全体
フォントの変更
Ver.4.2.0 SDB-2454
概要
Sm@rtDBのフォントとして、「Yu Gothic UI」と「Segoe UI」を追加しました。 Internet Explorer 11以外の場合は、上記新規フォントを利用して表示します。 Internet Explorer 11の場合は、デフォルトフォントは「メイリオ」となり従来どおり表示されます。
システム設定
フォントの切り替え設定
親要素 | default-values.hibiki.browser.ie11.font | ||
---|---|---|---|
要素 | 名称 | 初期値 | 説明 |
yugothic | false | Internet Explorer 11の場合のデフォルトフォントを「メイリオ」にするか「Yu Gothic UI」「Segoe UI」にするか設定します。 false:「メイリオ」を使用します。 true:「Yu Gothic UI」「Segoe UI」を使用します。 |
|
記述例 | <hibiki.browser.ie11.font> <yugothic>false</yugothic> </hibiki.browser.ie11.font> |
枠と文字の隙間調整
Ver.4.2.0 SDB-2457
概要
Sm@rtDB 全体に対して、枠と値の間隔を調整しました。 これまで、枠と値に隙間が無いものや、隙間はあるが統一されていないなど、非常に見づらい箇所がありました。 そこで、Sm@rtDB 全体で統一した隙間が設定されるように調整しました。
なお、この調整に伴い、文書一覧画面、文書閲覧画面、文書編集画面上の項目名と部品値の縦位置が上詰めに変更となっています。
上部のグラデーションの削除
Ver.4.2.0 SDB-2505
概要
これまで画面上部の背景には、薄いグラデーションがかかっていました。 そのため、薄いグラデーションが、画面上のボタンやアイコンなどの色と区別しにくい状態となっていました。 そこで、画面上部の背景にあった薄いグラデーションを廃止しました。
画面例:
バインダとプロセスの依存関係保持化
Ver.4.2.0 SDB-0807、SDB-2386、SDB-2417
概要
これまで、別環境で作成したバインダやプロセスをインポートする際、バインダ参照や開始バインダなど複数のバインダやプロセスが関係して場合に、それぞれの依存関係について、再度設定し直す必要がありました。 そのため、設定箇所が多くあると、一つひとつ設定し直すため、設定漏れなどが発生しやすくなっていました。 そこで、バインダ・プロセスのそれぞれのキーを利用して、他のバインダやプロセスとの依存関係を保持することができるようにしました。
各バインダ・プロセスとの依存関係は、バインダ定義の「依存関係」タブ、または、業務プロセス定義の「依存関係」ボタンから、「依存関係ツリー」を参照することができます(画面例)。 更に、「インポート順」を選択すると、依存関係のあるバインダとプロセスが一覧表示されます(画面例)。 エクスポートしたいバインダとプロセスを選択し、「エクスポート」ボタンを押下することで、依存関係を維持したまま、バインダ・プロセスの定義情報をエクスポートすることができます。
バインダ定義のインポートや、業務プロセスのインポート時に、依存関係を保持した定義情報を指定することで、バインダ・プロセスの依存関係を保持したまま、インポートすることが可能です。
また、バインダ定義のインポートでは、バインダの更新情報をバインダ管理者で上書きするかどうかを選択するオプションを、業務プロセスのインポートでは、権限設定にログインユーザを設定するかどうかのオプションを追加しました。 これにより、依存関係を保持したまま、バインダ・プロセスをインポートする際、定義ファイル内のアカウント情報をクリアすることができます。
詳細は、『リファレンスガイド(文書管理編)』『リファレンスガイド(プロセスエンジン編)』を参照してください。
機能 | 依存関係 |
---|---|
バインダ | バインダ参照ボタン |
バインダリンク | |
文書リンク | |
サブフォーム | |
プロセス | 開始バインダ |
文書作成ロボット | |
サブプロセス |
前提条件:
バインダあるいはプロセスにはキーを設定する必要があります。
画面例:
ユーザ・組織の拡張項目を扱えるように改善
Ver.4.2.0 SDB-2345
概要
これまで、INSUITE管理画面で設定したユーザ・組織の基本情報のいくつか(役職、電話番号、内線番号など)と、拡張項目については、Sm@rtDBから利用することができませんでした。 そこで、新アカウントキャッシュ機能(Alice)が有効な環境において、下記表の項目を扱えるように改善しました。 評価式でもこれらの値を扱うことができるようになります。 今回の改善により、これまで連携していたユーザの基本情報における項目キーが変更になっています。
なお、拡張項目を扱えるようにするには、default.xmlでの設定が必要です。
利用可能な項目
・ユーザの基本情報
項目名 | 項目キー | 旧項目キー | 既存/追加 |
---|---|---|---|
アカウント番号 | mid | 10001 | 既存 |
名前 | name | 10002 | 既存 |
名前(ふりがな) | phoneticName | 10003 | 既存 |
メールアドレス | 10004 | 既存 | |
メモ | description | 10005 | 既存 |
所属組織番号 | primaryAssignedAccountId | 10011 | 既存 |
所属組織 | primaryAssignedAccountName | 10012 | 既存 |
社員番号 | employeeNumber | 10013 | 既存 |
役職 | title | - | 追加 |
電話番号1 | tel1 | - | 追加 |
電話番号2 | tel2 | - | 追加 |
内線番号 | tel3 | - | 追加 |
FAX番号1 | fax1 | - | 追加 |
FAX番号2 | fax2 | - | 追加 |
携帯番号 | keitai | - | 追加 |
携帯メールアドレス | keitai_mail | - | 追加 |
その他メールアドレス1 | pmail1 | - | 追加 |
その他メールアドレス2 | pmail2 | - | 追加 |
郵便番号 | zip | - | 追加 |
都道府県 | state | - | 追加 |
URL | url | - | 追加 |
国名(地域) | l_country | - | 追加 |
住所(地域) | l_address | - | 追加 |
敬称 | title_name | - | 追加 |
・ユーザの拡張項目
項目名 | 項目キー |
---|---|
業務情報 項目01~項目10 | INFO01~INFO10 |
個人情報 項目01~項目10 | PROF01~PROF10 |
・組織の拡張項目
項目名 | 項目キー |
---|---|
追加項目設定 テキスト 予備項目0~予備項目9 | TEXT00~TEXT09 |
追加項目設定 プルダウン 予備項目0~予備項目9 | OPT00~OPT09 |
追加項目設定 チェックボックス 予備項目0~予備項目9 | CHECK00~CHECK09 |
追加項目設定 テキストボックス 予備項目0~予備項目9 | TEXTAREA00~TEXTAREA09 |
システム設定
・ユーザ・組織の拡張項目を連携する設定
親要素 | default-values.system.account.alice.extInfo | ||
---|---|---|---|
要素 | 名称 | 初期値 | 説明 |
enable | false | アカウントキャッシュデータの更新時にINSUITEのユーザ・組織の拡張項目を連携するかを設定する。 true:連携する false:連携しない |
|
記述例 | <system.account.alice.extInfo> <enable>true</enable> </system.account.alice.extInfo> |
・評価式で利用可能な拡張項目名の設定
親要素 | default-values.hibiki.brd.dynaChangeableLabelItem | ||
---|---|---|---|
要素 | 名称 | 初期値 | 説明 |
account-extinfo | (設定なし) | 「,」区切りで評価式で利用可能の連携対象拡張項目の表示名を設定する。 (「:」区切りで項目キーと表示名を指定する) |
|
記述例 | <hibiki.brd.dynaChangeableLabelItem> <account-extinfo>TEXT02:TEXT02タイトル,OPT01:OPT01タイトル,PROF03:PROF03タイトル,INFO01:INFO01タイトル</account-extinfo> </hibiki.brd.dynaChangeableLabelItem> |
画面例:
Sm@rtDB Toolに定期処理に関するコマンドを追加
Ver.4.2.0 SDB-2327
概要
Sm@rtDB Toolに定期処理/ジョブ定義に関するコマンドを追加しました。 詳細は、『運用ガイド』を参照してください。
コマンド例:
> import schedule from job.xml
Sm@rtDB Toolに統計情報に関するコマンドを追加
Ver.4.2.0 SDB-2375
概要
Sm@rtDB Toolに統計情報に関するコマンドを追加しました。 詳細は、『運用ガイド』を参照してください。
コマンド例:
> export statistics from binders 10001,10002 to c:/temp/20190110010.csv for datasize using UTF-8
4件のバインダの統計情報を出力しました。
> export statistics from binders under cabinet 10003 to c:/temp/20190110010.csv for datasize by recalculation
2 件のバインダの統計情報を出力しました。
> export statistics from binders to c:/temp/20190110010.csv
80 件のバインダの統計情報を出力しました。
NFSへのアクセス回数を改善
Ver.4.2.0 SDB-2482
概要
バインダの各定義(ビュー定義やフィルタ定義など)を取得する際の処理を見直しNFSアクセスの回数を削減しました。 これにより、クラウド環境などで、文書一覧や文書を表示する際の処理速度が向上しています。
INSUITEカレンダーをキャッシュ化
Ver.4.2.0 SDB-2405
概要
INSUITEのシステム管理画面で設定するカレンダーをキャッシュするよう改善しました。 祝日設定などを追加した場合には、Sm@rtDBのキャッシュを最新化するために、キャッシュをクリアする必要があります。 キャッシュクリアは下記のURLをINSUITE管理権限のあるユーザで実行してください。
/hibiki/NotifyHolidayCacheExpiration.do
システム設定
キャッシュクリアのトリガーファイルの更新チェック間隔を設定
親要素 | default-values.calendar.holidays | ||
---|---|---|---|
要素 | 名称 | 初期値 | 説明 |
cache-expiration-check-interval | 60 | キャッシュクリアのトリガーファイルの更新チェック間隔。単位は「秒」。 | |
記述例 | <calendar.holidays> <cache-expiration-check-interval>60</cache-expiration-check-interval> </calendar.holidays> |
コンパイルバージョンを Java11 に変更
Ver.4.2.0 SDB-2380、SDB-2427
概要
Java8 は、2019年1月でオラクル社のパブリック・アップデートが終了しています。 Java8 に対して、セキュリティパッチが提供されないため、Sm@rtDB Ver.4.2.0 より、モジュールのコンパイルバージョンを Java11 に変更しました。 それに伴い、Java8 では Sm@rtDB が起動しなくなるため、Java のサポートバージョンから Java8 を削除しました。
Jersey ライブラリをアップグレード
Ver.4.2.0 SDB-2519
概要
RESTful API を実現するために利用している Jersey ライブラリを 2.26 から 2.27 へアップグレードしました。