バインダ定義
「バインダ定義」のバックアップ履歴の確認と戻し、バインダ定義のエクスポート、インポート、およびバインダ設計情報の印刷を行います。 この機能を利用する事により複雑なバインダ定義も簡単に保存・再現可能です。
サイドメニューから「バインダ定義」をクリックします。
バックアップ履歴
フォーム定義を更新すると、自動的にバインダ定義のバックアップを取得しています。 「バックアップ履歴」メニューを使うと、過去に更新されたバインダ定義の更新履歴を確認すること、過去バインダ定義を削除すること、および特定世代のバインダ定義へ戻すことができます。
機能概要
「バックアップ履歴」メニューをクリックし、メニューを切替えると、下記画面が表示されます。画面上に表示される項目の内容は、表を参照してください。
表 バックアップ履歴に表示される項目
項目名 | 説明 |
---|---|
(項目名なし) | 世代番号が表示されます。(※1) |
定義の復元 | 「戻す」ボタンを押下すると、選択した世代(ボタンのある行)のバインダ定義に戻せます。(※2) 、(※3) |
バックアップ作成日時 | フォーム定義を更新した日時が表示されます。 |
バックアップ作成者 | フォーム定義を更新したユーザ名が表示されます。 |
エクスポート | 「エクスポート」ボタンを押下すると、各世代のバインダ定義がエクスポートされます。(※5) |
フォーム定義 | 「プレビュー」ボタンを押下すると、各世代のフォーム定義のプレビューが表示されます。 |
部品の追加/削除 | 追加/削除した部品が一覧表示されます。 |
削除 | 「削除」ボタンを押下すると、その世代のバックアップが削除されます。(※4) |
注意事項
※1 バックアップ数は、無制限になっています。
※2 この機能を利用して特定世代のバインダ定義へ戻した場合、特定世代以降のバックアップがすべて物理削除されます。特性世代以降のバインダ定義にてデータが登録されていた場合、それらデータの整合性は保証されないので、ご注意ください。
※3 定義を戻す場合には予め対象の定義をエクスポートし、確認の上、実施してください。
※4 特定世代のバックアップを削除すると、世代番号が連番となるようにふり直されます。
※5 「エクスポート」ボタンの「▼」を押下すると、現在のバインダ定義をテキストファイルとして出力することができます。テキストファイルの形式はXMLとJSONから選択できます。
エクスポート
バインダのバインダ定義をzipファイル形式でエクスポートします。
手順
「エクスポート」メニューをクリックし、メニューを切替えます。出力対象を選択し、「エクスポート」ボタンを押下します。
ファイルのダウンロードダイアログが表示されます。表示に従ってファイルのダウンロードを行います。
エクスポートしたzipファイルは解凍しないでください。
インポート
バインダのバインダ定義をzipファイル形式でインポートします。
※ インポートするとバインダ基本情報以外の元のバインダ定義は上書きされます。
手順
「インポート」メニューをクリックし、メニューを切り替えます。
「インポートする定義ファイル」項目にて、「参照」ボタンを押下し定義ファイルを選択した後、「インポート」ボタンを押下します。
※定義のインポート時、バインダの各定義(下記参照)の更新情報をバインダ管理者で上書きするかどうか選択が可能です。
- ビュー定義
- フィルタ定義
- 通知定義
- Webhook
- マーク定義
- 部品書式
- 文書制御
- 連携定義
- 帳票定義
確認メッセージが表示されます。「OK」ボタンを押下します。
「インポートが終了しました。」というメッセージが表示され、インポートが行われます。
バインダ基本情報については、インポート後に以下のとおり変更されます。
表 インポート後のバインダ基本情報の設定
項目名 | バインダインポート直後の状態 |
---|---|
バインダ管理者 | インポート実施ユーザで上書き |
バインダ設計者、文書管理者 | クリア |
ワークスタイル | 全選択 |
公開レベル | 公開 |
コラボレーター | クリア |
文書アクセス権限 | エクスポートしたバインダ定義を維持 |
登録権限(追加)、閲覧権限(追加) | クリア |
文書削除条件 | クリア |
文書更新情報 | エクスポートしたバインダ定義を維持 |
有効期限 | クリア |
編集ロック・文書ロック | クリア |
注意事項
- インポート時、通知定義の定期処理を無効化します。
- インポート時、リスク検知の設定は反映されません。
- インポートされたジョブ定義は定期処理定義と紐付きません。
- バインダ属性の業務プロセス連携は正式公開しないと紐付きません。
- トークン設定は削除されます。
バインダ設計情報の印刷
バインダに定義された設計情報を印刷する機能です。設計情報とは、以下の内容を指します。
- バインダ概要
- バインダ属性
- フォーム定義(フォーム属性、レイアウトブロック属性、部品定義を含む)
- ビュー定義(ビュー定義その他)
- 更新履歴定義
- フィルタ定義一覧
- 通知定義
- 部品書式
手順
「バインダ定義」画面にて「印刷」メニューをクリックし、メニューを切り替えます。
「印刷対象の選択」項目で、印刷したい定義を選択します。定義を選択後、「プレビュー」ボタンを押下すると、印刷プレビュー画面が別ウィンドウで開きます。「印刷対象の選択」項目は、初期状態では「バインダ概要」のみが選択されています。
「印刷プレビュー」画面が表示されます。「バインダ設計情報」という画面タイトルの右に、バインダ名が表示されます。また、「バインダ設計情報」画面右上にある印刷アイコンをクリックすると、印刷ダイアログが表示され、印刷を実行することができます。
「バインダ設計情報」の印刷プレビュー画面
「バインダ設計情報」画面では、以下の順に定義が出力されます。
- バインダ概要
- フォーム定義
- フォーム属性
- レイアウトブロック属性
- 部品定義
- ビュー定義一覧
- ビュー定義その他
- フィルタ定義一覧
- 通知定義
- 部品書式
表示された各定義情報には、定義の表示を操作する 、 アイコンと定義名が並んで表示され、その下に定義の内容が表示されます。
アイコンまたは定義名をクリックすると、その定義の表示を閉じることができます。表示を閉じたときは定義名とアイコンのみの表示となり、アイコンは に変化します。定義名もしくは アイコンをクリックすると、再び定義が表示されます。
バインダ定義の有無と「バインダ設計情報」画面表示
設計情報がバインダ概要しか定義されていない場合は「印刷対象の選択」項目で選択ができません。フォーム定義で「保存」ボタンを押下し、フォームを作成すると、未設定の定義も「印刷対象の選択」項目で選択が可能になります。
未設定の定義にチェックを入れて「バインダ設計情報」画面を表示するとき、選択した未設定の定義もアイコンと定義名が表示されます。その下に表示される内容は、定義によって異なります。以下に、設定がないときの「バインダ設計情報」画面への表示について定義別に説明します。
表 各項目の未設定時の表示
定義名 | 未設定時の「バインダ設計情報」画面の表示 |
---|---|
フォーム定義 フォーム属性 レイアウトブロック属性 |
未設定の状態の画面が表示されます。 |
ビュー定義その他 通知定義 |
表示されるものはありません。 |
部品定義 | 「部品数:0」という部品数のカウントのみが表示されます。 |
ビュー定義一覧 | ビュー定義一覧の項目ヘッダのみが表示されます。 |
フィルタ定義一覧 | 「このバインダにはフィルタが登録されていません。」というメッセージが表示されます。 |
注意事項
ブラウザの設定について
実際に印刷する場合、ブラウザの設定により罫線が表示されない場合があります。
罫線を出力するには、背景画像も印刷されるよう設定をしてください。
処理時間について
この機能は、定義されたデータの量により、時間がかかる場合があります。例えば、多くの部品が定義されたフォーム定義などを印刷する場合などです。
時間がかかる場合、ブラウザの警告ダイアログが表示される場合があります。続行する場合は、「いいえ」を選択してください。
デザインイメージ部品の印刷について
部品定義を印刷する場合、デザインイメージ部品にある画像は表示されません。
依存関係
バインダに関連する他バインダの依存関係を確認・エクスポートする機能です。
手順
「依存関係」メニューをクリックし、メニューを切り替えると、下記画面が表示されます。 「依存関係ツリー」を選択(デフォルトで選択)すると、「依存関係ツリー」が表示されます。 「階層」や「ズーム」を選択して、表示内容を調整することができます。
「インポート順」を選択すると、依存関係のあるバインダが一覧表示されます。 「階層」を選択して、表示内容を調整することができます。
依存関係を維持したまま、バインダをエクスポートする場合は、エクスポートしたいバインダを選択し、「エクスポート」ボタンを押下します。 各定義が一括でエクスポートされます。 一括エクスポートした際の定義ファイルの拡張子は「.sdp」となります。
一件づつエクスポートする場合は、エクスポート列のアイコンをクリックします。
制限事項
- 関連プロセスもまとめてエクスポートする場合、プロセス定義でエクスポート操作を行う必要があります。
- 最大で「5階層下のバインダまで」「同じ親を持つバインダは10バインダまで」しか表示できません。
表示をしきれないバインダは一括でエクスポートすることもできません。 - 相互にバインダ参照をしている場合、順番が前のバインダが後のバインダを参照して実施する自動再計算が正しく動作しません。
バインダインポート後に、自動再計算の設定をしているバインダのフォーム定義を開いて保存し直してください。