遷移矢印
遷移矢印は業務プロセスにおけるアクティビティ間の遷移を設定する機能です。遷移矢印を設定するためには、あらかじめ始点となる遷移元アクティビティと終点となる遷移先アクティビティが必要となります。
遷移矢印の設定は、業務プロセス編集画面のプロセスフロー画面およびプロパティ画面から行います。
遷移矢印の作成
遷移元アクティビティと遷移先アクティビティ間では1対nの関係で遷移矢印を作成することができます。ただし、同一のアクティビティ間で2本以上の遷移矢印を作成することはできません。また、StartアクティビティとEndアクティビティが接点となる遷移矢印のみ、以下の制約があります。
- Startアクティビティは必ず遷移元となり、遷移矢印は遷移先に対し1対1でしか作成できない
- Endアクティビティは必ず遷移先となる
- StartアクティビティとEndアクティビティ間は遷移矢印で直結できず、必ず追加したアクティビティを通して間接的に接続する必要がある
遷移矢印の作成画面(業務プロセス編集画面のプロセスフロー画面)
また、遷移矢印の作成画面には3つのチェックボックスが存在し、それぞれ以下のように用途が異なります。
表 遷移矢印画面
設定箇所 | 番号 | 説明 |
---|---|---|
遷移元 | ➀ | 遷移矢印を作成する際に、遷移元となるアクティビティを設定するチェックボックスです。 |
② | 既存の遷移矢印の遷移先を変更する際に、遷移元を設定するチェックボックスです。 | |
遷移先 | ③ | 遷移矢印を作成/変更する際に、遷移先となるアクティビティを設定するチェックボックスです。 |
手順
遷移矢印の作成は、業務プロセス編集画面を開き、プロセスフロー画面から操作します。
遷移元のアクティビティを指定します。
遷移先のアクティビティを指定し、アクティビティ結合ポップアップで「はい」を押下します。
アクティビティ間の遷移を表す遷移矢印が追加されます。
遷移矢印の設定
作成した遷移矢印の設定では名前とキーを設定します。遷移元アクティビティから複数の遷移先アクティビティへ遷移するために、2本以上遷移矢印を追加する場合、キーの設定は必須となります。その際、複数の遷移矢印に同じキーを設定することはできません。
手順
遷移矢印の設定は、業務プロセス編集画面を開き、プロセスフロー画面およびプロパティ画面から操作します。
対象となる遷移矢印の遷移元アクティビティにある「 遷移矢印名」を押下します。
プロパティ画面に「遷移矢印の設定」画面が表示されます。名前とキーを入力して、「適用」ボタンを押下します。
表 遷移矢印の設定画面
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
➀ | 名前 | 遷移矢印の名前を入力します。 |
② | キー | 遷移矢印のキーを入力します。 キーは汎用アクティビティと承認アクティビティでの実施ボタン設定、およびイベントハンドラ設定時に必須となります。 |
※ 遷移キーは、半角英数字と_(アンダーバー)のみ入力可能です。また、先頭文字は必ず英字となります。
※ Startアクティビティが遷移元となる遷移矢印は、名前およびキーを設定することができません。
設定後、遷移矢印の名前とキーは以下のように表示されます。また、2本目以降の遷移矢印を作成した場合、デフォルトで遷移矢印名「遷移先(*)」、キー「default_*」が設定されます。(*部分には1からの数字が入力されます。)
遷移矢印の遷移先の変更
既に設定されている遷移矢印の遷移先を変更することができます。変更する方法は以下の2通りがあります。
- 遷移先・遷移元のチェックボックスによる変更方法
- 新しい遷移矢印にキーを再設定する変更方法
手順
遷移矢印の設定は、業務プロセス編集画面を開き、プロセスフロー画面およびプロパティ画面から操作します。
■ 遷移先・遷移元のチェックボックスによる変更方法
遷移矢印の遷移元を指定し、変更先の遷移先のアクティビティを指定して、アクティビティ結合ポップアップで「接続」ボタンを押下します。
遷移矢印が変更されます。
■ 新しい遷移矢印にキーを再設定する変更方法
遷移矢印のキーを元に、遷移先を変更することができます。
新しい遷移矢印を作成します。
新しい遷移矢印の設定で、変更したい遷移矢印のキーを入力します。
キーを元に、遷移矢印が変更されます。
※ 遷移矢印の名前は、新たに設定した名前に変更されます。
遷移矢印の削除
手順
遷移矢印の設定は、業務プロセス編集画面を開き、プロセスフロー画面から操作します。
削除対象となる遷移矢印の遷移元アクティビティにある ボタンを押下します。
※ Startアクティビティからの遷移矢印は一度設定を行うと削除できません。遷移先の変更は可能です。