Appendix
用語解説
- コア
INSUITE®およびSm@rtDBの機能単位のことで、1つの機能を1つのコアとなる運用です。Solrに対して複数コアの設定を行った場合、コアごとにアクセスするURLが異なります。
- コミット
Solrにおけるコミットは、登録済みデータを検索結果に反映させる処理です。RDBのようにトランザクション処理を確定するためのコミット処理ではありません。
※ Solrのコミット方式には、ディスクへの同期を伴うコミット(ハードコミットとも呼ばれます)とは別に、ソフトコミットという方式があります。ソフトコミットでは、メモリ上だけでコミット操作が行われるためI/O負荷がかからず、更新内容が即座に検索結果に反映されます。だたし、JVMのクラッシュやサーバのハードウェア障害などが発生し、メモリ上のインデックスが失われた場合、変更内容が失われてしまう可能性があります。
- 最適化
Solrではコミット処理を行うたびに索引情報を保持したバイナリファイルが作成されるため、コミットを繰り返すとファイル数が増え続けます。ファイル数が増大することで、以下の問題が発生します。
- 検索時にロードするバイナリファイルが増加しI/O負荷が高くなることで、検索速度が低下する。
- ファイルディスクリプタ、またはファイルハンドルの消費量が多くなり、場合によっては不足する可能性がある。
この問題を回避するために、Solrには最適化(optimize)処理が用意されています。最適化処理を実行することで、バイナリファイルを最小限にまとめ直し、上記の問題を回避することが可能です。 Luxorでは、Solrの最適化処理機能に対して、処理が実施するまでの間隔時間を指定することより、最適化処理の自動実施する仕組みを対応しています。詳細に関しては、「最適化処理」の記載を参照してください。
- レプリカ
インデックスの複製のことです。Solrのレプリケーション機能を用いてインデックスの複製を作成し、負荷分散とクラスタ全体の検索スループットを向上させることができます。