表示制御を行う設定を追加

Ver.4.2.0 SDB-2083

概要

実施履歴ボタンの表示制御を行う設定を追加しました。 特定の権限を持つユーザにのみ実施履歴ボタンを表示し、一般ユーザには非表示とすることも可能です。

詳細は、『リファレンスガイド(プロセスエンジン編)』『運用ガイド』を参照してください。

システム設定

親要素 default-values.hibiki.workflow.document
要素 名称 初期値 説明
visible-history-button なし 実施履歴ボタンの表示制御を行います。指定した権限ユーザ以外では実施履歴ボタンが非表示になります。
なし:従来通りの表示
ALL:履歴閲覧権限のあるすべてのユーザに表示
WORKFLOW_DEFINITION_ADMIN:全体プロセス管理者に表示
WORKFLOW_INSTANCE_ADMIN:全体プロセス進行管理者に表示
INSTANCE_ADMIN:プロセスの進行管理権限ユーザに表示
※カンマ区切りにて複数指定が可能です。ただし、"ALL"が設定された場合は、"ALL"の設定が優先となります。
記述例 <visible-history-button>WORKFLOW_INSTANCE_ADMIN,INSTANCE_ADMIN</visible-history-button>

ワークリストの検索項目を改善

Ver.4.2.0 SDB-2167

概要

プロセスの下記画面に対して、検索項目を追加しました。 一部画面では、これまで「業務名と見出し」で1つの検索項目となっており、業務名で検索したくても、見出しに同じキーワードが含まれると、関係のない業務がワークリストに表示されていました。 そこで、「業務名」と「見出し」を分けて検索できるように検索項目を追加しました。 また、IMPのワークリスト、およびトップページにワークリストでは、検索項目自体が無かったため、新たに「業務名と見出し」で簡易検索できるように改善しました。

No. 画面 追加項目
1 ワークリスト 業務名、見出し、処理名
2 開始済一覧 業務名、見出し
3 実施済一覧 業務名、見出し
4 履歴一覧 業務名、見出し
5 IMPのワークリスト 業務名と見出し
6 Sm@rtDB トップページのワークリスト 業務名と見出し

制限事項:

「hibiki.process.dolphin-search.enable=false」である場合、今回追加した各検索項目は無効になります。

画面例:

ワークリスト画面: 評価式画面

開始済一覧/実施済一覧/履歴一覧画面: 評価式画面

IMPワークリスト一覧画面: 評価式画面

Sm@rtDB トップページのワークリスト画面: 評価式画面

アクティビティの担当者・代行者設定に動的な担当グループ機能を追加

Ver.4.2.0 SDB-2332

概要

「動的な担当グループを使用する」にチェックを付けると、代行者欄、「ロール」と「アカウント」ボタン、「担当グループ追加」ボタンが非表示となります。 「部品」ボタンでアカウント部品を選択することで、アカウント部品に設定されたアカウント(ユーザ・組織・プロジェクト・役職グループ)毎に担当グループが動的に作成されます。 担当者が「代行者設定」画面で代行者を指定している場合には、その代行者が「代行者」欄に設定されます。 なお、動的な担当グループ機能が使用できるのは、「汎用アクティビティ」と「承認アクティビティ」のみです。

詳細は、『リファレンスガイド(プロセスエンジン編)』を参照してください。

画面例:

動的な担当グループ機能

ワークリストの表示を改善

Ver.4.2.0 SDB-2338

概要

これまで、ワークリストの表示では、処理名や見出し、業務名などで列幅よりも長い文字列があると折り返していました。 その結果、1行の高さがバラバラとなり、ポートレットのサイズに予定行数が収まらない、スクロールしないと必要なデータが閲覧できないなどの問題がありました。 そこで、文字列が列幅よりも長い場合、末尾が「...」と省略表示されるように改善しました。 省略された文字列は、マウスカーソルをのせることで、ツールチップで全文が表示されます。 担当者(代行者)の場合には、値の省略表示のほかに「項目数」の省略も行われます。 「項目数」の省略では、「表示アイコン」が表示されます。 「表示アイコン」をクリックすることで、省略された項目が表示されます。

画面例:

ワークリスト表示

サブプロセスからサブプロセスへ通知する仕組みを追加

Ver.4.2.0 SDB-2347

概要

複数のサブプロセスを起動する業務プロセスにおいて、ひとつのサブプロセスで否認や差戻しを行っても、それ以外のサブプロセスは処理が継続します。 これまで、否認や差戻しが行われた以外のサブプロセスを終了させる方法はありませんでした。 そこで、他のサブプロセスを終了できるようにするため、サブプロセスからサブプロセスへ通知する仕組みを追加しました。

否認や差戻しが行われた以外のサブプロセスを終了させる場合、サブプロセス起動ロボットの「サブプロセス完了時のイベントハンドラ」および「サブプロセス完了時の共通イベントハンドラ」に「アクティビティ実施待機終了」タグを設定します。 条件に応じて「アクティビティ実施待機終了」タグを使用することで、実施中のサブプロセス、およびサブプロセス起動ロボットを終了させることができます。

詳細は、『リファレンスガイド(サブプロセス編)』の「サブプロセス起動ロボットの設定」を参照してください。

画面例:

サブプロセス起動ロボットのイベントハンドラ

プロセスを一括強制終了する機能を追加

Ver.4.2.0 SDB-2379

概要

これまで、進行中のプロセスをまとめて強制終了することができなかったため、検証などで多数作成されたプロセスを強制終了するためには、1件づつ対応する必要がありました。 1件づつでは非常に手間がかかってしまうため、「自分が進行管理権を持つ」業務プロセスに対して、一括強制終了する機能を追加しました。 なお、「全体プロセス管理者」は、すべての業務プロセスを閲覧、強制終了(個別も一括も)することができますが、「全体プロセス進行管理者」では、強制終了(個別も一括も)することはできません。 一括強制終了した場合、通知メールおよび知話輪通知は送信されません。

メインプロセスを個別に強制終了した際、サブプロセスの終了条件が「完了を待たない」場合には、進行中のサブプロセスは影響を受けませんが、一括強制終了する際には、進行中のサブプロセスも強制終了されます。

詳細は、『リファレンスガイド(プロセスエンジン編)』の「一括強制終了」を参照してください。

画面例:

サイドメニュー

検索結果画面

確認画面

開始可能業務一覧への表示/非表示設定を追加

Ver.4.2.0 SDB-2383

概要

これまで開始可能業務一覧では、ユーザが開始権を持つ業務プロセスがすべて表示されていました。 そのため、他業務プロセスの文書作成ロボットで文書を作成し、その文書を編集してから業務開始するような業務プロセスも一覧に表示されおり、一覧から業務開始されてしまうなどの問題がありました。 そこで、業務プロセス単位で、開始可能業務一覧へ表示するか表示しないかの設定ができるようにしました。

詳細は、『リファレンスガイド(プロセスエンジン編)』を参照してください。

画面例:

業務プロセス定義の基本設定

知話輪への担当者通知にコメントを追加

Ver.4.2.0 SDB-2411

概要

知話輪への担当者通知にコメントを追加しました。 担当者通知が行われたアクティビティよりも前で実施されたすべてのコメントが表示されます。 表示されるコメントは、以下の3種類です。

  • 業務開始時のコメント、
  • コメントを求めるコメントと回答時のコメント
  • アクティビティの実施コメント

通知例:

知話輪上での通知表示

コメント、優先度、期限の表示/非表示設定を追加

Ver.4.2.0 SDB-2442

概要

業務プロセス定義の開始バインダ定義において、「コメント」「優先度」「期限」を使用するかどうかの設定を追加しました。 使用しない設定にした場合は、業務開始確認画面に項目が表示されません。 いずれにもシステム設定が用意されており、システム全体での設定も可能です。 ※「コメント」については従来、システム設定のみが存在。

詳細は、『リファレンスガイド(プロセスエンジン編)』『運用ガイド』を参照してください。

システム設定

・優先度と期限を非表示にする設定

親要素 default-values.hibiki.process
要素 名称 初期値 説明
priority.enable true falseにすると優先度を非表示にする。
datelimit.enable true falseにすると期限を非表示にする。
記述例 <hibiki.process>
<priority.enable>true</priority.enable>
<datelimit.enable>true</datelimit.enable>
</hibiki.process>

画面例:

業務プロセス設定画面

業務プロセスの知話輪通知設定を改善

Ver.4.2.0 SDB-2513

概要

Sm@rtDB Ver.3.6.0以降、知話輪へ通知する内容の設定として、業務プロセスの基本設定に「通知概要設定」項目がありました。 その後、知話輪側でアップデートが進み、通知内容にノートなどが利用できるようになりました。 それを受けて、Sm@rtDB側でも、知話輪への通知設定を改善しました。 これまで「知話輪概要設定」だったところを「知話輪メッセージ」「知話輪ノート」の2つに分けて設定ができます。

また、これに伴い、イベントハンドラの「メッセージ送信」タグ配下にもいくつかタグを追加しました。

イベントハンドラ

・追加したタグ

タグ名 説明
<メッセージ> 知話輪へのメッセージを記載します
<プッシュ通知先> プッシュ通知先のユーザを設定します
<all /> プッシュ通知タグの配下に設定できて、@allでプッシュ通知します
<添付ファイル> 知話輪への通知に添付ファイルを含めます。
タグの記載方法はメールの場合と同じです。

・タグの設定例

<メッセージ送信>
  <件名>件名です。</件名>
  <本文>ノートに投稿する内容を記載します。</本文>
  <メッセージ>メッセージを記載します。</メッセージ>
  <プッシュ通知先><all></プッシュ通知先>
  <添付ファイル document="doc01" item-id="fileFolder" />
</メッセージ送信>

画面例:

業務プロセス定義の基本設定

業務プロセス定義一覧画面の改善

Ver.4.2.0 SDB-2189

概要

業務プロセス定義一覧の表示項目を改善しました。 業務プロセス定義を一つ一つ開いて確認することなく、定義の管理者情報が確認できます。

  • ステータス:業務名と一緒だったものを分離し、ソート、検索可能に。
  • 各定義の管理者情報(定義閲覧権、定義更新権、進行管理権、開始権、履歴追加公開先)を表示、検索可能に。
  • 直近の開始日を表示。
  • 作成者、最終更新者で検索可能に。

画面例:

業務プロセス定義一覧画面

連続承認のナビゲーションバーの表示に関する設定を追加

Ver.4.2.0 SDB-1996

概要

Sm@rtDB Ver.3.4.3より、プロセスの連続承認のナビゲーションバーが追加されました。 しかしながら、プロセス新UIの設定と関連していたため、連続承認のナビゲーションバーのみの表示を制御することができませんでした。 そこで、連続承認のナビゲーションバーの表示に関する設定を追加しました。

設定:

ファイル default.xml
親要素 default-values.hibiki.process.new-ui-setting.worklist.navigationBar
要素 名称 既定値 説明
enable true [ true | false ]
true:連続承認ON。連続承認のためのナビゲーションバーが承認画面に表示されます。
false:連続承認OFF。これまで通りの承認画面が表示されます。

ワークリストのポートレットパラメータ改善

Ver.4.2.0 SDB-2491

概要

Sm@rtDB Ver.4.1.0 にて、ワークリストをポートレット化する際にデフォルトの検索条件を指定できるようにパラメータを追加しました。 この対応により、「業務名/見出し」や「プロセス定義番号」などで絞り込んだワークリストをポートレットに表示できるようになりました。 しかしながら、「プロセス定義番号」には、1つの番号しか指定できませんでした。 そこで、「プロセス定義番号」に複数の番号をカンマ区切りで指定できるように改善しました。

この対応に伴い、REST APIによるワークリスト取得でも「プロセス定義番号」に複数の番号が指定できるように改善されています。

アクティビティおよび実施ボタンにキーの設定を追加

Ver.4.2.0 SDB-2433

概要

アクティビティの実施時にクライアント側でアドオン処理を実施するAPIを追加しています。 それに伴い、アクティビティ、実施ボタンのそれぞれで、キーを設定する項目を追加しました。

画面例:

アクティビティキー

ボタンキー