全体

本バージョンでの不具合修正について説明します。

統合検索画面のページングで、検索結果の表示順に問題がある不具合修正

Ver.1.3.11 lxr-0285-2

概要

統合検索画面のページングで、検索結果の表示順に問題がある不具合を修正しました。

発生現象

統合検索でページングしてから、「並び替え」の項目を切り替えると、ページング検索結果が第一回目のページング検索結果になってしまう不具合を修正しました。

発生手順

再現する手順は下記です。

  • 統合検索画面のキーワード、対象機能で絞り込んで検索する
  • ページング操作でページ2に遷移する
  • 「並び替え」を他の項目に切り替える
  • ページング操作でページ2に遷移する

結果: 並び替え順変更後のページ2の検索結果が並び替え順変更前のページ2の結果になってしまう

発生バージョン

本不具合はLuxor Ver.1.3.9、 Ver.1.3.10で発生します。


権限チェックコネクションのタイムアウト設定値追加(仕様バグ修正)

Ver.1.3.11 lxr-0286-2

概要

LuxorからINSUITEやSm@rtDBへの接続異常や製品APサーバ高負荷により、権限チェックのレスポンスが長時間でLuxorに戻らない時、権限チェック処理がタイムアウトすると中止する仕組みを追加しました。

詳細

【変更前】

全文検索する際に、LuxorからINSUITEやSm@rtDBへの権限チェックリクエストにしばらく待ってもレスポンス応答がない場合、権限チェックコネクションはそのまま待ち続けます。 サーバ高負荷などで、INSUITE側の検索処理がタイムアウトになった場合も、Luxorは知らずに権限チェックの結果を待ち続ける状態になります。

【変更後】

setup.confに「authCheckTimeout」という設定項目を追加します。 設定が有効の場合、LuxorからINSUITEやSm@rtDBへの接続異常や製品APサーバ高負荷による権限チェックのレスポンスが長時間でLuxorに戻らない時、権限チェック処理がタイムアウトすると中止します。 これによって、コネクション資源を無駄に占有し続けることを防ぎます。

項目 内容
設定フアイル setup.conf
設定項目 authCheckTimeout
設定内容 LuxorからINSUITEやSm@rtDBへの接続異常や製品APサーバ高負荷による権限チェックのレスポンスが長時間でLuxorに戻らない時、権限チェック処理がタイムアウトすると中止する仕組み
設定値 単位: 秒(s) 0より大きい整数値
- 0: タイムアウト設定が無効
- 0より大きい整数値: 権限チェックタイムアウト時間
INSUITE側の検索処理タイムアウト時間の300秒より少し短い時間に設定することを推奨する
初期値 290

INSUITE、Sm@rtDB側の権限チェック処理が失敗する時、Luxor側の独自の権限チェックで閲覧可能な結果を表示するかどうかのオプションを追加しました。

項目 内容
設定フアイル setup.conf
設定項目 discardResultIfAuthCheckFail
設定内容 INSUITE、Sm@rtDB側の権限チェック処理が失敗する時、Luxor側の独自の権限チェックで閲覧可能な結果を表示するかどうかのオプション
設定値 0、1
- 0: INSUITE、Sm@rtDB側の権限チェック処理が失敗する時、Luxor側の独自の権限チェックで閲覧可能な結果を表示する
- 1: INSUITE、Sm@rtDB側の権限チェック処理が失敗する時、Luxor側の独自の権限チェックで閲覧可能な結果を表示しない
初期値 0

発生バージョン

本不具合はLuxorの最初バージョンより発生します。


ログ充実、ログ出力設定初期値変更(ログに関する仕様バグ修正)

Ver.1.3.11 lxr-0289-2

概要

Luxor、INSUITE、Sm@rtDBサービス間のやりとりをより調査しやすくするため、Luxor側の検索処理、インデックス作成処理に関するログを充実しました。

本バージョンでは、log4j.xmlの設定にログ出力プライオリティのデフォルト値を「error」から「info」に変更しました。

検索処理に関するチューニングをしたい場合、検索処理時間をログに出力するオプションを追加しました。設定方法は下記となります。

設定ファイル 追加項目 初期値 説明
setup.conf profLogLimitTime 0 単位: 秒
検索処理時間は設定のprofLogLimitTimeより長い場合、検索処理にかかる時間の詳細を出力する。デフォルト0の場合、該当設定利用しない。

制限・注意事項

log4j.xmlの設定ではログ出力プライオリティをデフォルトで「info」に変更したことで、 該当バージョンから、前のバージョンよりログ出力量が多くなります。
ログ出力量を気になる場合、下記のように設定変更してください。

変更
<category name="jp.co.dreamarts" additivity="false">
        <priority value="error" />
        <appender-ref ref="LUXOR_LOG" />
    </category>

追加:
<category name="jp.co.dreamarts.solr.reminder.LuxorOptimizeReminder" additivity="false">
        <priority value="info" />
        <appender-ref ref="LUXOR_LOG" />
    </category>

発生バージョン

本不具合はLuxorの最初バージョンより発生します。