新管理画面

Luxor Ver.2.1以降では、Luxor新管理画面が利用可能になります。

Luxor Ver.2.2にいくつ機能追加がありまして、本バージョンでは下記の5つの画面構成となります。
ダッシュボード画面、インデックスキュー管理画面、性能リアルタイム監視画面、処理失敗インデックス管理画面、Luxorチェックとの5つに構成される管理者向けの運用画面です。

※ 本管理画面にて行われるすべての操作は、サービス停止不要です。

新管理画面のアクセス

http://[IPアドレス]:[ポート]/solr/dashboard/index.html

注意事項
Luxorサーバが複数台構成の場合、各サーバのURLにてそれぞれを確認してください。

5つの画面を順番に説明します。


ダッシュボード画面

検索エンジンがインストールされているサーバ上の各種情報を集約し、各種情報の警戒値が確認可能な画面となります。
詳細は、「閲覧可能な情報一覧」よりご参照ください。

画面仕様

Dashboard画面

利用シーン

旧管理画面のAbout画面と同じく、検索エンジンの情報を集約表示する画面となります。バージョン情報、設定ファイルの設定値、CPUとメモリの警戒値などの情報が集約されています。

※ 旧管理画面のAbout画面も引き続き利用可能です。詳細は、「LuxorのAbout管理画面」よりご参照ください。

閲覧可能な情報一覧

番号 対象項目 説明
1 Luxorバージョン Luxor Packageのリビジョン番号が表示される(旧管理画面のAbout画面と同様な情報)。
2 ビルド日付 Luxor Packageの最終更新日時が表示される(旧管理画面のAbout画面と同様な情報)。
3 Solrバージョン Solrのバージョン番号が表示される(旧管理画面のAbout画面と同様な情報)。
4 インデックス情報
サイズと件数タブ
サイズ:Luxorのインデックス総サイズと機能ごとのサイズが表示される。
件数:Luxorのインデックス総件数と機能ごとの件数が表示される。
5 メモリ メモリの使用量と容量を数値と進捗バーの二形式が表示される。単位はMB。
使用量と容量の比例に関しては、
60%以下:緑色で表示される。
60%~80%の間:黄色で表示される。
80%超過:赤色で表示される。
6 CPU CPUの使用量が表示される。
使用量と容量の比例に関しては、
60%以下:緑色で表示される。
60%~80%の間:黄色で表示される。
80%超過:赤色で表示される。
7 ディスク ディスクの使用量と容量が表示される。単位はGB。
使用量と容量の比例に関しては、
60%以下:緑色で表示される。
60%~80%の間:黄色で表示される。
80%超過:赤色で表示される。
8 アクセス addAllowIpsとaddBasicIps情報が表示される。
addAllowIps:Solrへのアクセスを無条件で許可するIP。INSUITE® AP/管理サーバ、Sm@rtDB APサーバ/Luxorサーバ(複数台構成の場合)のIPアドレスを指定する。
addBasicIps:SolrへのアクセスをBASIC認証で許可するIP。Luxor管理端末のIPアドレスを指定する。
9 APサーバ接続 iseUrlとsdbUrl情報が表示される。
iseUrl:閲覧権限をチェックするリクエストの送信先を指定するINSUITE®用パラメータ。
sdbUrl:閲覧権限をチェックするリクエストの送信先を指定するSm@rtDB用パラメータ。
10 同時最大接続数 maxHostConnectionsとmaxTotalConnections情報が表示される。
maxHostConnections:INSUITE® APサーバ1台当たりの最大同時接続数。
maxTotalConnections:INSUITE® APサーバ全台への最大同時接続数。
11 スキーマ schemaISEVerとschemaSDBVerの設定情報が表示される。
schemaISEVer:INSUITE®のスキーマのバージョン設定。
schemaSDBVer:Sm@rtDBのスキーマのバージョン設定。

操作一覧

ダッシュボード画面では、閲覧のみの画面であり、操作可能な項目はありません。

注意事項

※ メモリ、CPU、ディスク欄では、警戒レベルが赤色になった際は、注意や対処を払う必要があります。


インデックスキュー管理画面

Luxorサーバに送信されるインデックス作成・更新・削除リクエストの閲覧と操作画面となります。

画面仕様

Queue Admin画面

利用シーン

インデックス更新キューがブロックになり、キューが大量に溜まってしまった場合、この画面よりインデックスキューへの確認・修復が行えます。

閲覧可能な情報一覧

項目名 説明
キューサイズ 現時点で処理待ちのリクエスト件数が表示される。
エンキュー件数 インデックスキューに入っているリクエスト件数が表示される。
デキュー件数 インデックスキューから出るリクエスト件数が表示される。

※ メモリ消費量を考慮し、上記項目は、ブラウザにアクセスした時点のサイズ情報しか取得しません。
(即時反映は対応しておりません。)

操作一覧

項目名 説明
インデックス更新制御 インデックス更新処理の停止・再開を制御するパラメータ。
ON:更新処理を行う。
OFF:更新処理を行わない。
デフォルトはON。
ONに設定している場合、「インデックス処理間隔」欄が表示され、インデックス更新処理の間隔が指定可能。
インデックス処理間隔 一件ずつのインデックス更新処理間隔(1つのインデックスを更新して、次のインデックスを更新するまでの時間)を手動で指定できるパラメータ。デフォルトは0。
インデックス更新制御機能をONに設定する場合にのみ表示される項目。
数値範囲には制限ありませんが、0~1000の整数値設定が推奨。単位:ms(ミリ秒)。
更新処理スレッド数 インデックス処理のスレッド数が調整可能な加速オプション。
(setup.confのパラメータupdateThreadNumと同様な働き。)
デフォルトは1スレッド。2~4スレッドに設定可能。
※2* CPU内核数の前提で2~4に変更することが推奨。
インデックス作成処理では、スレッド数に比例するメモリ消費量が発生する。サーバのメモリを確保した上、マルチスレッドに変更してください。
Indexing SwitchをONに設定する場合にのみ表示される項目。
リクエスト取得 インデックスキューを取得するボタン。GETボタンを押下する時点の状況が反映される。
1,5,10,20ずつに取得することが設定可能。
取得したキューに対して次の操作が行える。
①「詳細」ボタン:取得したキューの詳細情報を個別確認可能。
個人情報を保護するため、詳細ボタンより開いたエラーログ閲覧画面において、基本情報以外の内容を暗号化処理されている。
②「削除」ボタン:取得したキューを個別削除可能。
削除ボタンを押下後、「すべてのキュー情報を削除してよろしいですか?本削除操作実施後、削除されたすべてのメッセージのインデックス作成が出来なくなりますので、慎重なご操作を行ってください。」というメッセージが表示され、OKを押すと該当キュー情報が削除される。
※取得した件数とは別に、キューにブロックされた全てのデータを削除したい場合、画面右上の「クリア」ボタンより一括操作可能。
全て削除 キューに溜まっているメッセージに対し物理削除を行うオプション。
※慎重な判断の上、全て削除ボタンを実施して下さい。
全て削除ボタンを押下後、「すべてのキュー情報を削除してよろしいですか?本削除操作実施後、削除されたすべてのメッセージのインデックス作成が出来なくなりますので、慎重なご操作を行ってください。」というメッセージが表示され、OKを押すと一括削除される。
また、削除を実施した時点で、該当キューが全て作成済みになった場合、「選択したキューはインデックス作成成功したため、削除していません....」というメッセージが表示される。
作成中のキューは画面上において、「Current」と表示され、削除項目が表示されない。

※ 複数台構成の場合、任意一台サーバのActiveMQに対する操作は他のサーバにも反映出来ますので、一台ずつの操作は要りません。

注意事項

※ 削除操作が実施後、復元方法はありませんので、不要と判断した上で慎重に削除操作を行って下さい。


性能リアルタイム監視画面

性能リアルタイム監視画面は、LuxorサーバのCPU、メモリ、インデックス作成、インデックス検索の利用状況、との四つグラフより構成され、サーバの利用状況を即時確認可能な集約画面となります。

画面仕様

Status Watcher画面

利用シーン

  • 一定時間帯のインデックス作成・検索結果が返ってくるまでの平均時間を確認したい場合
  • 一定時間帯のインデックス作成・検索件数を確認したい場合
  • 一定時間帯のCPU、或いはメモリ消費ステータスを観測したい場合

閲覧可能な情報一覧

タブ名称 説明
全体 四つのグラフ(CPU、メモリ、インデックス作成、インデックス検索)とも表示される。
性能リアルタイム監視画面のデフォルト表示。
画面中央上では、期間選択用のカレンダが表示される。
CPU CPU使用率を確認する画面。
ブラウザでアクセスした時点から30分以内の情報が表示される。
メモリ Memory使用率を確認する画面。
ブラウザでアクセスした時点から30分以内の情報が表示される。
インデックス作成 インデックス作成時間と作成件数の確認画面。画面上部より作成時間と作成件数の表示切替えが設定可能。
デフォルトでは、ブラウザでアクセスした時点から30分以内の情報が表示される。※日、週、月単位やカスタマイズの時間帯表示に変更可能。
データは自動的に即時更新する。
他の時間帯を確認したい場合、二つの方法:
1) 画面上部にあるカレンダより時間帯を選択する。
2)グラフ下部のスクロールバーより時間帯を変更する。
インデックス検索 検索時間と検索件数を確認する画面。画面上部より検索時間と検索件数の表示切替えが設定可能。
デフォルトでは、ブラウザでアクセスした時点から30分以内の情報が表示される。※日、週、月単位やカスタマイズの時間帯表示に変更可能。
データは自動的に即時更新する。
他の時間帯を確認したい場合、二つの方法:
1) 画面上部にあるカレンダより時間帯を選択する。
2)グラフ下部のスクロールバーより時間帯を変更する。

操作一覧

性能リアルタイム監視画面では、閲覧のみの画面であり、時間帯カスタマイズ以外の操作は行えません。

注意事項

※ 画面上の項目は即時反映します。ただし、サーバの動作状況よりグラフの表示時間には実際より少々遅延があります。


処理失敗インデックス管理画面

インデックス作成・更新失敗した情報の閲覧と制御画面となります。

画面仕様

Error Queue画面

利用シーン

再実行ボタンの利用

  • データのインデックスが画面上に存在していない場合
  • インデックス作成失敗のログがluxor.logに出力された場合

削除ボタンの利用

  • 数回再実行を行ってもインデックスの作成ができず、データの整合性を保証できない場合

基本的には、削除より再実行操作の実行を推奨します。「再実行」、「削除」とも、該当エラーログの元データに対する処理となります。削除されたデータのインデックス再作成ができなくなりますので、「削除」ボタンの操作は押下する際の提示メッセージをご参照ください。

閲覧可能な情報一覧

画面の左にある絞り込み条件より取得したエラーキューの詳細情報を確認する項目。

※「詳細」ボタンより失敗したリクエストのすべての情報が表示されます。個人情報を保護するため、基本情報以外の内容は暗号化されています。

■ 絞り込み条件

①機能選択:機能による絞り込みが可能。すべてを選択して処理する場合、一括処理も可能。
②日付選択:エラーになった時間帯より絞り込みが可能。

■ 表示情報一覧

表示項目 説明
チェックボックス 単一チェックと一括チェックが操作可能。
一番上のボックスをチェックすると、該当ページの一括チェックが可能。
(※ 1ページに10件のメッセージが表示される。)
時間 エラーになった日付を表示する。
(※ 時間昇順で表示される。)
機能 エラーになった機能名を表示する。機能詳細は次となる。
Sm@rtDB:バインダ、文書、業務プロセス、アプリ
INSUITE®:連絡掲示板、連絡通知、ライブラリ、ファイル共有、スケジュール、施設予約、メーリングリスト、リマインダ、レポート、スパートページ、タスクTODO、ワークフロー。
タイプ エラーになった原因を表示する。
タイプ1:【添付ファイル更新失敗】(データ自体とデータの添付ファイルに対してのインデックス作成処理は別々なので、タイプ1は添付ファイルのみインデックス作成失敗しエラーになったのが原因)
タイプ2:【プログラムが処理途中の異常終了】(データ自体とデータの添付ファイルとも作成失敗との可能性がある)
二つタイプの対処法とも「操作」欄の再作成ボタンを利用し失敗したインデックスを再作成することでエラーログが解消される。
操作 操作項目では、三つオプションが用意される。
【詳細】オプション:エラーログの詳細画面が表示される。
【再実行】オプション:エラーになったメッセージを再作成する。
【削除】オプション:エラーになったメッセージ削除を実施する。

操作一覧

操作オプション 説明
削除 エラーになったメッセージの削除を実施するオプション。
※ 慎重な判断の上、Clearボタンを実施してください。実際に削除ボタンを押下する時、下記のように確認メッセージが表示されます。
「本削除操作実施後、削除されたすべてのメッセージのインデックス作成が出来なくなりますので、慎重な操作を行ってください。」
※ エラーメッセージの削除を行う前に、一般ユーザ画面に残っている元データの更新することを推奨します。
インデックス作成に失敗した場合、作成失敗のログだけを削除しても、データとインデックス間の不整合は解消されません。「エラーログ詳細画面」より、元データの情報を確認し、データの再更新をして下さい。
再実行 エラーになったメッセージの個別再作成を実施するオプション。
※ 本バージョンからSm@rtDBも個別データのインデックス再作成が可能になります。利用可能なバージョンについては「制限事項」の記載よりご参照ください。
一括削除 エラーになったメッセージの中、チェックしている分の削除を実施するオプション。
※ 慎重な判断の上、全て削除ボタンを実施して下さい。実際に削除ボタンを押下する時、下記の確認メッセージが表示されます。
「本削除操作実施後、削除されたすべてのメッセージのインデックス作成が出来なくなりますので、慎重な操作を行ってください。」
※ エラーメッセージの削除を行う前に、一般ユーザ画面に残っている元データの更新することを推奨します。
インデックス作成に失敗した場合、作成失敗のログだけを削除しても、データとインデックス間の不整合は解消されません。「エラーログ詳細画面」より、元データの情報を確認し、データの再更新をして下さい。
選択済みデータ再作成 エラーになったメッセージの内、チェックしたもので再作成できるメッセージのみ再作成を実施するオプション。
※ 本バージョンからSm@rtDBも個別データのインデックス再作成が可能になります。利用可能なバージョンについては「制限事項」の記載よりご参照ください。
全部再作成 検索されたエラーになったメッセージの中、再作成実施可能のすべてを再作成するオプション。
※ 本バージョンからSm@rtDBも個別データのインデックス再作成が可能になります。利用可能なバージョンについては「制限事項」の記載よりご参照ください。

注意事項

※ 該当機能は、該当サーバのエラーキュー情報のみが表示されます。
※ 削除操作が実施後、復元方法はありませんので、誤操作を避けるため、すべてデータ削除の操作を画面に用意していません。選択したデータ自体は、不要と判断した上で慎重に行って下さい。

制限事項

再作成操作に関しては、INSUITE® Ver.4.2以降、Sm@rtDB Ver.4.2以降のバージョンにて利用可能なオプションとなります。再作成操作できないバージョンを利用する場合、 「インデックス再作成機能を利用するためには、INSUITEとSm@rtDBのバージョンがVer.4.2.0以降必要です。」との提示メッセージが表示されます。

INSUITE®機能に対して、以下の機能のみインデックス再作成機能が利用できます。

library ライブラリ
schedule スケジュール
fa_schedule 施設予約
report レポート
smart スマートページ
ns_board 連絡・通知
board 連絡掲示板

エラーログ詳細画面

エラーログの「詳細」ボタンを押下する際に表示されるポップアップ画面の内容を説明します。
エラーログより元データ情報を限定する場合などに利用されます。

Name 説明 Valueの表示例
(※スケジュール機能のデータを例に)
owner オーナーアカウント 1000011
allow 公開アカウント 1000011、1000012、1000013
deny 除外アカウント 1000015
title タイトル 外出 9999999999999999
content 内容 外出 9999999999999999 test01 開始:2018年05月30日15時00分 終了:2018年05月30日19時30分
reg_date 登録日時 2018-05-31T05:34:09Z
component 機能 schedule
upd_account 更新者ID 1000011
public 公開・非公開フラグ true
upd_date 更新日時 2018-05-31T05:34:09Z
function 操作タイプ insert
id インデクッスID 1000011
attach 添付ファイルのURL schedule:/insuite/schedule/201805/02/2/2-1.png lllllllluuuuuxxxooor.png
MessageID ActiveMQメッセージのID ID:210luxor-18086-1527744510878-1:1:8:1:1
reg_account 登録者ID 1000011

Luxorチェック画面

全文検索機能に関する各種調査を便利に行うため、Luxorサービスのログ情報や設定情報を取得する画面となります。

画面仕様

Luxorチェック画面

利用シーン

全文検索に発生した問題を調査するためのログや各種設定情報を取得します。
いままで、サーバ管理権限がある運用者に手順を提示し、必要な情報を取得してもらう運用方法でした。
本バージョンからLuxorチェック画面より簡単に必要な情報取得が可能となります。

注意事項
Luxorサービスが起動されていることはLuxorの新管理画面を利用する前提条件となります。
Luxorサービスが起動されていない場合、従来のやり方でLuxorサーバから必要な情報を取得してください。

取得対象

対象項目 説明
Luxor Log Luxor本体のログ情報、luxor.log。
デフォルトではチェックされている。
Solr Log 検索エンジンライブラリであるSolrのログ情報、solr.log。
デフォルトではチェックされている。
Tomcat Log Tomcatに関するログ情報、catalina.logとaccess.log。
デフォルトではチェックされている。
Queue Log インデックス処理関連のエラーキュー情報、Error_Queue.log。
デフォルトではチェックされていない。。
Setting Files Luxorに関する設定情報、luxor.xml、activemq.xml、zoo.cfg、solr.xml、setup.conf。
デフォルトではチェックされている。
取得ログ範囲 出力ログの対象期間を指定する。

ダウンロード仕様

Luxorチェック画面からダウンロードしたファイルの命名規則は下記となります。

Luxor_SystemCheck_開始時間_終了時間_番号.zip

開始時間: 画面でログ時間選択の開始時間
終了時間: 画面でログ時間選択の終了時間
番号: 同名ファイルのオーバライドを防ぐための番号

例:Luxor_SystemCheck_20190101_20190108_1.zip