プロセスと文書の関係
プロセスと文書を関連付ける方法
プロセスと文書は下記の設定によって関連付けが行われ、文書変数に該当の文書が格納されます。
開始バインダ定義
業務開始を行なった文書はプロセスの開始文書として関連付けが行われ、開始バインダ定義の文書情報格納先で指定された文書変数に該当の文書が格納されます。
詳細は、「業務プロセス定義の基本情報」の「開始バインダ定義」を参照してください。
文書作成ロボット
開始バインダ定義では1つの文書のみが登録可能ですが、複数の文書を同一プロセスで作成する場合は、アクティビティ定義の文書作成ロボットを利用する必要があります。
文書作成ロボットで作成した文書は該当ロボットの文書情報格納先で指定された文書変数に該当の文書が格納されます。
詳細は、「文書作成ロボット」を参照してください。
関連文書格納先での指定
開始バインダ定義、および文書作成ロボットで関連文書格納先として指定された場合に指定された文書変数にバインダ参照部品に指定された文書が格納されます。
詳細は上述の「開始バインダ定義」を参照してください。
サブプロセス起動ロボットの変数マッピング
メインプロセスで利用していた文書をサブプロセス(または逆方向)でも利用する場合に変数マッピングを利用する必要があります。
マッピングでは指定された文書変数が受け渡される形で格納されます。
詳細は、「プロセス変数のマッピング」を参照してください。
プロセス内文書とプロセス外文書
プロセスと関連付けされた文書は、関連付けされた報告により「プロセス内文書」と「プロセス外文書」に区別され、それぞれに特徴があります。
プロセス内文書
下記の方法で関連付けされた文書はプロセス内文書として扱われます。
- 開始バインダ定義で指定した開始文書
- 文書作成ロボットで作成された文書
- 関連文書格納先でプロセス内文書のチェックを入れた文書
- サブプロセスの開始バインダに対して変数マッピングした文書
プロセス内文書には下記のような特徴があります。
- アクティビティの実施文書として文書情報格納先に指定可能
- プロセス回付中は文書の権限が制限され、担当者のみ編集可能
アクティビティの実施文書に指定することでアクティビティ実施時に文書の編集画面を開きます。
詳細は、「文書情報格納先」を参照してください。
プロセス外文書
下記の方法で関連付けされた文書はプロセス外文書として扱われます。
- 関連文書格納先でプロセス内文書のチェックを入れなかった文書
- サブプロセスの開始バインダに以外に対して変数マッピングした文書
プロセス外文書には下記のような特徴があります。
- アクティビティの実施文書に指定することができない。
※設定しても正しく動作しません。 - プロセス回付中も文書の権限は影響を受けない。
- "document"を指定するイベントハンドラは<文書部品代入>のみ利用可能。 ※サブプロセスでの変数マッピングの場合のみ。関連文書の場合はその他のイベントハンドラも利用可能です。