Solr管理画面

Luxor Ver.2.0以降で利用しているSolr管理画面(Solr Ver.6.6.0)について説明します。以前のLuxorで利用していたSolrバージョン3.X系のSolr管理画面とは大きく変わっています。

Solr管理画面へのアクセス

Luxorモジュールをインストールする際、"addBasicIps"に設定したLuxor管理端末のブラウザバーに以下のURLを入力すると、Solr管理画面にアクセス出来ます。

http://10.2.2.65:10080/solr/index.html

複数台構成の場合、各台Luxorサーバの管理画面にアクセスすることも可能です。

http://10.2.2.63:10080/solr/index.html
http://10.2.2.64:10080/solr/index.html
http://10.2.2.65:10080/solr/index.html

注意
※ ユーザ名とパスワードが必要になります。ユーザ名とパスワードは、インストール時に変更可能です。変更方法の詳細については、『インストレーションガイド』「接続関連の設定」のluxorUserPassよりご参照ください。

※ setup.confのパラメータaddBasicIpsにてLuxor管理端末のIPアドレスを指定します。管理画面へのアクセス権限は運用に合わせて適切なIPアドレスを設定してください。

Solr管理画面の主な用途

Luxor Ver.2.0以降のバージョンにおいて、複数台分散配置を実現したSolrCloud対応があるため、複数台サーバ構成時の管理画面を例に説明します。一台構築の場合も同様です。

log4jのログレベル変更

Luxor Ver.2.0以降のモジュールをインストール後、デフォルトとしてlog4jファイルにおけるログレベルがERRORとなります。サービス運用中、Solr管理画面のlogging画面にてログの出力レベル変更が可能です。

ログレベル変更①

log4jのログレベル変更画面

ログレベル変更手順

1.アクセスするURL

http://10.2.2.63:10080/solr/index.html#/~logging/level

2.各ログ右側に付いているペンアイコンを押下すると、レベル選択画面が表示されます。レベル選択画面より調整可能です。レベル変更の反映には、サービスの停止/再起動が不要です。

注意
 ※ サービスを再起動すると、この画面による設定がlog4jファイルの設定に上書きされますので、ご注意ください。

※ デバッグ用途などで本修正方法を活用する場合、DA社が別途提供する手順に準じて変更してください。お客様各自による設定変更はお薦めしません。

ログレベル変更②

log4jのログレベル変更方法

Luxor複数台構成のステータス管理

Luxorサーバが複数台構成の場合、Solr管理画面の"Cloud"画面にてLuxor構築台数など各ノードのステータス状況を確認することが出来ます。treeビューやGraphビューなどの形式で確認することが出来ます。

アクセスするURL

http://10.2.2.63:10080/solr/index.html#/~cloud

下図は三台構築時の表示例となります。各サーバのステータス状況や稼働状況を監視できます。
(マスタノードにあたるリーダノードは、Zookeeperサービスによって自動的に選出されます。)

図 Cloud画面_Graghビュー

Cloud画面_Graghビュー

図 Cloud画面_Treeビュー

三台のLuxorサーバが稼働する場合、各キューの稼働状況が正常かを確認する画面となります。

Cloud画面_Treeビュー

コレクション状況

機能ごとのサーバ稼働状況などの情報をコレクション画面で確認出来ます。サイドメニューのCore Admin画面よりアクセス出来ます。

アクセスするURL

http://10.2.2.63:10080/solr/index.html#/~collections

図 Core Admin画面

コレクション状況

画面左上に"Add Core"ボタンが表示されていますが、Luxor Ver.2.1.Xへの手動追加は不要です。Ver.2.0以降のインストールモジュールには、コレクション追加コマンド(sh setup.sh -createCollections)が含まれ、インストールするとともにコレクションの追加が完了しています。

注意

運用中にサーバ増設が発生する場合、レプリカ追加することでコレクションが新サーバに反映されますので、手動の追加も要りません。

インデックスの検索

検索方法と検索結果の確認を説明します。

1.以下のURLをWebブラウザのアドレスバーに入力してSolr管理画面を表示し、Collection Selectionを開きます。

http://10.2.2.63:10080/solr/index.html

図 インデックスの検索①

Collection Selection

2.Collection Selectionプルダウンより検索対象機能を選びます。下記はINSUITE®のスケジュール機能を例としています。プルダウンより"Schedule"を選択すると、スケジュール関連情報の確認メニューが表示されます。

図 インデックスの検索②

schedule Collection search

3.Queryの入力エリア"q"にキーワード指定して"Search"ボタンをクリックすると、検索結果が表示されます。 

注意
キーワード指定のフォーマットに関しては、Solrの仕様に従います。タイトルをキーワードに指定したい場合、"title:キーワード"で、内容をキーワードに指定したい場合、"content:キーワード"で検索してください。下記は検索対象のtitleが"abc"となる指定例を説明します。検索結果の件数は"numFound"にて確認出来ます。検索結果ある場合と検索結果ない場合、それぞれの表示画面を下記例よりご参照ください。

図 検索結果がない場合の表示

schedule Collection search example

図 検索結果がある場合の表示

schedule Collection search example

コアごとのインデックス総件数確認

下記もスケジュール機能を例としています。コアごとにインデックスの合計件数を確認する場合、キーワード指定欄にて「*」を指定してください。
下記は指定例となります。

図 インデックス総件数の確認例

schedule search total

コアごとのインデックス総件数は、「LuxorのAbout画面」の「コアごとのインデックス登録数」を参照してください。

Solr管理画面が表示されない場合の対処法

  • Luxorのインストールを実行していない場合、Luxorをインストールしてください。

  • Luxorが起動していない場合、Luxorを起動してください。コマンドは下記:

    #sudo service solrTomcat restart
    
  • Luxorが起動できていない場合、luxor.logにエラーが出力されたかを確認してください。

  • Luxor管理端末のIPアドレスを"addBasicIps"に記述していない場合、addBasiclpsの記述が適切であるかを確認してください。
    記述が適切でない場合、下記手順よりsetup.confの設定を変更してください。

setup.confの設定の変更手順:
※ Ver.2.1を例にしています。各リビジョンに合わせ、読み替えてください。

   # cd /root/luxor.2.1
   # vi setup.conf

(addBasicIpsの修正)

   # sudo sh setup.sh -reflectConf
   # sudo service solrTomcat restart