新フォーム定義
新フォーム定義は従来のフォーム定義から大きく刷新したフォーム定義画面です。
従来に比べて「より直感的に」「より高速に」ご利用いただくことが可能です。
なお、将来的にはこちらの新フォーム定義をメインとして、従来のフォーム定義は利用を停止する予定です。 ※2つのフォーム定義画面では互換性を保証しており、一方で作成したフォーム定義をもう一方のフォーム定義での操作が可能です。そのため、ユーザによる切り替え作業などは不要です。
画面構成
新フォーム定義のメニューから開きます。
新フォーム定義の画面は既存のバインダ画面ではなく、新ウィンドウで開きます。
画面の構成は以下のようになります。
番号 | 説明 |
---|---|
①ヘッダー | フォーム定義全体の操作を行います。 保存や終了に加え、操作ボタンの位置などの設定もここから実施します。 |
②一覧メニュー | すでに定義されているレイアウトブロック、部品の一覧メニューが表示されます。 閲覧モードでは部品の検索や選択した部品へのジャンプが可能です。 編集モードでは、レイアウトブロックの並び替えが可能です。 |
③フォームエディタ | フォーム定義画面のメインとなるフォームを作成するエリア。 部品の追加・編集や、移動・コピーなどのフォームを作成するための操作が可能です。文書タイトルの設定もここから実施します。 |
④属性パネル | 部品やレイアウトブロックの属性を編集します。 部品など、編集対象となる項目が選択されている場合にのみ表示されます。 |
従来のフォーム定義からの変更点
新フォーム定義では従来のフォーム定義からの変更点があります。
ここでは、画面構成や操作感などは除いて機能的な変更点について記載します。
部品名の変更
各部品の名称を動作を端的に表した名称に変更しています。
この新しい名前は、現時点では新フォーム定義の利用時のみ表示されます。
表 変更前後の部品名
変更前 | 変更後 |
---|---|
文字列入力ボックス | テキスト(1行) |
文章入力エリア | テキスト(複数行) |
リッチテキスト | リッチテキスト |
数値入力ボックス | 数値 |
日付選択 | 日付 |
単一選択(項目) | ラジオボタン |
単一選択(メニュー) | プルダウン |
複数選択 | チェックボックス |
入力可能な単一選択(メニュー) | 入力可能なプルダウン |
カテゴリ | カテゴリ |
ファイルフォルダ | ファイル |
画像 | 画像 |
アカウント選択(ポップアップ) | アカウント選択 |
アカウント選択(メニュー) | アカウントプルダウン |
リンク | リンク |
バインダリンク | バインダリンク |
文書リンク | 文書リンク |
ラベル | 文字ラベル |
デザインイメージ | 画像ラベル |
デザインリンク | 固定リンク |
バインダ参照ボタン | バインダ参照 |
自動更新部品 | 自動更新部品 |
自動採番 | 自動採番 |
実施履歴 | 実施履歴 |
ブランチ部品 | ブランチビュー |
アクション部品 | ※複数部品に分割。 事項で説明 |
アクション部品の分割
従来のフォーム定義ではアクション部品に複数のタイプが存在していましたが、それらを部品として分割しました。
アクション部品のタイプ | 新しい部品 |
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ボタン - URL | 変数リンク |
連携ボタン | 連携定義ボタン |
外部API連携 | API連携 |
定義情報とセッションについて
従来のフォーム定義では作成中のフォーム定義の情報は画面にしか保持していませんでした。
そのため、意図せずブラウザを終了して閉じてしまったり、画面をリロードしたりすると作成中の定義情報は失われていました。
一方で新フォーム定義では作成中のフォーム定義をセッション情報に保持しているため、画面を開き直したりしても作成中の定義情報が維持できます。※セッション情報に保持しているため、再ログインした場合には失われます。
この仕様の影響により、最新のフォーム定義ではなくセッション情報に保持しているフォーム定義が開いてしまう場合があります。※他者がフォーム定義を更新した場合など。
このような場合は画面に表示される警告メッセージに従ってリセットを行ってください。
新フォーム定義で独自の動作
- ショートカットキーによる部品のコピー&ペースト
- ドラッグ&ドロップによる列幅の設定
- 一覧メニューを利用したレイアウトブロックの並び替え
- 行列のコピー
制限事項
新フォーム定義では従来のフォーム定義に比べての制限事項があります。
これらは今後のバージョンで継続的に対応を検討していきます。
フォーム定義全体での制限事項(未対応項目)
- サブフォームが利用不可。
- 共通部品が利用不可。
- レイアウトブロックの列幅指定方法の変更不可。
※デフォルトは部品配置連動 - 一次退避エリアの利用不可。
部品での制限事項(未対応項目)
- 評価式設定画面においてlookupsを設定するための、多段階のバインダ参照関係が表示できない。
その他
- 定義画面における項目名・説明文の配置が設定に関わらず固定。
- 項目名は左上に固定
※「文字ラベル」部品のみ例外。設定された位置に表示する。 - 説明文は左下に固定
※「文字ラベル」部品のみ例外。設定に関わらず非表示。
- 項目名は左上に固定
- 表示幅が足りない場合には項目が切れた状態で表示される。