一括登録(ブランチ機能利用時)
バインダの管理者によって許可されている場合、CSVファイルを用いてブランチ文書を一括で登録することが可能です。
ブランチビューの一括登録ボタンから開始します。
表 一括登録画面の項目
項目名 | 説明 | 選択方法・指定可能範囲など |
---|---|---|
文字コード | CSVファイルで使用されている文字コードです。 | ラジオボタンから「ShiftJIS」「UTF-8」「EUC-JP」「GB2312」のいずれかを選択します。 |
CSVテンプレート | 一括登録用のテンプレートファイルがダウンロードできます。 | リンククリックでダウンロードできます。 テンプレートに出力される部品は、ブランチ部品で指定している「ビュー」に含まれている部品のみとなります。 |
CSVファイル | 一括登録に使用するCSVファイルを指定します。 | 「ファイルを選択」ボタンを押下し「ファイルのアップロード」画面にて、任意のCSVファイルを選択して「開く」ボタンを押下します。 |
注意事項
- 一括登録では一度に登録可能な文書数は500件までです。
必要な項目を設定したら、「一括登録」を行ってください。
CSVの入力
CSV入力時のフォーマットは、CSVファイルフォーマットをご参照ください。
チェック内容
一括登録では、通常のCSV入力とは異なり、設定されたCSVファイルに対して以下のチェックを実施しています。
CSVヘッダチェック
- 部品の列のみ、部品IDや部品キーが実在しているかをチェックします([number] 数値,[10004] 文書入力エリアなど)
- ※バインダIDや文書番号、登録ユーザなどの文書基本情報や、アカウント名などの部品の追加列はチェックしません。
部品チェック
部品名 | チェック内容 |
---|---|
文字列入力ボックス | 入力可能文字、最大文字数、最小文字数、バインダ参照の参照先文書(参照先の存在チェックが有効の場合)、必須入力チェック |
数値入力ボックス | 整数値、最大値、最小値、桁数、必須入力チェック |
アカウント選択部品(ポップアップ) | 指定種類チェック、単一/複数、最大選択アカウント個数、必須入力チェック |
複数選択部品 | 選択項目の存在チェック、必須入力チェック |
単一選択部品(項目) | 選択項目の存在チェック、必須入力チェック |
単一選択部品(メニュー) | 選択項目の存在チェック、必須入力チェック |
入力可能な単一選択 | 入力可能文字数、必須入力チェック |
日付選択 | 指定営業日、定休日チェック、整合性(年空白、月日範囲)チェック、必須入力チェック |
自動更新部品 | 数値の場合は桁数チェック(38桁以下)、必須入力チェック |
文章入力エリア | 最大文字数、最小文字数、必須入力チェック |
バインダ参照ボタン | 参照先文書の存在チェック |
※必須入力チェックについては、部品の設定のみ有効です。部品制御の入力値チェックは一括登録では実施されません。
また、次の部品は必須項目のチェックを有効にしていても、一括登録ではチェックされません:リッチテキスト、ファイルフォルダ、画像、アカウント選択(メニュー)、リンク、文書リンク、バインダリンク、カテゴリ
重複チェック
- ブランチバインダに設定されている部品制御の重複チェックが実施されます。
- 重複チェックはCSVファイル内での重複データに対しても実施されます。
処理の実行
「一括登録」を押下するとデータのチェックが実施されます。
プログレスバーが表示され、進行状況が確認できます。データチェックが完了するまで一括登録は実施できません。
データの一部に重複データや入力データの誤りなどのエラーがあった場合は、この段階で登録するデータの確認が表示されます。
詳細は【エラー時の処理】をご確認ください。
データに問題がない場合は、登録ができる文書の件数が確認されます。問題がなければそのまま「実行」を押します。
※一括登録を実行すると、そのままSmartDBで処理が受け付けられます。
SmartDBでは、受け付けた順番に処理がおこなわれ、完了するまで画面を操作することができなくなるのでご注意ください。
処理が開始されると、完了までの進行状況とおおよその処理完了までの残り時間が表示されます。
処理が完了すると結果が表示されます。画面を閉じることができます。 画面を閉じると自動で再読み込みが実施されます。
入力時の処理
CSVファイルにて一括登録されたブランチ文書は、下記の処理を行った上で文書が保存されます。
バインダ参照項目の上書き
ブランチ部品の一括登録では、ブランチ部品の設定で親文書と紐付けるために使われる「バインダ参照部品」の値については、親文書を参照する値に自動で書き換えられます。
つまり、バインダ参照しているバインダ参照部品や文字列入力ボックスに任意の値を設定することはできません。
ブランチ文書の再計算・保存
入力されたブランチ部品は、一括自動再計算を行った上で文書が保存されます。
親文書の再計算
ブランチ文書の一括登録が完了した後に、親文書の自動再計算が行われます。
エラー時の処理
CSVファイルを選択後、チェック内容に引っかかる場合は次のようにエラーが表示されます。
ヘッダーに存在しない部品IDや部品キーがあった場合はデータを登録できません。
CSVファイルを修正してやり直してください。
登録データの中で、部品チェックや重複チェックに該当するものがあった場合は件数によって対応が異なります。
登録データのすべてがエラーだった場合は、処理が実行されません。キャンセルを押して画面を閉じてください。
登録データの中で一部のデータのみエラーだった場合は、正常なデータのみ登録することができます。エラーのデータ登録は自動的にスキップされます。
ただし、エラーの件数が100件を超えた場合は正常なデータのみの登録もできません。CSVファイルを修正してやり直してください。