イベントハンドラ設定時のエラーメッセージ
イベントハンドラ設定時のエラーメッセージ
以下にイベントハンドラ設定が不正だった場合のエラーメッセージと、対応を記載します。
表 イベントハンドラ設定時のエラーメッセージ
No | エラーメッセージ型 | 表示される場合の設定サンプル | サンプルに対するエラーメッセージ | 状況とその対応策 |
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1 | {0}のタグ {1} が、重複して指定されています。 | <アカウントAとBが同じである> <A><アカウント value="1015839,1015840"/></A> <A> <アカウント value="1015839,1015840"/> </A> </アカウントAとBが同じである> |
親タグ <アカウントAとBが同じである> 配下のタグ <A> が、重複して指定されています。 | 本来一つの親タグ配下に一つしか指定することの出来ないタグが二つ以上指定されている場合に表示 サンプルの場合は<アカウントAとBが同じである>配下には<A><B>それぞれ一つずつ指定すべきだが、<A>が二つ指定されている 【対処】 重複しているタグを削除する。二つ以上記述したい場合は別な親タグを指定する |
2 | {0}に、正しくないタイプのアクションタグ {1} が指定されています。(期待するアクションタグのタイプ:{2}) | <文字列AはBを含む> <A><文字列 value="abcde"/></A> <B><数値 value="1"/></B> </文字列AはBを含む> |
親タグ <B> 配下に、正しくないタイプのアクションタグ <数値> が指定されています。(期待するアクションタグのタイプ:文字列型) | 親タグが要求する型と異なる型の値を返すアクションタグが配置されていた場合に表示。 サンプルの場合は文字列を要求している場所に数値が戻り値となるタグが指定されているためにエラー表示となっている。 【対処】 (期待するアクションタグのタイプ)として表示されている型の値を返すタグに変える |
3 | {0}に、{1}( {2} )が記述されていますが、{1}を使うことはできません。 | <?aa version="1.0" encoding="UTF-8"?> <文書部品代入 document="doc01" item-id="10011"> <未実行の担当者や代行者/> </文書部品代入> |
最上位階層に、<?aa ?> ( version="1.0" encoding="UTF-8" )が記述されていますが、<?aa ?>を使うことはできません。 | <? ?>の中に「xml version="1.0" encoding="UTF-8"」以外の文字列が記述されていた場合に表示 【対処】 正常な表記 <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>に変更するか、この行を削除する |
4 | {0}に、 2 個以上のアクションタグを指定することはできません。(指定されているアクションタグの数: {1} 個) | <数値AはBより大きい> <A> <切り捨て> <数値 value="1.3"/> </切り捨て> </A> <B> <数値 value="1"/> <数値 value="1"/> </B> </数値AはBより大きい> |
親タグ <B> 配下に、 2 個以上のアクションタグを指定することはできません。(指定されているアクションタグの数: 2 個) | 一つのアクションタグしか指定することの出来ない親タグ配下に複数のアクションタグが指定されている場合に表示 サンプルの場合、<B>配下には数値を返すタグ一つしか設定できないが、<数値>タグが二つ設定されている 【対処】 余分なアクションタグを削除する。複数指定したい場合は別の親タグを設定する |
5 | {0}に、指定可能なタグ( {2} )以外のタグ {1} が指定されています。 | <文字列AはBを含む> <A><文字列 value="abcde"/></A> <B><文字列 value=""/></B> <C><文字列 value=""/></C> </文字列AはBを含む> |
親タグ <文字列AはBを含む> 配下に、指定可能なタグ( <A> <B> )以外のタグ <C> が指定されています。 | 親タグの配下に設定することの出来ない種類のタグが設定されている場合に表示。 サンプルの場合は<A><B>しか設定できない場所に<C>が設定されている。 【対処】 余分なタグを削除する |
6 | {0}には、1つ以上のアクションタグを指定する必要があります。 | <文字列AはBを含む> <A><文字列 value="abcde"/></A> <B><文字列 value=""/></B> <C> <文字列 value=""/></C> </文字列AはBを含む> |
親タグ <アカウントセット> 配下には、1つ以上のアクションタグを指定する必要があります。 | 配下に一つ以上のアクションタグを必要とするタグの配下にアクションタグが一つも設定されていない場合に表示サンプルでは<アカウントセット>の配下にはアカウントを返す種類のタグが必要となるが、設定されていない 【対処】 配下にタグを設定する。必要なタグの種類は「付表1. 定義済みのアクション一覧」を参照。 |
7 | {0}に、必ず指定しなければならないタグ {1} が指定されていません。 | <数値AはBより大きい> <A> <数値 value="126"/> </A> </数値AはBより大きい> |
親タグ <数値AはBより大きい> 配下に、必ず指定しなければならないタグ B が指定されていません。 | 配下に必要なタグのあるタイプのタグで、配下にその必須タグが設定されていなかった場合に表示。 サンプルでは<数値AはBより大きい>配下には<A><B>が必要となるが<B>が設定されていない。 【対処】 必要となるタグを設定する。必要なタグの種類は「付表1. 定義済みのアクション一覧」を参照。 |
8 | {0}に、解釈できないアクションタグ {1} が指定されています。(期待するアクションタグのタイプ:{2}) | <文書代入 document="doc01" item-id="10002"> <文字列 value="abc"/> </文書代入> <文書代入 document="doc01" item-id="10002"> <文字列 value="abc"/> </文書代入> |
最上位階層に、解釈できないアクションタグ <文書代入> が指定されています。(期待するアクションタグのタイプ:コマンド系・制御系) | イベントハンドラで使用可能なタグとして設定されていないタグが設定されている場合に表示 サンプルでは<文書代入>という使用できないタグが設定されている。 【対処】 使用可能なタグで設定しなおす。使用可能なタグの種類は「付表1. 定義済みのアクション一覧」を参照 |
9 | {0}のタグの属性 {2} の値({3})が重複して指定されています。 | <非担当者レイアウトブロック権限 document="doc01" ><編集可能 block-id="10003" /> <閲覧可能 block-id="10003" /> </非担当者レイアウトブロック権限> |
親タグ <非担当者レイアウトブロック権限> 配下のタグの属性 block-id の値(10003)が重複して指定されています。 | 同じものを指定することの出来ない属性に同じものが指定されている場合に表示 サンプルでは一つのblock-id=“10003”が編集可能と閲覧可能の両者に設定されている 【対処】 重複部分を削除する |
10 | {0}のタグ {1} の属性 {2} の値({3})を{4}として認識することができません。 | <非担当者レイアウトブロック権限 document="doc01" > <編集可能 block-id="a0002" /> <フォーム定義 block-id="10005,10006,10007,10008" /> </非担当者レイアウトブロック権限> |
親タグ <非担当者レイアウトブロック権限> 配下のタグ <編集可能> の属性 block-id の値(a0002)をレイアウトブロックID(カンマ区切りで複数指定可)として認識することができません。 | 指定すべき属性の値として認識できない値が指定されていた場合に表示 サンプルでは数値だけで指定すべきblock-idの値にa0002という値が指定されている 【対処】 属性として指定可能な値の形式を確認してその形に変更する |
11 | {0}のタグ {1} に、必ず指定しなければならない属性 {2} が指定されていません。 | <変数代入> <文字列 value="ああああ"/> </変数代入> |
最上位階層のタグ <変数代入> に、必ず指定しなければならない属性 name が指定されていません。 | タグ内に必須となる属性が指定されていない場合に表示サンプルでは<変数代入>にはnameの指定が必要となるが、指定されていない 【対処】 タグ内で指定が必要な属性を指定する |
このほかに、定義したイベントハンドラがXMLとして不正だった場合(不正なところに全角文字が入力されている、<>に対応する</>がない、タグが>で終わっていないなど)は「XMLの解析中、1 行目の 26 列目でエラーが発生しました。」というメッセージが表示されます。