Luxorの運用

検索画面

INSUITE®及びSm@rtDBので利用する検索画面を説明します。また、INSUITE®及びSm@rtDBのの検索可能な項目についても記載します。

INSUITE®の検索画面

INSUITE®の統合検索画面において、Sm@rtDBのデータを含めるすべての機能を検索することができます。検索画面は下図「INSUITE®の統合検索」を参照してください。Sm@rtDBも検索対象にしている検索画面となります。詳細に関しては、設定ファイルhibiki.datの記載を参照してください。

注意
画像の赤枠で示した「統合検索」ボタン以外に、各機能のサイドメニューの「文字列検索」からも遷移可能です。例えば、ライブラリ機能の文字列検索から遷移する場合、ライブラリ機能がデフォルトとしてチェックされた状態になっています。

図 INSUITE®の統合検索

INSUITE®の統合検索

Sm@rtDBの検索画面

Sm@rtDBでは、バインダ、文書、アプリ、プロセス機能の関連情報を統合検索することができます。検索画面は次の「図 Sm@rtDBの検索画面」を参照してください。下図の①を押下して開く画面にて検索タブ②を押下すると、Sm@rtDBの検索画面が開けます。

図 Sm@rtDBの検索画面

Sm@rtDBの検索画面

特定バインダのみを検索することも可能です。次の「図 Sm@rtDBのバインダ内検索」を参照してください。

図 Sm@rtDBのバインダ内検索

Sm@rtDBのバインダ内検索

検索対象の項目一覧

INSUITE®の検索対象は下記機能のデータとなります。検索対象それぞれの検索可能な項目に関しては、機能によって異なる可能性があります。

  • 連絡掲示板
  • スケジュール
  • 施設·設備予約
  • メモ
  • レポート
  • タスクリスト
  • ワークフロー
  • スマートページ
  • ライブラリ
  • ファイル共有
  • 連絡·通知
  • メーリングリスト
  • コンテンツ

Sm@rtDBの検索対象は下記機能のデータとなります。対象機能と検索可能な項目に関しては、Sm@rtDBの『リファレンスガイド_検索編』より参照可能です。

  • キャビネット/バインダ
  • 文書
  • アプリ
  • プロセス

注意
検索対象の閲覧権限に関しては、INSUITE®及びSm@rtDBの処理によって制御されます。
INSUITE®の閲覧権限に関しては、現状、検索対象の閲覧権限に関する記載は公開されたものがありません。Sm@rtDBの閲覧権限に関しては、『Sm@rtDBのリファレンスガイド_検索編』を参照してください。

検索画面に関連するQ&A

  • Q:INSUITE®またはSm@rtDBの統合検索画面で検索できないまたは検索結果が正しくない

A:エラーが発生している場合、「各種ログの出力原因·出力例·対処法」を参照して、各種ログを確認してください。また、INSUITE®とSm@rtDBの設定を見直してください。

  • Q:Luxorの問題を調査する際にどんな情報が必要ですか?

A:調査する際、以下の設定ファイルおよびログ一式が必要になります。

/var/log/luxor/solr.log
/var/log/luoxr/luxor.log
/root/luxor.2.1.X/setup.conf(Xは利用バージョンに変更してください。)
インストールチェックが失敗している場合、/root/luxor.2.1.X/installCheck.log(Xは利用バージョンに変更してください)
その他、手動で変更したファイル
INSUITE®のシステムチェックリスト
INSUITE®全APサーバの/home/DreamArts/logs/luxor/配下のログファイル
Sm@rtDB全APサーバの/var/log/hibiki配下のログファイル
事象発生時点の/usr/local/solr/tomcat/logs/catalina.outファイル

インデックス仕組み

インデックス作成&更新処理の仕組み

Luxorのインデックス作成·更新処理では、異常発生時にインデックス作成リクエストがLuxorサーバに届かず、インデックス作成失敗になってしまうことを防ぐため、インデックスキュー処理を導入しています。
Sm@rtDBのインデックス作成処理では、すべてのインデックス作成リクエストがキューテーブルに溜まる処理になります。一方、INSUITE®のインデックス作成処理では、送信失敗のインデックス作成リクエストのみをキューテーブルに保存され、キューに溜まったインデックスを定期的にLuxorに対して再リクエストする処理となります。処理の流れについては、次の「図 Luxorインデックス作成·更新処理の仕組み」を参照してください。

注意
※ INSUITE®のインデックスキュー処理は、INSUITE® Ver.3.4.1以降のバージョンにて導入した処理となります。

※ 添付ファイル付きのデータに対しては、データと添付ファイルの情報を別々に処理します。添付ファイル以外の情報を優先的に処理を行います。添付ファイルの処理はLuxorからINSUITE®、Sm@rtDBへ再リクエストを送信します。

図 Luxorインデックス作成·更新処理の仕組み

Luxorインデックス作成·更新処理の仕組み

A インデックス作成·更新リクエストを送信する
B インデックス作成·更新リクエストの送信結果を戻す
C Aから送信失敗のリクエストはインデックスキューに溜まる
D&E 定時処理時、DBのインデックスキューに溜まっているリクエストを再送信する
F インデックス作成·更新リクエストをすべてインデックスキューに溜まる
G&H DBのインデックスキューに溜まっているリクエストを送信する

① A,E,HからのリクエストをLuxorのインデックスキューに保存する
②&③ Luxorのインデックスキューにリクエストがあるかをチェックし、あると判断した場合、インデックス作成を行う
④ インデックス作成失敗のデータをエラーキューに移動する

注意
※ インデックス作成·更新添付ファイル情報を取得するには、Luxorサーバから製品のAPサーバにリクエストを再送信する場合があります。製品APサーバの再受信失敗の場合は、インデックスキューに含まれません。(「図 Luxorインデックス作成·更新処理の仕組み」の説明Cを参照してください。)

※ インデックス化対象となる添付ファイルの種類については、INSUITE®とSm@rtDBでは別々の処理となります。添付ファイルの種類については、インストレーションガイドの「Appendix」より参照可能です。ただ、対象種類の詳細に関しての最新仕様はINSUITE®及びSm@rtDBのドキュメントに準じます。

インデックス削除処理の仕組み

INSUITE®では、インデックスを削除する機能は提供していません。Sm@rtDBでは、Sm@rtDBツールのdelindexコマンドよりインデックスを削除する事が出来ます。

インデックス検索処理の仕組み

Luxorサーバの検索処理の流れを説明します。

1.INSUITE®及びSm@rtDBより検索リクエストを送信する
2.Luxorは、検索キーワードに基づき、インデックスを検索する
3.検索結果に対し、Luxorの閲覧権限チェックを行う
4.Luxorの閲覧権限チェック結果をINSUITE®及びSm@rtDBに送信し、INSUITE®及びSm@rtDBの閲覧権限チェックを行う
5.INSUITE®及びSm@rtDBの閲覧権限チェック結果をLuxorに戻す
6.権限チェック後の検索結果をINSUITE®及びSm@rtDBに戻す

図 Luxorインデックス作成·更新処理の仕組み

Luxorインデックス検索処理の仕組み

注意
※INSUITE®及びSm@rtDBに同梱されているテキスト抽出ソフトウェア"デ変研TFライブラリ"は、検索用のテキスト情報を抽出する処理を実行しています。 全文検索インデックス作成時に文字列を抽出する処理において抽出対象とするファイルサイズ上限値MAX_FILE_SIZEを、INSUITE®のdoccat.confと、Sm@rtDBのdefault.xmlファイルに対応しています。

※インデックスサイズが、INSUITE®及びSm@rtDBそれぞれの上限値を超えると、インデックス処理を中止し、検索キーワードがヒットしないこととなります。上限値の変更方法に関しては、INSUITE®及びSm@rtDBのドキュメントより参照してください。

『INSUITE アプリケーション・アドミニストレーションガイド』の「doccat.conf」についての記載
    『Sm@rtDB_運用ガイド』の「インデックス作成時の文字列抽出対象ファイルサイズ上限の設定」についての記載