バインダ参照の方法

評価式のlookupを利用して他文書から文書の情報の一部を取得する場合、バインダ参照を行う必要があります。
バインダ参照を行う方法には下記の2種類があります。

文字列入力ボックス部品のバインダ参照機能

マスタバインダなどに存在する参照先の文書とバインダ参照を設定する参照元の文書が持つ文字列で紐付けを行う方法です。

設定方法

フォーム定義では下記の設定を行います。
設定項目の詳細については、【部品一覧の文字列入力ボックス/テキスト(1行)】を参照してください。

  1. 参照元のバインダで、文字列入力ボックスを設置します。
  2. 該当の文字列入力ボックスにおいてバインダ参照の項目をチェックして、必要項目を設定します。

文書登録時には文字列を入力しただけで紐付けが行われます。
また、 オートコンプリート検索の設定に応じて該当箇所が一致した文字列のサジェストが表示されます。

動作仕様

  • 文字列が一致することにより紐付けが管理される。参照先、参照元のいずれかの文字列を変更した場合には紐付けの状態も更新される。
    そのため、紐付けした文書を選択する操作は存在しない。
  • 参照先バインダに文字列の重複した文書が存在している場合、「キーが重複する場合の優先順」設定に従い紐付けられる。
  • 文書選択ビューを指定した場合、指定されたビューに表示される文書のみがバインダ参照の検索の対象となる。
    ※デフォルト(文書選択ビュー未指定)ではビューには関係なくすべての文書が対象。
    ※文書選択ビューに「ログインユーザ」を利用したフィルタが適用されたビュー定義を選択した場合、バインダ参照を利用したlookup評価式や自動再計算、ブランチ部品からの表示が意図した動作にならない場合があります。

バインダ参照ボタン部品

バインダ参照ボタンを利用して紐付けを行う方法です。紐付け情報は文書番号で管理されます。
設定項目の詳細については、【部品一覧のバインダ参照ボタン/バインダ参照】を参照してください。

設定方法

フォーム定義では下記の設定を行います。

  1. 参照元のバインダで、バインダ参照ボタンを設置します。
  2. 該当のバインダ参照ボタンにおいて、必要項目を設定します。

文書登録時には設定した参照方法・選択形式に応じた方法で紐付け対象の文書を選択する必要があります。