システム関連

INSUITE®のマルチラング設定に関する設定

現行ではMultiLangオプションが有効な状態をデフォルトとして動作しています。このため、MultiLangがOFFの場合は、それを設定する必要があります。以下の設定により、ON/OFFを指定できます。

※INSUITE®の設定に合わせてSmartDBの設定も変更してください。

表 表示するユーザ情報の設定

親要素 default-values. system.account.insuite
要素 名称 初期値 説明
multi-lang TRUE INSUITE®のマルチラング設定
TRUE:マルチラングON
FALSE:マルチラングOFF
記述例 < multi-lang >true</ multi-lang >

INSUITE®のIS_SESSION_Nテーブル100分割時の設定

INSUITE® Ver.3.1.0よりセッション情報を格納しているIS_SESSION_Nテーブルを10分割から100分割にすることが可能になっています。100分割に設定する場合は、SmartDB側でも設定が必要になります。SmartDBではSmartDB Ver.2.3.5よりこの機能が利用可能になります。

表 INSUITE®のIS_SESSION_Nテーブル分割時の設定

親要素 default-values.system
要素 名称 初期値 説明
session.insuite.session_tables 10 INSUITE®のセッションテーブルの分割数を指定します。設定しない場合はデフォルトの10です。
/home/DreamArts/data/system/session_expire.datファイルのsession_tables=<N>の設定と一致させる必要があります。
記述例 <session.insuite.session_tables>100</session.insuite.session_tables>

SmartCabinetのディレクトリハッシュサイズ設定

SmartCabinetのベースディレクトリのディレクトリハッシュサイズを設定します。

表 SmartCabinetのディレクトリハッシュサイズ設定

親要素 default-values.cab.data
要素 名称 初期値 説明
directory-hash-size 1 SmartCabinetのベースディレクトリのディレクトリハッシュサイズを設定。
記述例 <directory-hash-size>1</directory-hash-size>

SQL作成時の内部処理設定

ElementName作成時に条件が複数あった場合のAND/ORの制御および、ParameterName作成時のPREFIX_SEARCH / SUBSTRING_SEARCHの制御を設定します。

表 SQL作成時の内部処理設定

親要素 default-values.brd.finder
要素 名称 初期値 説明
search-method 1 ElementName作成時の動作の制御および、
ParameterName作成時の動作を設定。
0 ParameterNmae作成時、
PREFIX_SEARCHを行う。
1 ParameterNmae作成時、
SUBSTRING_SEARCHを行う。
2 ElementName作成時、
条件が複数ある場合AND条件として扱う。(それ以外はOR条件として扱う)
記述例 <search-method>1</search-method>

NFSの属性キャッシュクリア機能の設定

NFSの属性キャッシュをクリアする機能の有効/無効を設定します。

※NFSの属性キャッシュクリア機能を有効にすると、性能が劣化することがあります。

表 NFS属性キャッシュクリア機能の有効/無効設定

親要素 default-values.system.file-system
要素 名称 初期値 説明
refresh-dnl-cache false NFS属性キャッシュクリア機能の有効/無効を設定。
true クリア機能有効
false クリア機能無効
記述例 <refresh-dnl-cache>false</refresh-dnl-cache>

Internet Explorer 7互換モードの指定

Internet Explorer 8以降でアクセスした場合に、Internet Explorer 7互換モードで動作させることができます。

※Internet Explorer 11の場合、SmartDB Ver.3.4.10以降、下記設定が無効となり、デフォルトでEdgeモードになります。

表 Internet Explorer 7互換モードの指定

親要素 default-values.hibiki.browser
要素 名称 初期値 説明
emulateIE7 true [ true | false ]
true :Internet Explorer 8以降でアクセスしたとき、自動でInternet Explorer 7互換(ドキュメント互換モード:IE=EmulateIE7)となります。
false:ドキュメント互換モードの指定はされません。
記述例 <hibiki.browser.emulateIE7>true</hibiki.browser.emulateIE7>

送信メールのエンコード設定

SmartDBが送信するメールの「宛先(To)」、「送信元(From)」、「件名(Subject)」、「本文(Content)」部分のエンコードを設定します。

※ "true"を設定すると、「~」「\」等、正しく表示されない文字がありますので、未指定または"false"を指定してください。

表 送信メールのエンコード設定

親要素 default-values.system.mail
要素 名称 初期値 説明
localize-encoding false 送信メールのエンコード。
true 日本語 ISO-2022-JP
簡体字中文 GB2312
繁体字中文 Big5
false UTF-8
記述例 <localize-encoding>false</localize-encoding>

セッション情報の利用方法の設定

セッション情報の有効時間および排他制御時のロックに関する設定をします。

表 セッション情報の利用方法の設定

親要素 default-values.hibiki.session
要素 名称 初期値 説明
life-time (設定なし) ログイン時からのセッションの有効時間。単位は「秒」。
セッションが切れた状態で画面をアクセスすると、Insuiteのセッションが有効であれば、新しいセッションが生成される。
※未設定の場合は default-values.system.sessionを参照する
親要素 default-values.system.session
要素 名称 初期値 説明
life-time 43200 ログイン時からのセッションの有効時間。単位は「秒」
セッションが切れた状態で画面をアクセスすると、Insuiteのセッションが有効であれば、新しいセッションが生成される。
※default-values.hibiki.session.life-timeが未設定の場合に有効
記述例 <hibiki>
<session>
<life-time>86400</life-time>

</session>
</hibiki>
<system>
<session>
<life-time>43200</life-time>

</session>
</system>

古いsessionデータを定期的に物理削除するJobに関する設定

古いsessionデータを定期的に物理削除するJob(DeleteSessionJob)に関する設定です。

セッションが再利用されるのは、セッションの有効期限を過ぎてから24時間までとなり、これを過ぎると再利用されず、新たなセッションが作成されます。 削除対象となるデータは、セッションの有効期限を過ぎてから48時間後のものであるため、セッションの再利用等には影響ありません。

デフォルトの設定では、毎日0時にスタートし、最大連続稼働は3時間までになっています。 サーバへの負荷などを考慮し、1000件づつ処理を行います。 最大連続稼働時間内に削除できなかったデータは、次の定期処理のタイミングで処理されます。

表 DeleteSessionJobに関する設定

親要素 default-values.hibiki.session
要素 名称 初期値 説明
reusable-expired-hours 24 セッション再利用の有効期限を設定。単位は「時間」
※デフォルトは期限切れ後24時間まで
deleter.enable true 期限切れセッションの定期削除の有効/無効を設定
※デフォルトは有効(true)
deleter.cron-expression 0 0 0 ? * * ジョブ実施の時間と間隔を設定
※デフォルトは毎日0時
deleter.timeup-hours 3 ジョブ実施の最大連続時間を設定。単位は「時間」
記述例 <session>
<reusable-expired-hours>24</reusable-expired-hours>
<deleter>
<enable>true</enable>
<cron-expression>0 0 0 ? * *</cron-expression>
<timeup-hours>3</timeup-hours>
</deleter>
</session>

例外発生時にスタックトレース(StackTrace)を画面表示させない設定

例外発生時にエラーの詳細内容であるスタックトレース(StackTrace)を画面に表示させたくない場合に設定します。基本的に画面にスタックトレースが出力されることはありません。

表 例外発生時のスタックトレース結果の表示有無設定

親要素 default-values.hibiki.exception
要素 名称 初期値 説明
show-stack-trace true 例外発生時のスタックトレース結果の表示有無を設定。
true 表示する
false 表示しない
記述例 <show-stack-trace>true</show-stack-trace>

Tomcat再起動無しにlog4j.xmlの変更を反映する設定

log4j.xmlの変更内容をTomcat再起動無しに反映させる機能を有効にする場合に設定します。

表 log4j.xml動的ロード設定

ファイル default.xml
親要素 default-values.system.log4j
要素 名称 既定値 説明
enable-auto-reload true [ false | true ]
false: 機能を無効にする
true : 機能を有効にする
要素 名称 既定値 説明
watch-interval 5 [ 秒数 ]
log4j.xmlファイルの更新日時チェック時の間間隔
※enable-auto-reload=trueの時のみ有効

Tomcat再起動無しにdefault.xmlの変更を反映する設定

default.xmlの変更内容をTomcat再起動無しに反映させる機能を有効にする場合に設定します。

表 default.xml動的ロード設定

ファイル default.xml
親要素 default-values.system.default-settings
要素 名称 既定値 説明
enable-auto-reload true [ false | true ]
false: 機能を無効にする
true : 機能を有効にする
要素 名称 既定値 説明
watch-interval 5 [ 秒数 ]
default.xmlファイルの更新日時チェック時の間間隔
※enable-auto-reload=trueの時のみ有効

制限事項


IPアドレスを含むものや基本的な設定、システム環境に関するものなど、default.xml内のパラメータにはTomcat起動時にしかチェックしないものも多くあり、それらのパラメータは値を変更してもTomcatを再起動するまで反映されません。

※各パラメータの動的ロードへの対応可否は【default.xmlの動的ロード可能な要素一覧】を参照してください。

通知メールに複数宛先がある場合の送信間隔の設定

バインダ、プロセスの通知メールに複数宛先がある場合、従来は連続で送信していますが、送信先サーバの負荷が耐えられない場合は、メールの送信間隔を設定して調整します。

表 通知メール送信間隔設定

ファイル default.xml
親要素 default-values.system.mail
要素 名称 既定値 説明
multi-recipients-interval-mills 0 [ 正の整数(ミリ秒) ]
メールの送信間隔をミリ秒で指定します。
※0は間隔なしで連続送信の意味になります。

相対パスのリダイレクト用URLを絶対パスにする設定

SmartDBではリダイレクトする際に現状では相対パスとなっていますが、環境によって相対パスでは動作しないケースがあるため、contextUrlを補完して絶対パスに変換する必要がある際の設定です。

表 リダイレクトURL絶対パス変更機能利用設定

ファイル default.xml
親要素 default-values.system.redirect.url
要素 名称 既定値 説明
convertRelativeToAbsolute false [ false | true ]
false: 相対パスを使用(従来と同じ動作)
true : 絶対パスを使用
※絶対パスは hibiki.xmlの contextUrlで補完されます。

Oracle11gR1、R2(Patch11.2.0.2)以前のバージョンを使用する場合の特定文字のエスケープ処理設定

Oracle11gR2(Patch11.2.0.3)以降のバージョン(12c含む)の環境では、Oracleの動作仕様変更により全角安ど―スコアまたは全角パーセントの文字が検索キーワードに含まれる際の処理が変更されたため、SmartDB側でVer.3.4.6以降はデフォルトではエスケープしないよう変更しています。これに伴い古いOracleバージョンを使用する環境用の互換設定が追加されています。

表 全角アンダースコア”_” 及び全角パーセント”%”のエスケープ処理設定

ファイル default.xml
親要素 default-values.system
要素 名称 既定値 説明
oracle-wildcards.include-fullwidth-chars false [ false | true ]
全角アンダースコア”_” 及び全角パーセント”%”に対して
true:ワイルドカードとしてエスケープする。
false:通常の文字としてエスケープしない。

※Oracle11gR1、R2(Patch11.2.0.2)以前のバージョンを使用する場合はtrueに設定する必要があります。

REST APIを使用する場合の設定

SmartDBでREST APIを利用するにあたり関連する設定項目について記載します。

表 REST APIの設定

ファイル default.xml
親要素 hibiki.rest
要素 名称 既定値 説明
enable true 最上位の設定、SmartDBのRESTサービスの全体の使用可否設定。
basic-auth-scope /rest/1 認証が必要なURLパスをカンマ区切りで記載します。この設定に記載されたURLパスは、SSL+Basic認証が必要となります。(/rest/1/ のパスは自動的に設定に含まれます。)
authority-check true RestAPI権限チェックのスイッチ
 true・・・権限チェックが有効
 false・・・権限チェックが無効
親要素 hibiki.rest.enable
要素 名称 既定値 説明
1 true REST API Ver.1.0.xサービスの使用可否を設定します。
 true・・・使用可
 false・・・使用不可
親要素 hibiki.rest.basic-auth
要素 名称 既定値 説明
enable-insecure true SSL通信の要否の設定項目です。
 true・・・REST APIでSSL通信を必要としない
 false・・・REST APIでSSL通信を必須とする。
既定値はtrue(SSL通信を必要としない)です。
親要素 hibiki.rest. delete-temp-file
要素 名称 既定値 説明
enable false 文書の画像/ファイルフォルダ部品に添付する為に、SmartDB APサーバ側にアップロードした一次ファイルを定期的に削除するための機能の使用可否設定です。
 true・・・定期削除する。
 false・・・定期削除しない。
既定値はfalse(定期削除しない)です。
cron-expression 0 0/60 * * * ? クライアントアプリ側で文書の画像/ファイルフォルダ部品に添付する為にアップロードした一時ファイルを定期的に削除するための設定項目です。既定値は毎時1回実行する設定となります。
SmartDBのREST APIではファイルを添付する動作を行う場合、一時的に仮セッションのbase-directory/tmp/restに格納します。(ファイル添付についての詳細は「REST API DOC添付ファイル追加」をご参照ください)
この一時ファイルは、クライアントアプリ側で削除処理を実装しないかぎり、仮セッションのbase-directory配下に残ったままとなってしまいます。本設定を適用することで、定期的にこれらの一時ファイルの削除が実施できます。
※設定値は(秒 分 時 日 月 年)となります。
※既定値では、毎時1回動作する設定になっています。
【例】 毎日0時に動作する設定の場合
0 0 0 * * ?
※設定値は、crontabと同じ書式になります。
※本設定については、利用頻度や一時領域のあるサーバの容量によって適切な値を検討し設定するようお願いします。

通知メールの同時送信数の上限設定

バインダ、プロセスの通知メールで、送信対象件数が多い場合などで同時送信可能な上限値を設定します。

表 通知メールの同時送信数の上限設定

ファイル default.xml
親要素 default-values.system.mail.sender
要素 名称 既定値 説明
max-threads 100 [ 1~1000 ]
同時にメール送信するThreadの上限値を指定します。上限値を超えた場合には、送信中のThreadが完了を待ちます。
※範囲外の値を指定した場合は、規定値になります。

知話輪通知の同時送信数の上限設定

知話輪への通知で、送信対象件数が多い場合などで同時送信可能な上限値を設定します。

表 知話輪通知の同時送信数の上限設定

ファイル default.xml
親要素 default-values.system.message.chiwawa
要素 名称 既定値 説明
max-threads 100 [ 1~1000 ]
同時に知話輪への通知を送信するThreadの上限値を指定します。上限値を超えた場合には、送信中のThreadが完了を待ちます。
※範囲外の値を指定した場合は、規定値になります。

INSUITE®カレンダーのキャッシュに関するトリガーファイルの更新チェック間隔の設定

INSUITEのシステム管理画面で設定するカレンダーをSmartDB側でキャッシュするようになりました。 祝日設定などを追加した場合には、SmartDB側のキャッシュをクリアする必要があります。 キャッシュのクリアは、下記URLをINSUITE管理権限のあるユーザで実行することでスタートします。

/hibiki/NotifyHolidayCacheExpiration.do

上記URLを実行すると、トリガーファイルが更新されます。 SmartDBの各APサーバは、このトリガーファイルが更新されているか、定期的にチェックをしており、更新が確認されると、各APサーバのキャッシュをクリアします。 このトリガーファイルが更新されているかチェックする間隔を設定することができます。

表 キャッシュクリアのトリガーファイルの更新チェック間隔の設定

ファイル default.xml
親要素 default-values.calendar.holidays
要素 名称 初期値 説明
cache-expiration-check-interval 60 キャッシュクリアのトリガーファイルの更新チェック間隔。単位は「秒」。
記述例 <calendar.holidays>
<cache-expiration-check-interval>60</cache-expiration-check-interval>
</calendar.holidays>

CSV入力時のデバッグ情報の出力設定

リスト型部品が存在するバインダに対してCSV入力する際、「文書キーはCSVの列に対応されていません。」が発生した場合にデバッグ情報を出力するかどうかを設定します。

表 CSV入力時のデバッグ情報の出力設定

親要素 default-values.system
要素 名称 初期値 説明
debug-csv-import-error false CSV入力時、「文書キーはCSVの列に対応されていません。」が発生した場合にデバッグ情報を出力するかどうかを設定します。
true:デバッグ情報を出力する
false:デバッグ情報を出力しない
記述例 <system>
<debug-csv-import-error>false</debug-csv-import-error>
</system>