ジョブ定義と定期処理
概要
各バインダの文書に対して、繰り返し行う操作(例えば「ステータスが終了となった文書を削除する」など)がある場合、これらの操作をジョブとして定義することができます。 ジョブ定義では、対象文書を絞り込むフィルタを指定し、文書の更新、削除、物理削除の操作を設定します。 ジョブ定義の詳細は、【バインダの設定】―【ジョブ定義】を参照してください。
定義されたジョブは、バインダ管理者が手動で実行することもできますが、指定したタイミングで自動的に実行することもできます。 指定したタイミングでジョブを実行する場合には、定期処理定義を使用します。 定期処理定義の詳細は、【定期処理定義】を参照してください。
注意事項
- 各ジョブや各定期処理に対して、それぞれの依存関係を設定することはできません。
- 定期処理定義とジョブ定義は、1対1の関係です。一つの定期処理に複数のジョブは指定できません。
- ジョブは1つずつ順番に実行されます。複数のジョブの時間帯が重なった場合、後続のジョブはキューに入り待機状態となります。
- ジョブを実行した際、対象となる文書数が多い場合には、複数の処理バッチに分割されます。一つの処理での対象文書数は、「1000」です。
- 定期処理定義で指定した実施タイミングにAPサーバを停止していた場合は、APサーバの起動後に、各定期処理が起動されます。それぞれの定期処理から起動されるジョブの「開始遅延 許容時間」を確認し、許容時間を超過している場合は、ジョブを「スキップ」します。許容時間の範囲内、許容時間が設定されていない、あるいは許容時間が「0分」の場合は、ジョブが実行されます。
- バインダ定義を復元、もしくは定義を上書きでインポートした場合、ジョブIDが新たに付番され定期処理定義からジョブ定義への参照関係が切れます。そのため、定期処理定義の再設定が必要となります。
- 定期処理定義によるジョブの実施は並列処理です。(最大5ジョブまで同時実行されます。)
- 定期処理の実施タイミングが重複する場合は実施時間をずらし、相互に影響しないようにすることを推奨します。