ビュー定義
ビューとは、文書一覧画面にてバインダの内容を表示する際の表示形式です。ひとつのバインダに対し複数のビューを登録できます。ユーザはビューを使い分ける事によって、自分の必要な情報を効率よく表示させる事ができます。
種類
ビューには、いくつか種類があります。ビューを作成する際に「タイプ」を指定してください。なお、ビューの作成後に「タイプ」を変更することはできません。
リスト
文書を一覧表形式で表示します。
カレンダー
文書をカレンダー形式で表示します。
カスタマイズ
ビューそのものをアドオンする場合に使用します。テンプレート(vmファイル)を設定することができます。
作成
手順
ビューの定義を行うバインダの文書一覧画面にて、サイドメニューから「ビュー定義」メニューをクリックします。
「ビュー定義」画面が開きます。「新規登録」ボタンを押下します。
「ビュー定義の追加」画面が開きます。ここでは、「ビュー定義名」および「タイプ」を指定して「登録」ボタンを押下します。
これ以降の設定内容は、選択した「タイプ」により変わります。
※ここから先は、新規のビューを対象として説明を行いますが、既存の「ビュー定義」に対して編集を行う場合も手順は同様です。
デフォルトビュー
フォーム定義を行うと、自動的にデフォルトビューが設定されます。 デフォルトビューは、リストタイプのビューで、ビュー定義名は「すべての文書」、表示項目は「操作」「編集」「登録日時」「登録ユーザ」の4つです。 このデフォルトビューをカスタマイズして、ご利用ください。
※フォーム定義が保存されていないバインダで、各画面を表示すると「このバインダには入力フォームが設定されていません。」とのメッセージと、フォーム定義へのリンクが表示されます。
リストタイプのビュー
基本情報設定
ビューに対し、「名前」や「1ページの表示件数」、「各機能の表示」といった基本的な項目を設定します。
手順
「ビュー定義」の基本情報を入力します。各項目を入力し「設定」ボタンを押下します。「基本情報を設定しました」というメッセージが表示され、設定内容が保存されます。
※最初に表示した際、詳細設定部分は、折り畳まれた状態で非表示となっています。「詳細設定」をクリックすると表示されます。
※「再利用」ボタンを押下すると、現在表示しているビュー定義をコピーすることができます。
表 基本情報設定タブの項目
項目名 | 説明 | 選択方法・指定可能範囲 など |
---|---|---|
ビュー定義名* | ビューの定義の名前です。 | 任意の文字列を入力します。 |
ビューキー | ビューキーを設定します。(アドオン作成時にご利用下さい。標準機能では利用しません。) | 150文字以内の半角英数字、または下線(_)を入力します。次の入力制限があります。 ・先頭文字は半角英数字であること。 ・バインダ内で同一のキーは入力できない。 |
ビューグループ | ビューグループを表示します。 | 「文書ビュー」固定 |
タイプ | タイプを表示します。 | 「リスト」固定 |
説明 | ビュー定義に関する説明です。 | 任意の文字列を入力します。 |
文書一覧に表示 | 当該ビューを文書一覧に表示するかしないかを指定します。「非表示」とした場合には、全ての管理者、全てのユーザに対して非表示となります。(※1)ただし、当該ビューのURLから直接リンクした場合には表示されます。またバインダ参照部品からは非表示としたビューを参照することが可能です。(詳細については【バインダ参照ボタン】をご確認下さい。)(※2) | ラジオボタンより「表示」「非表示」のいずれかを選択します。デフォルトでは「表示」です。 |
公開レベル | 当該ビューを公開するかしないかを指定します。「非公開」とした場合、バインダ管理者と、例外的に公開先に指定したユーザ以外に当該ビューは公開されません。また、当該ビューのURLから直接リンクした場合には「ビューが存在しません。」と表示されます。 | ラジオボタンより「公開」「非公開」のいずれかを選択します。デフォルトでは「公開」です。 |
公開先 | 「公開レベル」項目を「非公開」に設定した際に、例外的にビューを公開するユーザを指定します。 公開:全ユーザに表示されます。 公開先を指定する:バインダ管理者以外に指定した公開先に表示されます。 |
「選択」ボタンを押下して「ユーザ・グループ選択」を開き、ビューを公開するユーザ・グループを選択します。複数指定が可能です。 |
1ページの表示件数 | 文書一覧画面の1ページに表示する文書の数を指定します。 | プルダウンメニューより「20件」「50件」「100件」のいずれかを選択します。デフォルトでは「20件」が選択されています。 |
表示設定 | 次の項目に対するビューでの表示を設定します。 総件数表示 印刷 文書一覧・ビュー情報 グラフ CSV出力 帳票出力 URL共有 |
チェックボックスにチェックを入れると該当の項目がビューに表示され、チェックを外すと非表示になります。 左記の項目のうち、いくつかはバインダ属性の設定と連動します。詳細については、【バインダ属性の定義】を参照してください。 |
操作ボタンの位置 | 通常時、文書選択時における文書一覧画面の操作ボタンの位置を設定します。 | ラジオボタンで「上部」「下部」「両方」「非表示」のいずれかを選択します。デフォルトは「下部」です。 |
ページ送りの表示位置 | 文書一覧画面のページリンクを表示する位置を指定します。 | ラジオボタンで「上部」「下部」「両方」のいずれかを選択します。デフォルトは「下部」です。 |
項目名ヘッダ表示 | 文書一覧の項目ヘッダ(ページナビゲーションヘッダを含む)の部分を、画面を上方向にスクロールしてもウィンドウ上部に常に表示するかどうかを指定します。 | 「常に表示する」にチェックボックスを入れることで、画面を上方向にスクロールしても文書一覧の項目ヘッダをウィンドウ上部に留まるように常に表示します。それ以降は一覧の内容のみがスクロールされます。 デフォルトは常に表示しません。 ※画面を下方向にスクロールした場合は下部には留まらず、項目名ヘッダより上の範囲(ビュー切り替えタブや検索パネル等)は従来通り表示されます。 |
行番号設定 | 文書一覧のすべての行に表示される行番号の表示方法を指定します。 | 行番号設定の項目からプルダウンで選択します。 「行番号・簡易閲覧画面リンクを表示」・・・簡易閲覧画面へのURLリンクを含んだ行番号を表示する(既定値) 「行番号のみ表示(簡易閲覧画面リンクは無効)」・・・文書一覧表示時に行番号のみ表示し、URLリンクは外す 「行番号は非表示(列は表示)」・・・文書一覧時に列の中に三角マークのみ表示する 「列自体を非表示」・・・文書一覧時に三角マーク含め列自体表示しない(※3) |
初期画面表示 | ビューを最初に表示した際の画面状態を下記から選択することができます。 「一覧表示」・・・ビュー初期表示時に文書一覧を表示する(既定値) 「検索パネルのみ表示」・・・ビュー初期表示時に検索パネルのみを表示する |
「検索パネルのみ表示」を選択している、且つ、ビュー定義の「検索項目」が設定されていない場合、本設定は無効となります。「検索項目」に設定された全ての項目に対して、閲覧権限がないユーザの場合も、本設定は無効となります。本設定が無効になった場合、ビュー初期表示は文書一覧の表示となります。 |
※1 「非表示」が設定されたビューをデフォルトビューに設定した場合、文書一覧で表示可能なビューの最初のビューとして表示します。
※2文書リンク部品の場合、「非表示」が設定されたビューは表示されません。
※3「 」三角マークは、部品書式が設定されている際に、部品書式の条件に一致した行で行番号の列の中の左上に表示される赤いアイコンです。
「ビュー定義」画面では、目的のタブをクリックする事によって設定項目を切り替えます。
※「ビュー定義」画面では、設定を変更したらタブを切り替える前に必ず「設定」ボタンを押下して設定内容を反映してください。
表示項目設定
フォームに設定されている部品項目と文書の基本項目からビューに表示させる項目を選択します。
手順
ビューに表示させる項目を指定します。「非表示項目」エリアに表示されている項目を選択した状態で「追加→」ボタンを押下します。
選択した項目が「表示項目」エリアに追加されます。項目が「表示項目」に追加されると、表示項目の詳細な設定欄が表示されます。
※最初に表示した際、詳細設定部分は、折り畳まれた状態で非表示となっています。「詳細設定」をクリックすると表示されます。
※「 」ボタンと「 」ボタンを使って表示項目の並び替えを行う事ができます。
表 表示項目設定タブの項目
設定項目 | 説明 |
---|---|
項目名 | 項目の名前が表示されています。項目が「基本項目」の場合はその項目名が、項目が部品から作られている場合は「部品番号」と部品の項目名(指定が無い場合は部品の入力タイプ)が表示されます。 |
列名 | 文書一覧画面にて、一覧の先頭に表示されるヘッダ名です。 フォーム定義にて部品の項目名が指定されている場合も、こちらで指定した列名が優先されます。 |
列幅 | 列の表示幅を指定します。幅はピクセルで指定します。指定可能値は10px~9999pxです。改行対象外の部品は一行で表示されます。 改行対象外の部品に関しては、別表「表示項目ごとの表示設定可否」をご参照ください。 |
項目表示設定 | 部品の種類により、「リンク」「横並べ項目数」の指定、「全文表示する」か「幅に合わせて省略表示する」かの設定を行う事ができます。 「リンク」は一覧表に表示される情報にリンクを表示するための設定です。 「横並べ項目数」は複数選択可能な部品の選択項目の横並べ数を指定する設定です。 「全文表示する」は部品の値をすべて表示する場合に指定します。 「幅に合わせて省略表示する」は「列幅」を指定している場合に列幅を超えた値が「...」と省略されます。 |
表 表示項目ごとの表示設定可否
表示項目 | 列名 | 列幅 | 項目表示設定 |
---|---|---|---|
文書タイトル | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 「リンク」の設定が可能。 |
文書番号 | ○ | ○ | 「リンク」の設定が可能。 |
最終更新日時 | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 |
最終更新ユーザ | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 |
登録日時 | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 |
登録ユーザ | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 |
マーク | ○ | ○ | |
親文書 | ○ | ○ | 文書の親子機能を有効にしている場合。 |
子文書 | ○ | ○ | 文書の親子機能を有効にしている場合。 |
既読情報 | ○ | ○ | 既読未読機能を有効にしている場合。 |
操作 | ○ | ○ | 「拡張メニュー」の設定が可能。 |
編集 | ○ | ○ | - |
チェックアウト/ロック | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 チェックアウト/ロック機能を有効にしている場合。 |
業務開始 | ○ | ○ | プロセス定義で開始バインダに指定されている場合。 |
カウンターの総数 | ○ | ○ | カウンター機能を有効にしている場合。 |
コメント | ○ | ○ | - |
文字列入力ボックス | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 「リンク」の設定が可能。 |
数値入力ボックス | ○ | ○ | - |
文章入力エリア | ○ | ○ | - |
リッチテキスト | ○ | ○ | - |
複数選択 | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 「横並べ項目数」の設定が可能。 |
単一選択(項目) | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 |
単一選択(メニュー) | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 |
入力可能な単一選択(メニュー) | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 |
日付選択 | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 |
ファイルフォルダ | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 「横並べ項目数」の設定が可能。 |
画像 | ○ | ○ | - |
アカウント選択ポップアップ | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 「横並べ項目数」の設定が可能。 |
アカウント選択メニュー | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 |
リンク | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 「横並べ項目数」の設定が可能。 |
文書リンク | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 「横並べ項目数」の設定が可能。 |
バインダリンク | ○ | ○ | - |
自動採番 | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 |
バインダ参照ボタン | ○ | ○ | - |
自動更新部品 | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 |
カテゴリ | ○ | ○ | 「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定が可能。 |
アクション部品 | ○ | ○ | - |
実施履歴 | ○ | ○ | 表示形式の設定が可能。「実施中アクティビティのみ表示」がチェックされている場合、表示対象の項目を「アクティビティ名」「担当者」「受信日時」から選択できる。 |
※ラベル、デザインイメージ、デザインリンクは表示項目に設定できないため、表示されません。
プルダウンメニューからデフォルトソート項目として指定する項目を選び、「設定」ボタンを押下します。
※デフォルトソート項目は複数選択可能です。
※設定を行う前は、「最終更新日時」がデフォルトソート項目として指定されています。
※デフォルトソート項目がビューの表示項目に設定されている場合には、デフォルトソート項目に対して、ソートアイコンが表示されます。
複数のデフォルトソート項目が設定された場合には、第一ソート項目にソートアイコンが表示されます。
全文表示・省略表示設定
「表示設定項目」タブにて一部の部品・文書基本情報を「表示項目」に設定すると、「全文表示する」「幅に合わせて省略表示する」の設定ができます。
「全文表示する」の設定では、「改行」するかどうかのオプションが選択可能になります。改行なしの場合は、列の幅が部品の値よりも小さくなることはありません。改行ありの場合は、列の幅が部品の値よりも小さくなると、部品の値が改行されて全文表示されます。
「幅に合わせて省略表示する」の設定では、「列幅」が設定されている場合に、列幅を超えた値が「...」と省略されます。マウスカーソルをのせことで、ツールチップとして全文が表示されます。複数選択、アカウント選択(ポップアップ)、ファイルフォルダ、文書リンクの場合には、値の省略表示のほかに「項目数」の省略も行われます。「項目数」の省略では、「>>」が表示されます。「>>」をクリックすることで、省略された項目が表示されます。
なお、「列幅」が設定されていない場合は、省略表示されません。
リンク設定
「表示項目設定」タブにて「文書番号」「文書タイトル」「文字列入力ボックス」を「表示項目」に設定すると、「リンク」の設定ができます。
「リンク」のプルダウンメニューより、リンク先を指定します。
表 「リンク」のプルダウンメニュー
メニュー | リンク先 |
---|---|
リンクなし | - |
簡易閲覧画面にリンク(ポップアップ) | 新たなポップアップで簡易閲覧画面を開きます。 |
詳細画面にリンク | 詳細画面へ遷移します。 |
詳細画面にリンク(ポップアップ) | 新たなポップアップで詳細画面を開きます。 |
編集画面にリンク | 編集画面へ遷移します。 |
詳細ボタンの拡張メニュー
「表示項目設定」タブにて「操作」を「表示項目」に設定すると、「詳細」ボタンの拡張メニューが設定できます。
文書一覧から文書の操作ができるよう、ボタンの変更と拡張メニューの表示が設定できます。
- 設定
「詳細」ボタンの拡張メニューを使用するには、以下の操作を行います。
ビュー定義の「表示項目設定」タブにて「操作」の項目を「表示項目」に設定する。
「操作」ボタンの詳細設定にて、項目表示設定の列に拡張メニューの設定が表示されます。
図 「項目表示設定」
拡張メニューを「表示する」に設定すると、詳細設定が可能になります。
図 拡張メニューの詳細設定
拡張メニューの設定欄について説明します。
表拡張メニューの設定項目
ボタン | 文書一覧の「操作」列のボタンとして表示する機能を指定します。 初期値は「詳細」です。※ |
---|---|
メニュー | 拡張メニューに表示するメニューを指定します。あらかじめ選択されているのは、「詳細」のみです。 |
機能 | 対象機能のうち、当該バインダで利用可能な機能を表示します。この欄での並び順は、拡張メニューの並び順と一致します。並び順は変更できません。![全選択](../images/c27d7827d7d7c2d9b312fe443e664c9b.png) アイコンをクリックすると、全機能に対してのオン/オフの切り替えができます。 |
※ボタンを「通知」にすると画面表示が遅くなる場合があります。
- 機能欄の表示
項目表示設定の機能欄に表示される機能は、「バインダ属性」の設定に従います。「バインダ属性」で許可されていない機能は、機能欄に表示されません。「バインダ属性」に設定がない「詳細」、「編集」、「再利用」、「削除」、「通知」、「実施履歴」については、常に表示されます。
- 文書一覧画面での権限について
各機能が拡張メニューに設定済みであっても、メニューとして表示されるかどうかは、ユーザの操作権限に従います。
「編集」「再利用」「削除」は、文書アクセス権限設定に従って権限のあるユーザにのみ、表示されます。
「通知」は、有効な文書の更新時の手動通知が定義されている場合に表示されます。
「実施履歴」は、プロセスエンジンと連携している文書(業務開始済みの文書)に表示されます。
「詳細」以外の機能を利用できないユーザには、「詳細」がメニューに定義されていなくても、「詳細」ボタンとメニューには「詳細」のみが表示されます。
図 「詳細」以外の機能を利用できないユーザへの表示
フィルタ選択
「フィルタ定義」に登録されている定義から当該ビューに反映させるフィルタの条件を指定します。
※ フィルタ選択を行うためには、事前に「フィルタ定義」の設定を行っている事が必要となります。
フィルタ定義の設定方法に関しては、【フィルタ定義】をご参照ください。
手順
「下記条件のすべてに一致する」「下記条件のいずれかに一致する」のどちらを選択し、「設定」ボタンを押下します。
検索項目
文書一覧画面に、検索項目を表示するための設定を行います。検索項目を設定したビューを使用すると、文書一覧画面にて検索を行う事ができます。
手順
検索条件として表示させる項目を指定します。「非表示項目」項目に表示されている項目を選択した状態で「追加→」ボタンを押下すると、項目が「表示項目」に追加されます。
選択した項目が「表示項目」エリアに追加されます。項目が「表示項目」に追加されると、表示項目の詳細な設定欄が表示されます。
※ 「 」ボタンと「 」ボタンを使って表示項目の並び替えを行う事ができます。
表表示項目設定タブの項目
設定項目 | 説明 |
---|---|
項目名 | 項目の名前が表示されています。項目が「基本項目」の場合はその項目名が、項目が部品から作られている場合は「部品番号」と部品の項目名(指定が無い場合は部品の入力タイプ)が表示されます。 |
表示名称 | 検索パネルにて表示される項目名です。 表示名称が未設定の場合、表示項目設定タブで指定された部品の列名が表示されます。 表示名称、表示項目ともに未設定の場合、フォーム定義の部品の項目名が表示されます。 |
項目表示設定 | 複数選択部品、単一選択(項目)、単一選択(メニュー)部品に対して、検索パネルに表示される際の設定が可能です。表示設定は、選択方式と初期表示行数を設定可能です。 |
※「全文検索」項目を「表示項目」として指定すると、バインダ内の文書に対しての全文検索が行えるようになります。
複数選択部品、単一選択(項目)、単一選択(メニュー)部品の項目表示設定
単一選択
単一選択を指定した場合、検索パネルがプルダウン形式で表示されます。
※選択項目に設定された表示名称の文字数が40バイトを超えた場合、検索パネルでは40バイト以降の文字が省略して表示されます。
複数選択(初期表示行数を指定した場合)
複数選択を指定し、初期表示行数を設定した場合、検索パネルの表示は設定した初期表示行数が表示されます。 「すべて表示」をクリックすると、選択項目が全て表示されます。
「すべて表示」をクリックすると選択項目が全て表示されます。全ての選択項目が表示されている状態で、「省略表示」をクリックすると、初期表示行数に設定した行数の表示に戻ります。
省略表示の状態で、画面に表示されていない項目が選択されている場合、
「※ほかに選択されている項目があります。」 というメッセージが表示されます。
複数選択 (初期表示行数を指定しない場合)
複数選択を指定し、初期表示行数を設定しなかった場合、検索パネルの表示は従来通りとなります。
※選択項目は全て表示されます。
無効な選択項目の表示/非表示
無効な選択項目で「非表示」を選択した場合、各部品(複数選択、単一選択(項目)、単一選択(メニュー))の部品定義で、無効化した選択項目は、検索パネル上に表示されません。
文字列部品の項目表示設定
文字列部品の場合、項目表示設定で検索方法の表示/非表示を選択することができます。
「表示する」を選択すると、「既定の検索方法」の項目が表示され、「中間一致」「完全一致」「前方一致」のいずれかを規定の検索方法に設定できます。
「前方一致」「中間一致」で検索した場合、大/小文字を区別せず検索するため、より多くの件数がヒットします。
「完全一致」で検索した場合、大/小文字を区別して検索しますが、検索速度が向上します。
※ただしMySQLでこの設定を行っても、大/小文字を区別しません。
集計項目
文書一覧画面に集計項目を表示するための設定を行います。集計項目において使用できる集計方式は数値入力ボックスに対する数値の合計、平均です。
手順
フォームに設定されている部品項目、もしくは、文書の基本項目から集計条件として表示させる項目を選択します。集計方法を「タイプ」から「合計」「平均」いずれかから選択し「設定」ボタンを押下します。
「小数点以下の桁数」の設定について:
-
「0」~「9」を設定する場合、設定値の桁数で表示されます。
-
「--」を設定する場合、計算対象部品のデータに最大桁数の少数データを基準に表示されます。
※例えば該当し部品のデータに「1」「1.1」「1.11」「1.111」がある場合には3桁になります。
ツリー設定
文書一覧画面にツリーを表示します。ツリーには「カテゴリツリー」「組織ツリー」「集合ツリー」の3つのタイプがあります。ツリーの表示位置はコンテンツフレームの左上部です。
ツリーの種類
カテゴリツリー
文書に登録されたカテゴリ部品の値を元にカテゴリツリーを表示します。ツリーの項目を選択すると、文書一覧を絞り込んで表示します。表示されるカテゴリツリーのルートは、対象となるカテゴリ部品をフォーム定義で設定したカテゴリとなります。
集合ツリー
集合ツリーは下表の対象項目の部品を対象に生成されます。
集合ツリーで選択する対象項目に対するアイコンは下表になります。
表 集合ツリーの対象項目とアイコン
対象項目 | アイコン |
---|---|
最終更新ユーザ 登録ユーザ アカウント選択(ポップアップ) アカウント選択(メニュー) |
|
最終更新日時 登録日時 日付選択部品 |
|
複数選択部品 単一選択部品(項目) 単一選択部品(メニュー) バインダ参照ボタン |
組織ツリー
組織ツリーはアカウント部品を対象に生成されます。表示されるツリーのルートは、対象となるアカウント部品で設定されたルート組織です。
手順
ラジオボタンからツリーのタイプを選択します。
ツリーを選択すると下にツリーの表示サイズと対象項目を設定する指定項目が表示されます。「ツリーの表示サイズ」と対象項目の設定を行い、「設定」ボタンを押下します。
カテゴリツリーの設定画面
集合ツリーの設定画面
※日付選択部品、登録日、最終更新日時を対象項目に選択した場合は、並び順(昇順・降順)に加え、ツリーの表示形式(並列形式・階層形式)の設定が追加されます。なお、日付選択部品の表示形式が「時刻のみ」の場合は、ツリーの表示形式は表示されません。
※ツリーの見た目は、ツリーの表示形式と日付選択部品の表示形式の組み合わせで、下記表のようになります。
日付表示 | ツリーの表示形式 | ツリーの見た目 |
---|---|---|
年月 | 並列形式 | |
階層形式 | ||
年月日 時刻を含む |
並列形式 | |
階層形式 | ||
時刻のみ | - |
組織ツリーの設定画面
※複数のアカウント部品が存在し、各アカウント部品に対するフィルタをそれぞれ設定した状態で、集合ツリーを利用すると、文書一覧の表示が遅くなる場合があります。このような場合、非表示レイアウトブロック等にアカウント部品を追加の上、評価式を利用して、各アカウント部品の値を集約して下さい。値を集約し、フィルタ数を減らすことで、文書一覧の表示が遅くなることを回避することができます。
一括処理
一括処理の詳細は、【一括処理(プロセス実施、編集、削除、再計算、帳票出力、インデックス再作成)】-【一括処理の設定(ビュー定義)】を参照してください。
カレンダータイプのビュー
基本情報設定
ビューに対し、「名前」や「最大表示件数」、「デフォルト表示」といった基本的な項目を設定します。
手順
「ビュー定義」の基本情報を入力します。各項目を入力し「設定」ボタンを押下します。「基本情報を設定しました」というメッセージが表示され、設定内容が保存されます。
※「再利用」ボタンを押下すると、現在表示しているビュー定義をコピーすることができます。
表 基本情報設定タブの項目
項目名 | 説明 | 選択方法・指定可能範囲 など |
---|---|---|
ビュー定義名* | ビューの定義の名前です。 | 任意の文字列を入力します。 |
ビューキー | ビューキーを設定します。(アドオン作成時にご利用下さい。標準機能では利用しません。) | 150文字以内の半角英数字、または下線(_)を入力します。次の入力制限があります。 ・先頭文字は半角英数字であること。 ・バインダ内で同一のキーは入力できない。 |
ビューグループ | ビューグループを表示します。 | 「文書ビュー」固定 |
タイプ | タイプを表示します。 | 「カレンダー」固定 |
説明 | ビュー定義に関する説明です。 | 任意の文字列を入力します。 |
文書一覧に表示 | 当該ビューを文書一覧に表示するかしないかを指定します。「非表示」とした場合には、全ての管理者、全てのユーザに対して非表示となります。(※1)ただし、当該ビューのURLから直接リンクした場合には表示されます。またバインダ参照部品からは非表示としたビューを参照することが可能です。(詳細については【バインダ参照ボタン】をご確認下さい。)(※2) | ラジオボタンより「表示」「非表示」のいずれかを選択します。デフォルトでは「表示」です。 |
公開レベル | 当該ビューを公開するかしないかを指定します。「非公開」とした場合、バインダ管理者と、例外的に公開先に指定したユーザ以外に当該ビューは公開されません。また、当該ビューのURLから直接リンクした場合には「ビューが存在しません。」と表示されます。 | ラジオボタンより「公開」「非公開」のいずれかを選択します。デフォルトでは「公開」です。 |
公開先 | 「公開レベル」項目を「非公開」に設定した際に、例外的にビューを公開するユーザを指定します。 公開:全ユーザに表示されます。 公開先を指定する:バインダ管理者以外に指定した公開先に表示されます。 |
「選択」ボタンを押下して「ユーザ・グループ選択」を開き、ビューを公開するユーザ・グループを選択します。複数指定が可能です。 |
最大表示件数 | カレンダーに表示する文書の数を指定します。 | 数値を入力します。デフォルトでは「1000」が入力されています。 |
デフォルト表示 | デフォルトの表示方法を設定します。 | ラジオボタンで「月」「月(現在週)」「週」「日」のいずれかを選択します。デフォルトは「月」です。 |
表示設定 | 次の項目に対するビューでの表示を設定します。 総件数表示 印刷 文書一覧・ビュー情報 URL共有 |
チェックボックスにチェックを入れると該当の項目がビューに表示され、チェックを外すと非表示になります。 左記の項目のうち、いくつかはバインダ属性の設定と連動します。詳細については、【バインダ属性の定義】を参照してください。 |
操作ボタンの位置 | 通常時、文書選択時における文書一覧画面の操作ボタンの位置を設定します。 | ラジオボタンで「上部」「下部」「両方」「非表示」のいずれかを選択します。デフォルトは「下部」です。 |
※1 「非表示」が設定されたビューをデフォルトビューに設定した場合、文書一覧で表示可能なビューの最初のビューとして表示します。
※2 文書リンク部品の場合、「非表示」が設定されたビューは表示されません。
「ビュー定義」画面では、目的のタブをクリックする事によって設定項目を切り替えます。
※「ビュー定義」画面では、設定を変更したらタブを切り替える前に必ず「設定」ボタンを押下して設定内容を反映してください。
表示項目設定
フォームに設定されている部品項目からビューに表示させる項目を選択します。
手順
ビューに表示させる項目を指定します。カレンダータイプで設定できる項目は、下記表にあるとおり固定です。各項目に対して、設定可能な部品・文書基本情報をプルダウンより選択します。
表 表示項目で設定可能な部品・文書基本情報
項目名 | 説明 | 設定可能な部品・文書基本情報 |
---|---|---|
開始日 | カレンダー上の起点となる日付を指定します。※1 | 日付選択 |
終了日 | カレンダー上の終点となる日付を指定します。※1 | 日付選択 |
項目名 | カレンダー上の表示タイトルとなる部品を指定します。 | 文書タイトル 文字列入力ボックス 自動更新部品 |
概要 | 指定するとカレンダー上の項目にカーソルをあてると詳細をツールチップで表示します。 カレンダー上で詳細を確認したい場合に指定します。 |
文書タイトル 文字列入力ボックス 文章入力エリア 自動更新部品 |
ソート項目 | カレンダー上の日付が同じ場合、ソート項目を指定します。ソート項目は一つだけ選択できます。 | 文書タイトル 文書番号 最終更新日時 登録日時 チェックアウト/ロック カウンターの総数 文字列入力ボックス 数値入力ボックス 複数選択 単一選択(項目) 単一選択(メニュー) 入力可能な単一選択(メニュー) 日付選択 アカウント選択(ポップアップ) アカウント選択(メニュー) 自動採番 自動更新部品 カテゴリ |
分類 | 指定するとカレンダー上の項目に色で分類表示と簡易検索ができます。表示する選択肢が設定できます。 | 単一選択(項目) 単一選択(メニュー) アカウント選択(メニュー) |
※1 開始日または終了日に指定した日付選択部品のうち、いずれか片方のみしか値が入っていない場合、あるいは範囲指定が不正(終了日が開始日より過去になっているなど)の場合は、カレンダー上に表示されません。
フィルタ選択
「フィルタ定義」に登録されている定義から当該ビューに反映させるフィルタの条件を指定します。
※ フィルタ選択を行うためには、事前に「フィルタ定義」の設定を行っている事が必要となります。
フィルタ定義の設定方法に関しては、【フィルタ定義】をご参照ください。
手順
「下記条件のすべてに一致する」「下記条件のいずれかに一致する」のどちらを選択し、「設定」ボタンを押下します。
カスタマイズタイプのビュー
基本情報設定
ビューに対し、「名前」や「テンプレート」といった基本的な項目を設定します。
手順
「ビュー定義」の基本情報を入力します。各項目を入力し「設定」ボタンを押下します。「基本情報を設定しました」というメッセージが表示され、設定内容が保存されます。
※「再利用」ボタンを押下すると、現在表示しているビュー定義をコピーすることができます。
表 基本情報設定タブの項目
項目名 | 説明 | 選択方法・指定可能範囲 など |
---|---|---|
ビュー定義名* | ビューの定義の名前です。 | 任意の文字列を入力します。 |
ビューキー | ビューキーを設定します。(アドオン作成時にご利用下さい。標準機能では利用しません。) | 150文字以内の半角英数字、または下線(_)を入力します。次の入力制限があります。 ・先頭文字は半角英数字であること。 ・バインダ内で同一のキーは入力できない。 |
ビューグループ | ビューグループを表示します。 | 「文書ビュー」固定 |
タイプ | タイプを表示します。 | 「カスタマイズ」固定 |
説明 | ビュー定義に関する説明です。 | 任意の文字列を入力します。 |
文書一覧に表示 | 当該ビューを文書一覧に表示するかしないかを指定します。「非表示」とした場合には、全ての管理者、全てのユーザに対して非表示となります。(※1)ただし、当該ビューのURLから直接リンクした場合には表示されます。またバインダ参照部品からは非表示としたビューを参照することが可能です。(詳細については【バインダ参照ボタン】をご確認下さい。)(※2) | ラジオボタンより「表示」「非表示」のいずれかを選択します。デフォルトでは「表示」です。 |
公開レベル | 当該ビューを公開するかしないかを指定します。「非公開」とした場合、バインダ管理者と、例外的に公開先に指定したユーザ以外に当該ビューは公開されません。また、当該ビューのURLから直接リンクした場合には「ビューが存在しません。」と表示されます。 | ラジオボタンより「公開」「非公開」のいずれかを選択します。デフォルトでは「公開」です。 |
公開先 | 「公開レベル」項目を「非公開」に設定した際に、例外的にビューを公開するユーザを指定します。 公開:全ユーザに表示されます。 公開先を指定する:バインダ管理者以外に指定した公開先に表示されます。 |
「選択」ボタンを押下して「ユーザ・グループ選択」を開き、ビューを公開するユーザ・グループを選択します。複数指定が可能です。 |
テンプレート設定 | テンプレートを設定します。 | テンプレートのパス(vmファイル)を指定します。 ※指定がない場合は、空の画面が表示されます。 |
※1 「非表示」が設定されたビューをデフォルトビューに設定した場合、文書一覧で表示可能なビューの最初のビューとして表示します。
※2 文書リンク部品の場合、「非表示」が設定されたビューは表示されません。
※「ビュー定義」画面では、設定を変更したらタブを切り替える前に必ず「設定」ボタンを押下して設定内容を反映してください。