Amazonビジネス連携

このオプションを利用することで、SmartDBで承認された購入申請をもとに、Amazonビジネスと連携して自動で発注が行えます。

概要

Amazonビジネスには「パンチアウト」と「パンチイン」の方式が用意されています。SmartDBの新連携オプションではどちらも設定できます。
※Amazonビジネスの連携オプションは1つしか設定できないためどちらかの方式を決めてもらうことが必要です。

※パンチインは利用開始前にドリーム・アーツからAmazonジャパンへの手続きが必要です。利用する場合はドリーム・アーツ担当へお問い合わせください。

1.Amazonビジネス連携 パンチアウト

パンチアウトは、SmartDB購入マスタバインダからスタートして、商品を選択、SmartDBプロセスで承認後に購入決定する流れです。

  • 購入者マスタの自分のデータから「購入開始」をクリックします。
  • Amazonサイトへ飛びます。
  • 商品を選んでカートへ進みます。
  • 購入手続き最後で「承認を依頼する」をクリックします。
  • 備品購入申請へ引き継がれて承認プロセスが開始されます。
  • 承認後、自動的にAmazonで購入手続きが進みます。
    ※この間、Amazonの画面上では「承認保留中」の表示になります。

2.Amazonビジネス連携 パンチイン

Amazonビジネスのウェブサイトに直接ログインして、商品を選択し、SmartDBプロセス承認後に購入決定する流れです。

パンチインで購入の流れ

  • Amazonのサイトで商品を選びます。
  • 購入手続きへ進みます。
  • グループを選びます。
    ※連携タイプが複数設定されている場合、権限によって表示される。
  • 受取場所を選びます。
  • お支払い方法を選びます。
  • SmartDBの備品購入申請へ引き継がれて承認プロセスが開始されます。 承認が完了するまでAmazonの画面上では「承認保留中」の表示になります。
  • 承認後、自動的にAmazonで購入手続きが進みます。

Amazonビジネス

事前準備

SmartDBアクセストークンを取得するために【共通設定】が必要です。既に設定済みの場合は、追加で実施する必要がありません。

SmartDB電子契約サービス設定を始めるまえに準備します。

Amazonビジネス
アカウント Amazonビジネスにログインできるようにする。
※Amazonビジネスとの連携では、管理画面にログインしてWebAPIなどの情報が必要となります。
SmartDB
バインダ
業務プロセス
※電子契約サービスで利用するバインダと業務プロセスは、次のテンプレートからインポートできます。
カテゴリ名:オプション
定義名:【電子契約連携】Amazonビジネス
含まれるバインダ:Amazon配送先マスタ 、Amazon購入者マスタ、Amazon備品購入申請
含まれるプロセス:Amazon備品購入申請

Amazonビジネスで利用するバインダでは、下記設定が必要となります。
※テンプレートに設定されている「部品キー」は連携に利用されていますので変更しないでください。追加する部品については任意に設定、または未設定(部品IDのみ利用)も可能です。

バインダ

・配送先マスタ

部品名 部品キー 部品タイプ
配送先名 Title 文字列入力ボックス
郵便番号 PostalCode 文字列入力ボックス
都道府県 State 文字列入力ボックス
市区町村 City 文字列入力ボックス
市区町村以下の住所1 Street1 文字列入力ボックス
市区町村以下の住所2 Street2 文字列入力ボックス
配送先電話番号 PhoneNumber 文字列入力ボックス

・購入者マスタ(Amazonビジネスで使用するアカウントと配送先を設定するためのバインダ)

部品名 部品キー 部品タイプ
購入者 Buyer アカウント選択(ポップアップ)
購入者メールアドレス BuyerEmail 自動更新部品(購入者のemailをlookup)
所属部署 PrimaryGroup 自動更新部品(購入者のprimaryAssignedAccountNameをlookup)
請求先の識別コード BillToAddressID 文字列入力ボックス
※事前にAmazonへ申請して割り当てられたコードを入力してください。空欄のまま動かしても問題ありませんが、Amazonから割り当てられたコード以外を入力するとエラーが出ます。
配送先マスタ ShipTo バインダ参照ボタン(配送先マスタを参照)
郵便番号 PostalCode 自動更新部品(配送先マスタのPostalCodeをlookup)
都道府県 State 自動更新部品(配送先マスタのStateをlookup)
市区町村 City 自動更新部品(配送先マスタのCityをlookup)
市区町村以下の住所1 Street1 自動更新部品(配送先マスタのStreet1をlookup)
市区町村以下の住所2 Street2 自動更新部品(配送先マスタのStreet2をlookup)
宛名 DeliverTo 自動更新部品(購入者のnameをlookup)
配送先名 DeliveryCompanyName 自動更新部品(配送先マスタのTitleをlookup)
配送先電話番号 PhoneNumber 自動更新部品(配送先マスタのPhoneNumberをlookup)
配送先メールアドレス DeliverEmail 自動更新部品(購入者のemailをlookup)
購入ボタン PunchOutButton アクション部品

・購入備品申請バインダ(Amazonビジネスで選択した品目の購入申請をするためのバインダ)

部品名 部品キー 部品タイプ
購入者選択 Buyer バインダ参照ボタン(購入者マスタを参照)
購入者 BuyerUser アカウント選択(ポップアップ)(購入者選択のBuyerをlookup)
購入者メールアドレス BuyerEmail 自動更新部品(購入者選択のBuyerEmailをlookup)
所属部署 PrimaryGroup 自動更新部品(購入者選択のPrimaryGroupをlookup)
請求先の仕分コード InvoiceCode 自動更新部品(購入者選択のInvoiceCodeをlookup)
郵便番号 PostalCode 自動更新部品(購入者選択のPostalCodeをlookup)
都道府県 State 自動更新部品(購入者選択のStateをlookup)
市区町村 City 自動更新部品(購入者選択のCityをlookup)
市区町村以下の住所1 Street1 自動更新部品(購入者選択のStreet1をlookup)
市区町村以下の住所2 Street2 自動更新部品(購入者選択のStreet2をlookup)
宛名 DeliverTo 自動更新部品(購入者選択のDeliverToをlookup)
配送先名 DeliveryCompanyName 自動更新部品(購入者選択のDeliveryCompanyNameをlookup)
電話番号 PhoneNumber 自動更新部品(購入者選択のPhoneNumberをlookup)
メールアドレス DeliverEmail 自動更新部品(購入者選択のDeloverEmailをlookup)
製品名 Description 文字列入力ボックス(リスト型部品)
ASIN SupplierPartID 文字列入力ボックス(リスト型部品)
UNSPSC ※2 Classification 文字列入力ボックス(リスト型部品)
単価 UnitPrice 数値入力ボックス(リスト型部品)
数量 quantity 数値入力ボックス(リスト型部品)
配送料 Shipping 数値入力ボックス(リスト型部品)
消費税 Tax 数値入力ボックス(リスト型部品)
金額 price (単価×数量)+配送料+消費税(リスト型部品)
商品へのリンク ※1 DetailPageURL リンク
UNSPSC ※2 ※3 UNSPSC 文章入力エリア
Amazon伝送メッセージ OrderMessageFile ファイルフォルダ

※1:「商品へのリンク」の設定は任意です。設定されていない場合、無視されます。

※2:「UNSPSC」の設定は任意です。

※3:各製品のUNSPSCコードを集約するための部品です。特定のUNSPSCコードの有無を判別したい場合などに利用できます。

※「購入者選択(部品キー:Buyer)」と「Amazon伝送メッセージ(部品キー:OrderMessageFile)」以外の部品に関して、必須項目や部品制御等で入力チェックを行う場合、初期値を設定するようにしてください。

※リスト型部品のレイアウトブロックは「ブロックキー」を「detailList」に設定してください。

設定手順

1. SmartDBアクセストークンの設定

システム管理画面より、「新連携オプション」をクリックします。

「オプショントークン設定」をクリックします。

共通設定で取得した「オプショントークン」を入力して保存します。

【SmartDBから取得する情報】

項目名 設定する値
SmartDB購入備品申請バインダID Amazon備品購入申請バインダのバインダID
SmartDB API トークン SmartDB新連携オプション共通設定で取得した値

2. Amazonビジネスでの情報取得

Amazonビジネスの「ビジネスアカウントの設定」-「購買システム」より、SmartDBパンチアウト接続の設定を取得します。

【Amazonビジネスから取得する情報】

項目名 設定する値
AmazonビジネスアカウントのログインID システムログインcXMLの「From Identity」の値
Amazonビジネスシークレット cXMLの「共有シークレット」の値
Amazonビジネス注文リクエストURL PO Request URLの値

3. Amazonビジネス連携設定

最初に管理画面のサイドメニューから「外部連携> 新連携オプション」をクリックします。

次に外部連携設定画面から、SmartDB連携オプションの「Amazon Business」をクリックします。

Amazonビジネス連携の一般設定の編集画面が表示されます。
必要な項目を入力し「保存」します。

【SmartDB連携オプション設定画面で入力する情報】

入力する項目 情報内容
ログインID AmazonビジネスアカウントのログインID
シークレット Amazonビジネスシークレット
注文リクエストURL Amazonビジネス注文リクエストURL
バインダID SmartDB購入備品申請バインダID

保存すると、「パンチアウトセットアップリクエスト」、「注文確定URL」が表示されます。

【SmartDBバインダ編集、業務プロセス編集時に必要な情報】

表示される情報 設定先
パンチアウトセットアップリクエスト 購入者マスタバインダのアクション部品に設定してください。
注文確定URL 備品購入申請プロセス(通知ロボット)のWebhookに設定してください。

4. バインダの編集(購入者マスタ)

事前準備で用意した「購入者マスタ」バインダのフォーム定義を編集します。

  1. 新定義フォームの該当のアクション部品(テンプレートでは「[PunchOutButton]購入ボタン」)部品をクリックして部品編集画面を開きます。
  2. URLを設定をクリック。

  1. アクション設定に連携オプションの編集画面で表示された「パンチアウトセットアップリクエスト」のURLを設定します。
  2. 「保存」します。

5-1. 業務プロセスの編集(パンチアウト)

事前準備で用意した業務プロセス定義(テンプレートでは「Amazon備品購入申請」)をドラフト編集します。

  • 「【通知ロボット】AmazonBusiness発注」を選択します。
  • Amazonビジネス連携設定の画面で取得した「注文確定URL」を通知ロボットのURLにアクション設定に連携オプションの編集画面で表示された「注文確定URL」を設定します。
  • 通知ロボットの設定を適用します。
  • 業務プロセス定義を正式版として公開します。

5-2. 業務プロセスの編集(パンチイン)

※パンチイン利用開始前にドリーム・アーツからAmazonジャパンへの手続きが必要です。利用する場合はドリーム・アーツ担当へお問い合わせください。

バインダ

パンチアウト用に編集したバインダをそのまま使えます。
購入者部品(部品キー:BuyerUser)の評価式を「編集可能にする」に設定変更してください。

プロセス

プロセスを下記のように設定してください。
【通知ロボット】を追加し、承認ステータスを通知する。

プロセス定義変更 設定値

アクティビティの設定

アクティビティの種別 担当者 通知方式 終了条件
通知ロボット 直前アクティビティ実施者 Webhook 処理完了を待つ

個別アクティビティの個別設定

アクティビティ
配置場所
Webhook URL
申請開始直後 https://xxx.smartdb.jp/coop/api/services/amazon-business/statusUpdateRequest/{id}?code=PIN-032-201
承認完了直後 https://xxx.smartdb.jp/coop/api/services/amazon-business/statusUpdateRequest/{id}?code=PIN-032-200
否認直後 https://xxx.smartdb.jp/coop/api/services/amazon-business/statusUpdateRequest/{id}?code=PIN-032-411

※xxx.の部分にはお客様の利用中のドメインに合わせた文字列を指定
※{id}はAmazon Business設定画面の注文確定URLの(~orderRequest/xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx)xxxx部分を指定

6.分割請求を利用する

分割請求を利用するためには、事前にAmazonビジネスアカウントの利用設定及び、請求先グループの識別コード設定が必要です。詳細についてはAmazon担当者にご連絡ください。

設定手順

  1. 部品キーを「BillToAddressID」に設定した「テキスト(1行)」部品を追加
  2. 請求先となるAmazon Businessアカウントのグループ識別コードを入力します。グループ識別コードを請求先のグループ毎にAmazon側に設定してもらう必要があります。

※部品キーを「BillToAddressID」に設定した部品には、正しい識別コード以外が入力されているとエラーになります。空欄の場合は問題ありません。

利用手順

一般ユーザでログインし、Amazonで備品を購入バインダから、購入ボタンをクリックします。
※パンチアウト設定では、購入バインダからスタート。パンチイン設定では、この過程はスキップされて次のAmazonの画面からスタートします。

Amazonビジネスのサイトが表示されます。
Amazonビジネス上で購入品目をカートに入れます。

購入品目をカートに入れ終わったら、レジに進みます。
配送オプション・支払い方法を選択し、「承認を依頼する」をクリックします。

Amazon備品購入申請バインダの文書登録画面が表示されます。
Amazonビジネス上でカートに登録した商品が、自動的に購入品目明細に登録されます。
必須項目を入力し、「登録」をクリックします。

文書を登録後、「業務開始」します。

各種アクティビティを実施すると、Amazonビジネスで発注が行われます。