サブプロセスの概要

本項では、サブプロセス機能の概要について説明します。

サブプロセスについて

サブプロセス機能とは、既存の業務プロセス同士を連携させる機能です。業務プロセス定義中に、「サブプロセス起動ロボット」アクティビティを定義することにより、他の業務プロセス(サブプロセス)を起動することが可能です。

基本用語説明

本ドキュメントでは、サブプロセス機能についての説明を進めるために以下の用語を使用します。

  • メインプロセス
    サブプロセス起動ロボットが定義されているプロセスです。
    SmartDBの画面上で親プロセスと表記される場合もあります。

  • サブプロセス
    メインプロセスから起動されるプロセスです。

サブプロセス機能でできること

サブプロセス機能では、以下のような動作や設定が可能です。

  • ひとつのメインプロセスに対し、サブプロセスを複数設定することが可能です。
    ※ 設定可能なサブプロセスは100個までです。
  • サブプロセスとして呼び出されたプロセスをメインプロセスとして、さらに他の業務プロセスをサブプロセスとして設定可能です。
    ※ 起動できるサブプロセスの階層数は、10階層までとなります。
  • メインプロセスとサブプロセスの間で、文書やその他のプロセス変数が受け渡し可能です。

サブプロセスの権限

サブプロセスに設定する業務プロセス定義の権限はメインプロセスとは独立した設定です。
ただし、サブプロセス起動ロボットからの業務開始ではサブプロセスの「開始権」は無視されます。そのため、開始権を持っていないユーザがサブプロセスを開始する場合があります。

サブプロセスの開始

サブプロセスはメインプロセスのサブプロセス起動ロボットが実行されるタイミングで業務が開始されます。

この際、サブプロセスの業務開始者は、通常は「サブプロセス起動ロボット」アクティビティの直前アクティビティ実施者になります。
サブプロセスの業務開始者を変更したい場合、変数マッピングによるメインプロセスからサブプロセスへのデータの受け渡しが必要です。
詳細については【プロセス変数のマッピング】を参照してください。