Luxor管理画面
管理画面は、インデックスの検索やインデックス作成状況の確認を行う画面となります。通常のLuxor運用時にINSUITE®とSm@rtDB製品の一般ユーザ画面にて行い、Luxor管理画面を利用しません。Smar@tDBの検索仕様は、『Sm@rtDB_リファレンスガイド_検索編』より参照してください。
Luxor管理画面のアクセス方法
- Solr:http://<LuxorサーバのIP>:10080/solr
- Luxor:http://<LuxorサーバのIP>:10080/solr/About
Luxor管理端末からLuxorサーバにアクセスする場合は、ユーザ名とパスワードが必要になります。ユーザ名とパスワードは、インストール時に変更可能です。変更方法の詳細については、setup.confにてパラメータluxorUserPassの記載を参照してください。
管理画面の主な用途
管理画面では下記確認が可能となります。
- Luxorバージョンを確認すること
- インデックスを検索すること(※1)
- インデックス再作成の状況を確認すること(※2)
※1 特定文書のインデックス検索手順例は、「インデックス再作成に関連するQ&A」より参照可能です。
※2 インデックス再作成の完了確認方法は、「インデックス再作成の完了確認」を参照してください。
Luxor管理画面の情報
Luxorサーバに設定された端末より以下のURLをブラウザに入力しますと、管理画面が表示されます。
http://<LuxorサーバのIP>:10080/solr/About
下表では、Luxor管理画面にて参照可能な情報を説明します。
セクション | 取得可能な情報 | 説明 |
---|---|---|
System | Luxor Revision | Luxor PackageのRevision番号 |
Build Date | Luxor Packageの最終更新日時 | |
Solr Revision | Solr のバージョン番号 | |
Queue | Queue Size | データ登録キューの残件数 |
Queue Lock | (Luxor Ver.1.3.5にて追加)option.lockが利用されているかの表示。"Queue"の段落に追加している。 ・Luxorのディレクトリ/var/solr/failoverの下にoption.lockがあると、"/var/solr/failover/option.lock"で表示される。 ・Luxorのディレクリ/var/solr/failoverの下に、option.lockがないと、"no queue lock"で表示される。 |
|
Core(※1) | Size | Core毎のインデックス登録数 |
Query | Query(検索)のCnt(実行数)及びAvg(平均処理時間) (※2) | |
Add | Add(登録)のCnt(実行数)及びAvg(平均処理時間) (※2) | |
Delete | Delete(削除)のCnt(実行数)及びAvg(平均処理時間) (※2) |
※1:コアとは、Luxorの仕組みであり、INSUITE®およびSm@rtDBの機能単位のことはコアで管理します。検索実行時にコア対象に絞って検索することができ、応答速度の改善に役立ちます。
※2:検索・登録・削除の実行数及び平均処理時間は、Luxorサーバ起動後からの累計になります。Luxorサーバを再起動すると初期化されます。
Luxor管理画面に関連するQ&A
Q:インデックス件数の確認方法
A:インデックスの件数確認はLuxor管理画面とSolr管理画面とも行えます。コアごとのインデックス件数は確認可能です。Luxor管理画面による確認方法に関しては、「Luxor管理画面の情報」より参照してください。ここでは、Solr管理画面による確認方法を説明します。
【Solr管理画面にアクセス】
Luxorインストール時に、"addBasicIps" に設定したLuxor管理端末のブラウザにて、以下のURLよりアクセスしてください。http://<LuxorサーバのIPアドレス>:10080/solr
※登録する際、ID・パスワード確認ダイアログが表示されますので、luxorUserPassに設定したID、パスワードを入力し、次のSolr Admin画面が表示されます。上記URLより遷移した画面は、Solr内部情報取得用の画面です。コア毎の件数はSolr Admin画面から確認可能です。
【コア毎のインデックス件数の確認方法】
Solr Admin画面上にて件数を取得したいコアを"Cores:"欄から選択し、"Solr"欄のSCHEMA BROWSERリンクで開いた下記画面より確認可能です。次の画面中の"numDocs"は選択したコアに登録されている件数となります。
Q:インデックスの特定方法
A:管理画面にてインデックス検索する際、元データのタイトルなどの項目指定することより、インデックスを特定することができます。下記はスケジュール機能のインデックスを特定する手順を記載します。
項目指定の手順例:
1)"schedule"欄を押下します。押下後、"schedule"欄の表示がグレーになり、ブラウザのURLはスケジュール機能(コア)の管理画面になり、下記はURLとなります。
※他の機能を確認する際も同様で、URLよりアクセス可能です。
http://LuxorサーバのIPアドレス:10080/solr/schedule/admin/
2)Query String入力欄にて、検索キーワードを入力します。
3)Searchボタンを押下し、キーワード検索を行います。検索キーワードが含まれるデータが検索された場合、xmlフォーマットで表示されます。 ※下図は検索結果の一部のみを取っています。
検索結果がない場合の画面表示例:
Q:ID指定によるインデックスの特定方法
A:上記説明したインデックスの特定方法以外に、ID指定による特定方法もあります。特定方法の詳細については、下記例で説明します。
- Sm@rtDBの例:
特定の文書を検索する際、バインダIDと文書IDの組み合わせを指定します。Query String:欄にて検索対象のIDを指定して、searchボタンを押すことより、検索結果あるかを確認できます。
バインダID:10010 文書ID:99
指定例:
Query String: 欄にて"id:10010_99"で指定します。
- INSUITE®の例:
ライブラリ機能のファイルを特定する際の例で説明します。
指定例:
1. ファイル一覧の[i]ボタンをクリックし、ファイル詳細画面のブラウザURLバーよりgid,bid,docnoの値を確認します。
2. Solrの管理画面にてライブラリを選択し、Query String: 「id:{gid}-{bid}-{docno}-*」と指定して検索します。上記の変数部分の意味は以下の通りです。詳細については、両製品の仕様書を参照してください。・{gid}: 登録グループのGID
・{bid}: 登録フォルダのBID
・{docno}: 登録ファイルのDOCNO
Q:管理画面が表示されない場合の対処法
A:それぞれの対処方法はより確認してください。
-
Luxorのインストールが実行していない
Luxorをインストールしてください。 -
Luxorが起動していない
Luxorを起動してください。 -
Luxorが起動できていない
ログを確認し、エラーが出力されたかを確認してください。 -
Luxor管理端末のIPアドレスを"addBasiclps"に記述されていない。
addBasiclpsに記述する。(複数の場合はカンマ区切り、スペースは入れないでください。)
記述が適切でない場合、setup.confの設定を変更し、インストールスクリプトのOptionに-refrectConfを指定して再実行してから、solrTomcatを再起動してください。(Ver1.3.8を例に)# cd /root/luxor.1.3.8
# vi setup.conf
(addBasicIpsの修正)
# sudo sh setup.sh -refrectConf
# sudo /etc/init.d/solrTomcat restart