文書作成ロボット
文書作成ロボットは、汎用ロボットの機能に加えSmartDB文書を自動生成するためのアクティビティです。SmartDBバインダを指定することで、業務プロセス中に指定したバインダに文書を登録できます。また、以降のアクティビティから登録した文書を利用できるようになります。
※利用シーンについてはこちらをご覧ください。
なお、文書作成ロボットは1度に1つの文書しか作成できず、複数の文書を同一プロセスで生成する場合は開始バインダ定義または別の文書作成ロボットを利用する必要があります。
文書作成ロボットのアクティビティが再度実施された場合は、新たな文書が生成されます。過去に生成された文書は、閲覧可能ですが、業務プロセス実施中は編集できません。
図 文書作成ロボットのフロー図例
文書作成ロボットのプロパティ画面
表 文書作成ロボットのプロパティ画面
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
① | アクティビティ名 | アクティビティの名前を入力します。必須項目です。 |
② | 種別 | 種別「文書作成ロボット」が表示されます。変更はできません。 |
③ | キー | アクティビティキーを入力します。アクティビティキーは業務プロセス定義内で一意である必要があります。 ※現在は利用していない項目です。 |
④ | 説明 | アクティビティの説明を入力します。 |
⑤ | 担当者 | アクティビティを実施するロールが設定されています。 |
⑥ | デフォルト遷移先のキー | SmartDBバインダの「実施履歴部品」に今後の実施予定を表示する際に使用される、デフォルトの遷移先キーを明示的に設定します。 |
⑦ | 作成タイプ | 「新規作成する」「文書を別バインダにコピーする」を選択します。 |
⑧ | バインダ | 文書を登録するSmartDBバインダへのパスを設定します。 |
⑨ | 元文書 | コピー元の文書を選択します。コピー可能となる部品は、部品タイプと部品キーが一致したものとなります。 ※作成タイプで「文書を別バインダにコピーする」を選択した場合のみ |
⑩ | 文書情報格納先 | ⑧で指定したバインダに登録したSmartDB文書を業務プロセス中で用いるために格納する文書情報の格納先です。格納先として、プロセス変数のうち1つを指定します。 |
⑪ | 関連文書格納先 | ⑧で指定したバインダ内でバインダ参照した部品と、格納するための文書変数をマッピングします。 プロセス内文書のチェックありはプロセス内文書、チェックなしはプロセス外文書として扱われます。 詳細はプロセス内文書とプロセス外文書もご参照ください。 |
⑫ | イベントハンドラ | 文書作成ロボットでは「アクティビティ開始時」「アクティビティ終了時」の自動分岐を設定できます。 |
⑬ | 適用ボタン | 設定変更した内容を更新します。 |
バインダ
文書を作成するための、SmartDBバインダを指定します。1つの文書作成ロボットが指定できるバインダは、1バインダのみとなります。
「編集」ボタンをクリックします。
タブが表示されます。
表 バインダの指定
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
① | バインダパス | SmartDBバインダのパスが表示されます。 |
② | リセットボタン | 設定した①バインダパスをリセットし、ルートキャビネットを設定します |
③ | 設定ボタン | 設定した①バインダパスを適用します。 |
④ | 参照タブ | SmartDBバインダをツリー上で指定します。 |
⑤ | 検索タブ | SmartDBバインダを検索して設定します。 |
■ 参照タブでバインダを指定
参照タブをクリックして、使用するバインダを指定します。
表 バインダ選択時の操作リスト
番号 | 説明 |
---|---|
① | 一つ上のキャビネットに移動できます。 |
② | 指定したキャビネットに移動します。 |
③ | バインダを指定します。 |
■ 検索タブでバインダを指定する
検索タブをクリックします。
検索条件を入力し、検索ボタンをクリックします。
※ 検索条件について検索対象となるのは、ログインユーザに閲覧権限があるキャビネット・バインダとなります。検索条件に対し、部分一致したものが表示されます。また、「 」(半角スペース)でOR検索が可能です。
バインダパスを指定後、「適用」ボタンをクリックします。
バインダパスが設定されます。
■ 設定したバインダのリセット
バインダパスの設定を取り消すには、「リセット」ボタンをクリックします。
元文書
文書を別バインダにコピーする際のコピー元文書を選択します。 コピー可能となる部品は、部品タイプと部品キーが一致したものとなります。 部品タイプと部品キーが一致した部品が、一覧表示されます。
※作成タイプで「文書を別バインダにコピーする」を選択した場合のみ設定が可能となります。
■コピー可能な部品タイプ
- 文字列入力ボックス
- 数値入力ボックス
- 文章入力エリア
- リッチテキスト
- 複数選択
- 単一選択(項目)
- 単一選択(メニュー)
- 入力可能な単一選択(メニュー)
- 日付選択
- ファイルフォルダ
- 画像
- アカウント選択(ポップアップ)
- アカウント選択(メニュー)
- リンク
- 文書リンク
- バインダリンク部品
- バインダ参照ボタン
- 自動更新部品
- カテゴリ
■コピーできない部品タイプ
- ラベル
- デザインイメージ
- デザインリンク
- 自動採番
- アクション部品
- 実施履歴
※編集不可の自動更新系の部品はコピーできません。
※リスト型部品とサブフォーム部品中の部品はコピーできません。
※文書作成ロボットで文書をコピーし、保存する直前に評価式の自動計算が行われます。
※コピーする際は、コピー先の部品定義の設定(必須チェック、ファイルサイズチェックなど)は無視されます。
※単一選択(項目・メニュー)、複数選択部品は選択項目定義のIDで値を紐づけます。コピー先に対応するIDが存在しない場合は文書は作成できず、プロセスが異常終了します。
文書情報格納先
文書情報格納先として文書型(doc)のプロセス変数から1つを指定します。
プロセス変数については、【プロセス変数】を参照して下さい。
イベントハンドラ
「開始時」「ボタンクリック時」「終了時」のタイミングで、イベントハンドラによる自動処理の設定を行う事ができます。
イベントハンドラについての詳細は、【イベントハンドラ】を参照してください。